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プロフィール |
コメント数 |
87 |
性別 |
男性 |
年齢 |
32歳 |
自己紹介 |
採点は甘め。 でも、10点は特別に好きな映画にだけ。 |
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1. ウルフ・オブ・ウォールストリート
《ネタバレ》 清々しい映画だ。
人を騙し、法を犯し、金をガッポガッポ手にしたジョーダン・ベルフォート。
そんな彼が会社を失い、家族を失い、投獄されてしまうのだが、それを特に惨めには描いていない。
なぜなら、これはベルフォートの自伝に基づいた映画だから。
彼の嘘に騙された被害者の顔が一つも出てこない本作は、ベルフォートの青春映画なのだ。
だから悪びれる必要なんてない。
これが彼の謳歌していた青春だから。
自分のやったことが正しくないということぐらい、ベルフォートも分かっているだろう。
ただ、自分は絶対に"勝ち組"だった。勝っていた。
ベルフォートはその自信を持って過去を振り返っていると思う。
「コカインと風俗をやらずにこんな仕事できねえよ」
「俺は金持ちと貧乏を両方経験したが、絶対に金持ちの方が良い」
「全ての悩みを金で解決できるようになれ」
欲望剥き出しの直球すぎる台詞たち。
深みもへったくれもなくて大好きだ。
著名な監督と豪華キャストが集結した制作費1億ドルのハリウッド映画なのに、とてもギラギラしている。
傑作である![ブルーレイ(字幕)] 9点(2020-10-19 00:38:44)《改行有》
2. 海よりもまだ深く
観終わったあと、少しだけ元気が出た。
僕は23歳の大学生。4年間大学に通ったけど、友達はあまりできず、サークルにも入らず、勉強も適当にやり過ごしてきた。周りの人たちの真似をしながら続けたしょぼい就職活動の末、なんとかとある会社から内定を頂いたものの、なんか自分の人生が気に食わなくて、卒論を書かずに留年し、現在休学中。絶賛親の脛齧り中のダメ人間だ。
そんな自分に、この映画は「ダメでも生きていて良いんだよ」と優しく微笑みかけてくれたような気がした。とりあえずは生きてれば良いんだよ、と。今の自分のために作られたんじゃないかと思うくらいバッチリとハマった。
映画の中で、ダメダメな阿部寛を樹木希林が温かい心で包み込むというような親子関係が描かれているが、ちょうどこの映画そのものが樹木希林で、観ている僕が阿部寛になっている感じだった。不思議な感じだった。でも、そんな感じを味わったのは僕だけじゃないと思う。僕以外にもダメ人間はいっぱいいるはずだ。いっぱいいてほしい。そして、その全員がこれからちょっとずつ幸せになってほしい。なんとなく僕も頑張ろうと思った。[映画館(邦画)] 8点(2016-06-16 00:14:50)(良:2票) 《改行有》
3. ヴィジット
可愛い。YouTubeに投稿したラップ動画が300回再生されたことを得意気に話す弟くん。可愛い。愛すること愛されることにトラウマを持つ母親の過去を探るためにドキュメンタリーを撮影しようとするお姉さん。健気で可愛い。会社の仮装パーティーがあると思い込んで正装して出掛けようとするおじいちゃん。もう退職してからだいぶ経ってるはずなのに、うっかりさんだなー、可愛い可愛い。そして、子供たちのかくれんぼに途中から勝手に参加しちゃうおばあちゃん。茶目っ気たっぷりで今回一番可愛かった。自分は親戚の家に行くのは退屈で仕方なかったけど、この人たちとなら楽しい時間が過ごせそう。和む映画。ドキッとする映像を少ーしだけ挿入することによって、飽きさせない作りになっていたのも良かったですね。[映画館(字幕)] 7点(2015-10-30 11:12:50)
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