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1. 宇宙戦艦ヤマト 完結篇
《ネタバレ》 ヤマトの幕引きとしてはストーリーやテーマは理解できるが、
ドラマチックにしようとして作品のリアリティや説得力が低くなってる気がします。
最も顕著な部分は多くの方が書かれてるように沖田艦長の生存でしょう。
さらばと区別するため古代や雪を死なすわけにはいかなかったのだろうが、
1作目のラストシーンを台無しにしてまで復活させる必要はあったか疑問である。
劇中でも沖田ならではの采配も特になくヤマト自沈のためのトリガー要員に過ぎないように思う…。
アクエリアスの女王(女神)なんかも唐突にあらわれすぎて戸惑ってしまう。
しかもヤマトクルーのリアクションが薄いため謎のまま話が進んでしまうし。
また偵察機が見つけたアクエリアスの受信施設、
こちらを破壊すれば手っ取り早く確実にワープを止められたと思うのだが、
沖田艦長や真田技師長がこれをスルーしたのも納得いかない。
敵の機動要塞への着表はヤマトにメリットがないのは明らかだと思われるのだが、
案の定コスモタイガーが発進できなかったりいらぬ白兵戦をしかけられてしまう。
あげくは操艦の必要性が多分にあるであろうに、島は白兵戦に参加し負傷してしまう。
ここまで死なす気満々では島の死は感動的以前にしらけてしまう。
ディンギルの少年も重要な役どころっぽいのに名前も明かされずに退場してしまうし。
ルガールの脱出艦隊との戦闘でヤマトが戦闘を行う危険性はわかるのだが、
せめてコスモタイガーだけでも出してよと思いました。
あいかわらず突っ込みどころ満載のヤマトクオリティーではあったのですが、
物語を盛り上げるための数々の演出が作為的に見えすぎて低評価になってます。
どうも良かったと思えるシーンがなかったなあというのが正直なところです。
(死ぬ目にあったのだからヘルメット着用の指示はもっと早くして欲しいなぁ)
(今回のコスモタイガーのカラーリングも好きじゃなかったり…)
(デスラーの涙もいらんかったと思う)[DVD(邦画)] 3点(2011-07-02 10:50:18)《改行有》
2. ウォッチメン
《ネタバレ》 まず勧善懲悪ヒーローものの爽快感を求める人は見ないほうが良い作品。
そこから1歩踏み込んで、正義のヒーローの存在意義や、
善悪の基準ってどうやって決めてるの?など疑問を持ち、
追求妄想したことのある人は一見の価値はあるかもしれません。
ウォッチメンのメンバーの中でもドクター・マンハッタンの存在は興味深かった。
他のメンバーが普通の人よりやや優れた程度の存在なのに対して、
ずば抜けた力の持ち主で、その力を使えば恒久的な平和も作れてしまうのではと思えるほど。
しかし人間離れした存在となったゆえに、人類に対しての興味が薄れているようであり、
まさに神に近い存在として書かれているのがおもしろかった。
そしてもう一人、ロールシャッハの揺るがない正義感は格好良かった。
彼は神の存在を否定することで、自らの心の中で善悪を判断することになるが、
マンハッタンとは別の意味で神(正義)の心を手に入れたように思える。
ヒーローらしからぬ風貌がまた心憎いキャラクターだった。
しかしまあ、おもしろい作品だと思うが素直に楽しめたかというと微妙。
ヒーローが現実に存在したらという仲間内の妄想話のレベルのものを、
映像作品化されたものを見せられて、そこまで乗っかれないかなという感じもしました。
原作を含むアメコミを読み込んでいれば、また違った感想を抱いたかもしれませんが…
(こちらのレビューを見るまで原作の存在を知りませんでした。
一応ファン向けの映画ということでしょうね)。
[DVD(字幕)] 6点(2011-01-18 13:15:45)(良:1票) 《改行有》
3. 宇宙戦艦ヤマト
《ネタバレ》 ヤマト2から見始めたせいか、ガミラス艦よりは彗星帝国メカのほうが好きだったり、
ブラックタイガーよりコスモタイガーが好きだったりと、やや評価下がるんですが
(三段空母や戦闘空母は好きですがね)、
ストーリーは最初のが一番おもしろいかなと思います。
劇場版でも反射衛星砲、ガス生命体、ドメル艦隊決戦、ガミラス本星での酸の海と嵐と、
様々な戦闘が見られますし、わりと序盤でばれちゃってる気もしますが、
ガミラスとイスカンダルの双子星のアイデアなんかもおもしろいと思います。
また14万8千光年という絶望的な距離を行かねばならないという、
「俺たちは本当にイスカンダルへ辿り着けるのか?」
という大きな不安とわずかな希望の雰囲気がたまらなく感じられるのは、
この最初のシリーズだけだと思います。
ただヤマトの不死身ぶりはもう健在でドメル司令が可愛そうになってきます(笑)。
一応序盤も丁寧に描かれてますので導入編としては悪くないかもです。
まあTVの焼き直しの切り張り状態ですので映画としては低評価になってしまいますが
(それでもラストの沖田艦長の台詞では涙ぐんでしまいました)
(この最初のシリーズで終わっていれば名シーンだったのですがね…)。
ラストといえば、イスカンダルに着いて以降はあっさり終わるのもちと寂しいです。
イスカンダルでの波乱やデスラーの執念、雪の覚悟に真田さんの機転と、
結構見ごたえがあると思うのですが…。
劇場版で興味を持たれた方はぜひテレビシリーズを見て欲しいと思います。
各話の最後の地球滅亡まであと○○日がこの旅の困難さを物語っています。
[DVD(邦画)] 5点(2010-08-23 17:47:00)《改行有》
4. ウォンテッド(2008)
《ネタバレ》 昨日までの自分とは違う生き方、曲がる銃弾、殺しリストを紡ぎ出す織機と、
おもしろいエッセンスが多く楽しめる作品でした。
(父親?との)二人の銃撃戦が列車の脱線転落につながるところも意外でしたし、
窓を撃ち抜いて脱出するところは美しかったです。
最後に掟を守るのか、自らの運命を切り開くのか?
スローンがその場にいたメンバーに選択を迫るシーンは良かったです。
(制作側が自身が問題提起した)暗殺者自身が暗殺リストにのったときどうするのか、
というある意味矛盾ともいえる事柄について主人公はどう選ぶのか、
興味深く見てましたが、フォックスがあっさり仲間を道連れに自害、
結局主人公はなにを選びスローンを殺したのかわからずじまいで、
どうもすっきり見終われませんでした(単なる復讐か?それとも掟遵守なのか??)。
そういえばアンジェリーナ・ジョリーがいけてないときがあるなと思ったら、
拒食症とかだったんですね。納得です。[DVD(字幕)] 6点(2009-04-19 20:31:27)《改行有》
5. ウエストワールド
《ネタバレ》 いまならバーチャルリアリティとでもいうんでしょうが、
ロボットを使ったテーマパークが舞台です。
ウエスタン世界で好き放題しちゃおうって感じの展開ですが、
ロボットに仕返しされてしまいます。
他の方も書かれてますが、壊れたロボガンマンが
ターミネーターを連想させます。
じわじわ追いかけてくる様がかなり怖いです。
(顔の中は意外とスカスカなのが笑えます)
中世舞台の小間使いは可愛かったです。
その胸元が…。
スタッフがモニターしてる裏側を知ってしまうと、
欲望全開の行動を起こすには、ちと勇気が必要かもですね。[DVD(字幕)] 8点(2009-02-05 20:59:41)《改行有》
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