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1. 誰も知らない(2004)
痩せた上半身と鋭い目。あの年代の男の子にしかない入り組んでいる純真な心。主役の男の子の存在感は圧倒的で、彼が画面にうつるだけで心をえぐられる感じがした。
すばらしい映画に会ってしまった。
監督のうまいところは、母親を鬼と描いていないところだ。
母親を一方的に悪と決めていないからこそ、兄弟姉妹のつらさ苦しさが強調されていた。
私は映画の中にすーっと入ってしまい、心の中で自分の感情を確認しないまま泣き、エンドロール後もしばらく呆然となり、その日の夜は眠れなくなって、脇で寝ている7才の娘の顔をわけもなく眺め、うちの電気ガス水道は止まっていないな、と確認した。[ビデオ(字幕)] 10点(2005-04-18 12:26:12)(良:1票) 《改行有》
2. たそがれ清兵衛
真田の木訥とした庄内弁、りえの抑えた表情や仕草、田中泯の脛、良かった。しかし難点多数アリ。真田の家、中はあんなにボロボロなのに、どうして外見はきれいに手入れされてて立派なの?鶏がいるわりに糞も見かけられない。真田、「たそがれ」と呼ばれるわりに、どうしてよく喋るの?あんなに意見をきっちり言えるって、キャラ的におかしいのでは?なんだかなあ。ま、りえちゃんの着物姿は美しく美しく完璧で、いいもの見せてもらったから、いいっか。5点(2003-10-21 10:06:46)
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