みんなのシネマレビュー
光りやまねこさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 418
性別 男性
自己紹介 1959年生まれの48歳。
神戸市近郊に在住の、映画をこよなく愛する
市井の人であります。
ま、コツコツとレビューしようと思ってます。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1

1.  たたり(1963) みなさんの仰るようにカメラワーク、映像、音、俳優陣の演技だけで背筋がゾクゾクするほどコワがらせてくれる力量ある演出は、さすが名匠ロバート・ワイズ。幽霊を見せるか見せないかギリギリのところまで引っぱる、人間の内面から揺さぶる恐怖の醍醐味。この、ワイズ監督の格調高い雰囲気とゾクゾク感、そして演出の妙が充分に味わえる。この映画ではカメラワークと音(とくに効果音)の使い方が巧みなのはいうまでもありませんが、モノクロ映像ならではの、陰と闇の抜群の効果が存分にイマジネーションを働かせてくれた。このように、モノクロ映像が放つ魅力を再認識させてくれる、代表的な作品ではないだろうか。ところで本作は、視点を変えて見るならば孤独な女性の悲しい物語とも言えると思います。女性としての大切な時期を母親の看病にすべてを捧げたあげく、唯一の遺産である家屋を姉夫婦(たしか記憶では)に奪われてしまう。帰る家もなければたよれる人もいない。前途に希望を見出せず精神的に不安定になっているところ、引き寄せられるように巡り合えたのがこのヒルハウス。ただ怖がらせるだけではなく、悲しいドラマという側面をもたせ印象度を高める辺りは、やはりロバート・ワイズらしい。たしかに小品ですが、恐怖映画の傑作と言い切ってよいと思いますね、本作は。9点(2004-09-14 15:39:27)

2.  タイム・マシン/80万年後の世界へ 初見は随分前になる子供の頃なんですが、あの手作り感に満ちたタイム・マシンのデザインにはもうゾクゾクものでした。思い出しては色鉛筆でノートに丁寧に描いたものです。個人的には「海底二万哩」のノーチラス号と甲乙つけがたい程の、アナログ感溢れる魅力的なデザイン。コクピットから窓を通して見える時空が過ぎ去る様子や、マネキンの衣装が目まぐるしく変わるシーンが印象的で、作り手のセンスの良さを十分に感じさせてくれる。さらに切ない友情を絡めると共に、核の驚異という確かな文明批判をも見てとれる内容。特撮うんぬんより、SF的な着想とテーマ性は何ら古ぼけておらず、想像力を掻き立ててくれるSF映画の名作です。9点(2004-03-08 17:26:14)(良:1票)

3.  大怪獣ガメラ 東宝「ゴジラ」と人気を二分することになる、大映怪獣シリーズの記念すべき第1作。しかもちーちゃい頃、母親にお手てつながれ神戸の映画館まで生まれて初めて見に行ったのが、この映画。つまり、個人的にも記念すべき第1作なのであります。東宝「ゴジラ」に負けじと、監督の湯浅憲明を筆頭にスタッフの並々ならぬ意気込みを感じさせてくれる作品ではありますが …。哀しいかなモノクロということで、皆さん敬遠されがち。しかも「ゴジラ」の二番煎じは否めず、見劣りする特撮に強引な演出など突っ込みどころ満載。このあたり、ガメラファンの私としてはちょっとツラいところ。が、しかし荒唐無稽、奇抜なアイデアでは勝っていた!! 口から“カー”と火を吐くのはもちろんのこと、何と手足を引っ込めてジェット噴射よろしく空を飛ぶ!! そう、クルクルと高速回転しながら。さらにこのガメラ、基本的に都市を破壊する悪玉怪獣なんですが、子供にだけは何故かやさしい。ここなんですよ、ここ。この、子供にだけはやさしいが、我々ちびっ子のハートをガッチリと掴んだわけなんですよね。ということで、えーい10点!! 10点(2003-12-22 16:00:10)

4.  大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン ガメラシリーズの中では、唯一人間ドラマを軸にストーリー展開されるという異色作。それもそのはずで、監督は田中重雄で湯浅憲明は特撮のみ担当。しかも、荘厳で哀感溢れる音楽は木下忠司とくるからには、余韻たっぷり大人向きの作品にならざるを得ないでしょう。さて本作は、主役であるはずのガメラの出番が少なく、中盤以降、悪玉バルゴンと人間側との攻防を中心に繰り広げられる。ガメラはといえば善玉、悪玉どちらとも言えず、次回作「ガメラ対ギャオス」で善玉の位置付けが明確になる。それにしてもバルゴンの人を喰うシーンは、子供心にむちゃくちゃ恐かった! ! 怪獣格闘シーンも血みどろの迫力だったし…。7点(2003-11-10 11:27:11)

5.  大巨獣ガッパ 60年代を席巻した単発怪獣映画のひとつ。しかも家族向けに作られた異色作で、見事なまでのB級! ! オープニング早々から演歌調の“ガッパの主題歌?”に強烈な先制パンチ。日活っぽい青春活劇風なノリで進む中、日本人丸出しの珍妙な島民の踊り、たった数日でビル並の大きさに成長する子ガッパ、ゆでダコをくわえながら町を破壊する夫婦ガッパ、親子対面で涙腺が緩む感動のラストシーン等、ガッパの造形はもちろんのこと印象度の高い怪作に仕上がっている。さらに日活初の怪獣映画という事もあり、スタッフ一同笑いをこらえながら、時には笑い転げながら作り上げた様子がヒシヒシと画面から分かるゾ。まぁ、このテの単発怪獣映画が個人的に好きなので、う~ん…6点。6点(2003-11-03 13:39:12)

