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1. 運命の逆転
グレン・クローズって不思議な存在感がありますね.この映画では被害者なのですが、複雑で、奥行きのあるな演技でした.閉塞感のある世界の住人の役を演ったら、ほんとに巧い.8点(2001-11-02 09:50:38)
2. 海の上のピアニスト
ティム・ロスの、スッコーンと抜けた青空のような、空洞のような表情がよけいな感情を廃していて、巧いなと思った.ピアノを弾くシーンがやはり圧巻で、あの演技には敬服.あそこにもっていくまでの彼の努力にも敬服.共演のP. ビンズも(瞳孔が微妙に揺れるんですね.)底抜けのいいヤツで、泣かせる.滅びの美学を毅然と見せるんだろうな、と思いつつ映画は進行していくが、「陸にあがって海を見」せたかったな、とも思う.ラストの爆発シーンは要らないと思ったので8点.8点(2001-11-01 22:24:42)
3. ヴァージン・スーサイズ
全体が淡い印象の中で、J. ウッズの父親と、K. ターナーの母親(裏を返すと巧いのだが)が、なんともやりきれない存在感で立ちはだかっていて微妙な暗さがある.虐待をするわけでもなく、社会的にも立派な外見を持つ彼等の持つマイナスベクトルは、実は抗うことが全く無駄だと思わせるような頑迷さを伴っていて、この重苦しさをよく演出していたと思う.5点(2003-08-13 21:12:08)
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