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プロフィール |
コメント数 |
1907 |
性別 |
男性 |
年齢 |
62歳 |
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1. 噂の二人
題材が変わっていて、とても妙味のある映画。この時代に同性愛というのも斬新だが、
一つの嘘が人から人へ伝達されるうちに・・・という、人間社会の怖さを丁寧に描写しており、
最後までじっくりと見入ってしまった。そういった意味では社会派ドラマでもあるが、
二大女優のオードリー・ヘプバーン、シャーリー・マクレーンが双方出しゃばらず、
平凡な女性教師役に徹しているのにも好感が持てる。彼女たちにも増して存在感抜群だったのが、
嘘つき少女。もうホントにニクたらしくて、よくこんな子役を見つけてきたなぁと、
感心してしまうほどのハマリ役。総体的に地味な内容の作品だが、なかなかのお薦め作です。[DVD(字幕)] 7点(2012-08-18 10:48:26)(良:1票) 《改行有》
2. 美しさと哀しみと(1965)
川端康成原作ということで、京都と鎌倉を舞台に、古都の風景を交えた文芸色の濃い作り。
基本的に同性愛を題材にした作品ではあるが、耽美な世界も下世話にならないレベルで表現、
また女の情欲、愛憎もよく伝わってくる。小悪魔的な加賀まりこは適役だと思うが、
芝居がかったセリフの連続には好き嫌いが分かれるところか。ラストも今一つかな。
八千草薫と渡辺美佐子は問題なし。個人的に主人公の妻役を演じた渡辺は好きな女優さんなので、
こちらの夫婦の愛憎シーンを中心に見たかった。[DVD(邦画)] 5点(2012-07-31 05:29:46)《改行有》
3. ウエスト・サイド物語(1961)
「ロミオとジュリエット」を現代風にアレンジした、ドラマ仕立てのミュージカル映画。
元々ミュージカルが苦手なので、冒頭のシーンからヤバいと思ったのだが、
そんな心配も杞憂に終わり、最後まで楽しく鑑賞できた。ベタな恋愛悲劇なので、
ストーリーは好みが分かれるかもしれないが、出演者達はダンスや歌がうまくて見応えがある。
「サウンド・オブ・ミュージック」同様、映像、音楽、演出に優れており、
いかにも大作だなというミュージカル作品に仕上がっている。・・・と思ったら監督さんが同じだった。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-15 11:37:18)《改行有》
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