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1. ダ・ヴィンチ・コード
《ネタバレ》 原作は読むほどのものではないと思っていたけれど,話題が多い(笑)映画なので初日に観てきました。シネコンでタイムシフトで上映しているおかげで意外と簡単に観ることができるのは結構なことです。しかし上映禁止騒ぎとかはイスラム社会じゃあるまいし,映画会社のやらせなのかも。結局はルーブルに始まりルーブルに終わるのですが,教祖に子孫がいたかいないかは世襲制を排することを決定した宗教にとっては本質ではないはずのことで,これだけ話題を作れるのはいい着眼ですな。原作がどうなっているかは知らないけれど,暗号にキーがエニグマみたいに26文字で,しかも5文字の英単語と言うのはやはり観客のレベル(当時の教養人ならラテン語,24文字のはず)に合わせたものでしょうか。気合の入った修行僧の演技とジャン・レノの刑事役も光っています。[映画館(字幕)] 6点(2006-05-20 17:14:53)
2. タイムライン
《ネタバレ》 原作は2年前に読んだのですが、映画は時間を6時間と切り詰めている関係か、原作で絵になりそうな梁の上での決闘や槍試合などがなくて、城の攻防をめぐる混乱ばかりで非常にわかり難いものになっています。折角これだけ時代考証に努めたのだからもっとゆっくりしたテンポで見せればいいのに。二人の若手考古学者が身軽な女性と体育会系の古武器研究家で、主人公らしいのはダメ男って笑える組み合わせなのにあまり生きていません。高性能コンピュータで情報を圧縮してワームホールを潜らせると言う技術の解説はもっと模型などで説明する必要があった筈だと思えます。14世紀の城なんてあの程度のものでしょうけれど、結構金をかけている様子なのに説明不足で話題性も乏しくなっているようです。映画の入りは非常に悪かったです。いっそ原作にあったような転送失敗の猫とか見せたほうが、気持悪いけれど話題作りにはインパクトがあったかも知れません。クライトンものにしては失敗作だと思います。次は「Prey」が控えているらしい。6点(2004-01-21 22:16:19)(良:2票)
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