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プロフィール |
コメント数 |
119 |
性別 |
女性 |
自己紹介 |
好きな映画は愛のある映画。走る映画。たとえ1ヶ所でも好きなシーンがあれば、つい許してしまう大甘のレビュアー。 |
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1. 探偵物語(1983)
松田優作の部屋に意を決して訪ねていき「一人で淋しくないんですか?」とつめよる薬師丸ひろ子の演技にいたく感動したのを憶えている。何度も正座をしなおすようにお尻を浮かせて。握りこぶしを何回も握りなおして。全身全霊でぶつかってくる純な乙女心に、松田優作その人自身が少なからず気押されていたのだと今も思う。それ程この作品のひろ子ちゃんはすごかった。あの時代、彼女はまぎれもなく私達の憧れだったな....。最後のキスの後、もう1度軽くキスしたのには「やられた!」。あれがあるのとないのとじゃ、まったく違うものね。最後の「バイバイ」も名シーン。彼女には旅立ちが本当に似合う。何を今さらのレビューだが、根岸監督の東京国際映画祭受賞を祝して。これからも頑張ってくださいませ。[映画館(字幕)] 7点(2005-11-03 12:12:53)(良:1票)
2. 誰も知らない(2004)
明の澄んだ瞳も、京子の芯の強そうなところも、茂の無邪気さも、ゆきの純真さも、すべて製作サイドの狙い通りのキャスティングなのだから、こうならなければそれこそ嘘だろう。現実がどうであったかはともかく、悲惨さを強調しなかったことは映画としては正解なのだと思う。けれど、やはりこの作品を映画として評価するのは難しい。途中、吐き気がするほど辛い気持ちになったのは、あまりにもドラマ性のない演出のせいだし、何より劇中に出てくる無責任きわまりない大人達のせいだから。でも、多分、程度の差こそあれ、こういう無責任な大人は確実に増えている。パチンコ屋の駐車場で車の中から明にあかんべえをした男の子だって、明日は我が身かもしれない。一緒にゆきの亡骸を羽田まで運んでくれる女子高生にしても、外泊も不登校も親は気付いてもいないのだろうか。もちろん自分とて、子供から離れて無性にひとりになりたい時があったりする。でも、できない。できなくていいと思っている。是枝監督はずるい。この映画を撮った責任をどうするつもりなのだろう。ぜひ次回作はドラチックな作品で私たちを唸らせてほしい。6点(2004-10-01 17:20:47)(良:1票)
3. 黄昏(1981)
私にとってキャサリン・ヘップバーンといえばこれ。ヘンリー・フォンダともども、文句無しに見事な演技でした。湖に投げ出された老夫が助けにきた老妻に向かって「お前どうしてこんなところにいるんだ」と言った場面で思わず泣いてしまったのは私だけでしょうか? テレビ放映時に違う台詞になっていて、とてもがっかりした記憶があります。実際にはなんと言っているのか、高校生の時に聞き取れなかったあの台詞を、もう1度聞いて確かめてみたい。8点(2004-07-17 00:20:39)
4. 台風クラブ
数人しか観客のいない京都の映画館でリアルタイムで鑑賞。バービーボーイズの「暗闇でダンス」にのって少年たちが疾走するファーストシーン。深夜のプールに静かに潜る少年の行き場のない心。結婚に煮え切らないありがちな教師役の三浦友和。工藤夕貴ののんしゃらんとした表情。長回しより何より、ひとつひとつのシーンに込められたメッセージにビンビン反応しながら、2時間近く食い入るようにスクリーンを見続けたのを覚えている。馬鹿みたいに映画にどっぷりと浸りきっていた大学時代。我が青春の1ページ。[映画館(邦画)] 8点(2004-01-11 17:10:48)
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