6.  大魔神怒る 大魔神シリーズ第2作目。本作は八雲の湖畔が舞台となっており、ワンパターンにならぬよう、新鮮で見応えのあるシーンも数多く用意されています。とくに、「十戒」を彷佛させる湖水を割って大魔神が登場するシーンが圧巻で、出来れば大画面で見たいもの。さらに、武神像(変身前の大魔神)を爆破させるという凄い場面もあり、魔神の首がふっ飛んでいく様には強烈な印象が残っています。ラスト、悪領主の処刑からエンディングにかけては、伊福部昭の荘厳な音楽と共に前作以上の余韻を残してくれました。8点(2003-08-29 16:52:29)(良:1票)

7.  太陽がいっぱい 哀感溢れるサスペンス映画の名作! この映画はサスペンス仕上げになってはいますが、エキゾチックな雰囲気を味わうとともに、野心的な一青年のはかない夢を描いた作品なんですね。アラン・ドロンに“ゾクッ”とくるかどうかが分かれ目で、そうなればしめたもの。あとはワイン片手に名匠ルネ・クレマンの甘く切ない世界に身を委ねましょう。この物語り、よ~く考えてみると胸くそ悪い殺人犯が主人公なんですが、観客にすんなりと受け入れられるのはアラン・ドロンの放つ美しさに他ならない。完全犯罪をもくろむ貧しい青年の夢は消え去り、やがて彼の人生も消え去るであろうことは、作品全体を覆っているニーノ・ロータのメロディーが切々と物語っている。9点(2003-05-25 11:09:20)(良:3票)

8.  大魔神逆襲 この当時、大繁殖した怪獣ものとは違い一線を画しているこの大魔神シリーズ。マンネリ化を避けるため、あの手この手と趣向を変え工夫と努力のあとが随所に見られます。雪山という舞台設定はもちろんのこと、とくに大魔神の温もりを感じさせる演出とか。ただ勧善懲悪、子供の味方という位置付けが、この作品で明確になってしまった。よって、この3作目で潔く身を引いたのは正しい判断だったと思います。ところで下の方と同じになりますが、この3作目は個人的に思い入れがあります。それは鶴吉を演じている二宮秀樹が主人公という事です。私が小学生の低学年であったこの頃、少し年上だった彼はマグマ大使のガム役で活躍しており、不思議な中性的魅力を持ったヒーローでした。そんな彼のスクリーン登場には大変驚かされたのを覚えています。大魔神3部作は間違いなく永久保存版ですね。8点(2003-05-17 11:22:37)

9.  大脱走 《ネタバレ》 1970年代にはホントによく繰り返しテレビで放映されており、翌日の教室ではこの映画の話で持ち切りになったものです。本作を見返すたびに、そんな懐かしい学校生活や級友たちのことを思い出したりもします。それはさて置いてこの映画、単なる絵空事の作り話しなどではなく、第二次大戦中の史実だというから驚きです。(もちろんかなり脚色されているが) この映画の素晴らしいところは数多くあるわけですが、まずまっさきに取り上げたいのは見せ場をふんだんに盛り込んだストーリーテリング。大作にふさわしく二部構成となっており、前半は脱走までのハラハラドキドキするシーン、そして後半は屋外で繰り広げられるスリリングな逃走劇。どのような手段でもって大量に脱走するのか、どんなラストが用意されているのか最後まで観客をくぎ付けにする。監督スタージェスの渋く味のある演出が冴えに冴えており、つい口ずさんでしまう“大脱走のマーチ”が象徴するように、作品を盛り上げるテーマ曲の選び方が本当に上手い。そして個性派揃いのキャストの描き様も申し分ない。スティーヴ・マックィーンを筆頭にきっちり色分けして描いており、そのことが後半の各人各様の逃走劇に見事活かされている。エンターテイメント大作の傑作であることは言うまでもなく、個人的にも思い出深い映画でもあります。9点(2003-05-11 15:37:23)

10.  大魔神 日本が誇る特撮映画の傑作。東宝「ゴジラ」と肩を並べられるのは、日活「ガッパ」でもなければ松竹「ギララ」でもない。そう、この大映の「大魔神」ぐらいなものでしょう。遠い遠い雲よりも遠い子供の頃にテレビで見ましたが、大魔神の衝撃と恐怖感はいまだに忘れられない。伊福部昭の荘厳な音楽が戦慄の恐怖を倍増させる。あの形相で手が付けられぬほど怒り狂う様は、日本特撮映画史上、最高の名場面! 乙女の涙で柔和な埴輪顔に戻る大魔神。これが魔神本来の姿なんだと、子供だった自分に言い聞かせたのを覚えています。また、陰うつな背景と丁寧に作られたセットも見事で、監督を初め当時のスタッフの意気込みをも十分に感じさせてくれました。10点(2003-03-07 18:36:52)(良:1票)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS