みんなのシネマレビュー |
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21. ターミネーター2 《ネタバレ》 前作で徹底的にその存在感を見せつけたターミネーター。それが味方になるというこの上ない安心感と自然な設定、ストーリー。そして前作を上回る、これまた圧倒的なT-1000。CGの凄さにも驚かされたが、CG全盛の今見ても独特のアイディアと質感は全く陳腐になっていない。そして、普通に考えればありがちで安っぽい、少年とロボットの交流を、安っぽさなど微塵も感じさせず描いている。与えられた任務は完璧に突き通すターミネーター。劇中で様々な学習は重ねていくけれども、人を殺さないと誓った通りに誰1人殺さなかったのは、ただジョンの命令に従っただけにすぎない。本質的には人間らしさとは程遠いターミネーターの行動に、観る側はこれ以上ない程の人間臭さを感じ、ラストで涙できる。映画というメディアで、心の底から大泣きしたのは後にも先にも本作だけだ。相手が自分を決して裏切らない、こんな頼もしいことはない。それを無条件で信じることができる、こんなに安心できることはない。人を殺してはいけない、こんなに簡単で難しいことはない。全てを無機質なターミネーターが、その圧倒的な存在感で語ってくれる。ホント最高だよ、この映画。(2006/07/29 追記:これを観て10年経ってから「素晴らしき哉、人生!」で心の底から大泣きしたので前言撤回します。映画っていいですねー。)[映画館(字幕)] 10点(2006-07-29 18:47:12)(良:1票) 22. ダ・ヴィンチ・コード 原作は読んでいないので、どこがどう端折られたのか知らずに観た。「原作を読んでいないと難しくてついていけない」との前評判があったので不安だったが、ちーとも難しくなかった。キリスト教の知識というか一般常識程度の知識があれば十分についていけるし、謎解きもまあまあそれなりの完成度を保っていたので楽しめた。。。が、オチがあまりにも陳腐でやってられない。そこまでの話を考えたならもう少しマシなオチを用意してくれよ・・・観る前から想像つくじゃん、そんなオチ。要するに「世間でいわれているほどつまらなくはないし、世間でいわれているほど面白くもない」というのが感想。[映画館(字幕)] 4点(2006-06-12 12:47:42) 23. ダンボ(1941) 何故か家にビデオがあったため、子供の頃何度となく観た。なぜかディズニーで1番観ている作品。だが、いじめられーの話は嫌いです。まあ、ダンボは頑張ったけどさ、世の中みんな頑張ってるんだってば。子供ができたら、また一緒に観ます。[ビデオ(吹替)] 6点(2005-07-21 06:25:30) 24. ダンテズ・ピーク ばあさん、そこで降りちゃダメだって。[ビデオ(字幕)] 1点(2005-07-21 06:25:12) 25. ダンサー・イン・ザ・ダーク 観ていて重くなる、いかにもな救いのない物語だが、セルマの自分勝手さにケチがついてどうしても感情移入できなかった。母親よりも光の方が子供にとって大事なんて話はきいたことがない。話題性のある映画には抵抗を感じる私の性分も手伝って、泣きも笑いもできなかった。曲は良かったけど。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-07-21 06:24:53) 26. 007/ドクター・ノオ 《ネタバレ》 映画史にこれだけの巨大シリーズを打ち立てたのは凄い。ポカはやらかしても、ぶっ飛んだ作品を残さずによく20作も続いている。そんなシリーズの第1作なんだからそれだけで価値があるといってもいいと思う。確かに本領発揮は次作からということになるのだが、本作の「スミス&ウェッソンは6発だよ」というセリフがシリーズ中1番好き。ちくしょう、カッコいいぞボンド。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-07-14 22:07:42) 27. ダイヤルMを廻せ! 完成度が非常に高く、完全犯罪のはずの計画が崩れていく展開にリアリティがある。テンポ良く二転三転していくので、最近のサスペンスと違って結末がなかなか読みづらい。無駄にごちゃごちゃしていないし、スッキリとまとまっているので意外と軽い心持ちでも話についていける。グレース・ケリーが素敵すぎる。オススメ。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-14 22:02:51) 28. タイムマシン(2002) それなりの、安っぽくない作りになっているので、まあよしとするか。といったレベル。個人的には肝心のタイムマシンが20世紀の頭という舞台には全く似合わない質感で、オリジナルにあった風情が損なわれているのが残念。[映画館(字幕)] 4点(2005-07-14 22:01:56) 29. タワーリング・インフェルノ もうね、この2人に出られたら何も文句言えないじゃない。ズルいっすよ。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-13 17:50:45) 30. 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ クリスマス博士は「スターシップ・トゥルーパーズ」の印象が強いので、彼女の方が悪役にハマる気がした(別に悪役やってたわけじゃないけど)。かといってソフィー・マルソーと体温上げても微妙かもしれないけど。ちょっと敵ボスの生き方に同情した。変な言い方だけど死ねてちょっと幸せだったかもしれない。私はブロスナンの作品では本作が1番だと思う。LUNA SEAファンなので、彼らの曲が使われてるのも嬉しいし(余りにも蛇足なのでDVD等には入っていないようだが)。[DVD(字幕)] 6点(2005-07-13 17:42:09) 31. 007は二度死ぬ 何かもう、日本が舞台ってだけで観る価値は十二分にありますね。高度成長期という面白い時代もあって、突っ込みどころその他見どころ満載。懐かしさにふけるもよし(私にとっては懐かしいという時代ではありませんが)、笑うもよし、怒るもよし。いろんな意味で面白い作品。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-07-13 17:29:26) 32. 007/トゥモロー・ネバー・ダイ なんかアクションがありきたりで今イチ。印象薄い。[DVD(字幕)] 5点(2005-07-13 17:19:12) 33. 007/ゴールドフィンガー 《ネタバレ》 3作目ではあるけど、この後のシリーズのルーツになっている感じの作品。強い手下とか大仕掛けとか、アストンマーチンとか。最後、タイマーが007で止まるところがシャレてて印象的。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-07-13 16:43:23) 34. タクシードライバー(1976) 何かもうわけわからん。[ビデオ(字幕)] 3点(2005-07-13 16:08:03) 35. ダイ・ハード3 どのシリーズにも言えるが、3作目ってのはどうあがいてもキツい。お約束は踏襲すべきだが、今までと同じことをやっても飽きられるだけ。その「お約束」の要素の多くを主人公であるマクレーンが一本被りしている本シリーズは特にこのバランスを保つのが難しかっただろう。そんな中で、前2作の空間的な緊縛を時間的なものに置き換え、グチり役をゼウスに譲った点は、かなり評価している。これまでとガラリと雰囲気を変えながらもお約束は保てていると思う。テンポもアクションも悪くないのだが、作りこみが甘い印象を受けてしまうのがもったいない。そして、クリスマスという舞台だけはどうあっても踏襲すべきだった。クリスマスでなくした理由が特に見当たらないだけに残念。せめてクリスマスだったら、も少しファンの評価も高かったと思うのだが。[映画館(字幕)] 3点(2005-07-13 06:33:39) 36. ダイ・ハード この映画の凄いのは、何といっても等身大のマクレーン。問答無用の強さを見せるシュワちゃん等々と対極をなす見せ方。観てる方が痛いアクション。やる気なくす所も、そうだよなー、疲れるよなー。と共感せずにはいられない。本作の見所は多々あるが、高評価につながっている大きな理由は、やはり初めての見せ方にあるんじゃないだろうか。ブルース・ウィリスも当時は良かった。[地上波(吹替)] 7点(2005-07-08 22:27:28) 37. タイタンズを忘れない ブラッカイマー製作の割にはけっこう面白かった。あらすじだけ辿ると、胡散臭すぎて嫌になる話だが、勝つか負けるか以外は何も関係ないスポーツの世界だからこその空気を感じることが出来た。簡潔明瞭なただ1つの目標に向かって人間は真っ直ぐになれる。やっぱりスポーツはいいねぇ。[DVD(字幕)] 5点(2005-07-08 22:26:48) 38. 大脱走 せっかく劇場で観る機会に恵まれたのに、寝不足だったせいで半寝で観てしまった…。心底申し訳ない&悔しい。予備知識ゼロで観たので、想像とだいぶ違った内容にあまり盛り上がれなかった。世界に入り込んでいない状態で観ると話自体はけっこう平凡なオチだし。長いし。絶対もう1度観ます。期待を込めて今のうちに評価は高めにしておきます。[映画館(字幕)] 8点(2005-07-08 22:26:10) 39. 第三の男 サスペンス、恋愛、人間ドラマ、社会事情、様々な要素が折り重なっているのに、小気味よくまとまっていて、完成度がとっても高い。こういう誰でも知ってる曲って、「この曲ってあの映画で使われてるんだよねー」とかサラっと言い放つと、知らなかった人からはだいぶ賢い人だと思ってもらえるので、そういうのも有難い。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-08 22:25:50) 40. ターミネーター 子供の頃に1人で観たが、本当に怖かった。問答無用の強さ、いくらやっつけても追いかけてくる執拗さ。強烈だった。今観ても何1つ色褪せることなく、強烈に、ただ「ターミネーター」を本作は映し出す。改めて観て思うことは、ハリウッド映画では必ずくっつくヒーローとヒロイン。そのほとんどは本筋とは何の脈絡もなく描かれ、作品を冗長なものにするが、本作は決して削ることのできない物語の核として描かれている。観れば観るほど完成度の高さに脱帽。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-07-08 22:25:22)
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