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1. 大平原
《ネタバレ》 デミル監督による西部劇の傑作!オープニングの線路は続くよ何処までもが流れ、そこから最後まで眼の離せない会話と西部劇ならではの凄い迫力あるシーンの連続にどんどん引き込まれていきます。バーバラ・スタンウィックの強い女性像、周りの男達に全く怯まない。仲間を殺された復讐をする為に男達に闘いを望む姿のカッコ良さ、インディアン達が襲って来ても逃げない。それどころか銃を片手に放つなど、とにかくカッコ良いのだ。開拓時代のアメリカの夢でもある鉄道建設に向かう男達、邪魔する沢山のインディアンとの死闘、列車を使った迫力満点のシーン、列車に向かって落ちてくる家、火の中飛び込んで行く男達、雪の積もる中、走る列車、落ちて行く列車など、この映画は今の映画みたいに何でもCGで誤魔化すような事がなく、そのスケール感といい迫力といい映画が活動写真である事をきちんと見せてくれています。西部劇と言えば男の物であるイメージがあるが、この映画はバーバラ・スタンウィックの演じる強き女性による決して男だけが楽しめる作品にはなってない。そこがこの映画の1番の素晴らしさです。[DVD(字幕)] 9点(2021-02-21 19:07:31)
2. 丹下左膳餘話 百萬兩の壺
《ネタバレ》 おそらく昭和初期の日本の時代劇映画で最も人気のあったヒーローの一人が丹下左膳だと思うようなことを何かの本で見たことがあるけど、この映画を観て解った気がします。テンポが良くて、面白かったです。役者の雰囲気も演技にしても現在の日本映画とはまるで違い、観ていて安心出来る面白さがあります。喜劇として、パロディ映画としても面白かった。やたら百万両の壺にこだわるところは笑ってしまいます。[DVD(字幕)] 8点(2005-06-16 22:16:47)
3. 第3逃亡者
ヒッチコックお得意の無実の人間が犯人に間違えられる。出だしからして傑作の予感も、あれ?何か違うぞ?ヒッチコック作品にしては平凡、普通に楽しめるけれど物足りない。ハラハラ、ドキドキ、そして遊び心もあるにはあるけど私の好きなヒッチコック映画からしたらこのぐらいでは満足できない。女優の魅力も今一つです。色んな仕掛けで楽しく見せる上手さは所々感じられるし、それなりに楽しめるけど、何度も言う様にヒッチコック作品にしては平凡、普通です。それでも、今時の中身スカスカ、ハリウッド大作等に比べたらマシです。[DVD(字幕)] 6点(2016-11-21 18:51:59)
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