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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 大統領の陰謀 原作を再読したのですが、原作からしてとても人に理解してもらえるような構成にはなっておりません。登場人物は多すぎて整理も収拾もつかなくなっておりますし、どうでもいいことも含めて事細かに書きすぎているせいで焦点がぼやけており、テンポが悪いことこの上ありません。さて、では映画はどうなのかと申しますと、こちらは原作に比べてば微妙には伝わりやすくなっていますが、受け手側を彼岸に残して突っ走っていることに変わりはありません。俎上に載っている素材が旨味がありすぎるだけに、これは厳しいデキですね……。[ビデオ(字幕)] 3点(2005-05-23 20:35:36) 2. 大地震(1974) 《ネタバレ》 自然災害を巡る群像劇として、水準以上の完成度を誇る映画です。ただ、ストーリー全体を通じて何かドラマがあったかといえば、単に不倫騒動にオチがついただけでしかなく、あとはそれぞれの登場人物が持つ役割が部分部分で交差する程度です。地震のシーンはいま観ても十分鑑賞に耐えうる迫力ですが、見終わったあとに何も余韻を曳くもののない作品です。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-16 15:11:30) 3. 大空港 群像劇としてはなかなかよく出来ています。ただ序盤は情報量が過多ぎみで、登場人物の整理がうまくできていません。ここを乗り切れるかどうかで、この映画を楽しめるかどうかが決まるでしょう。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-10 00:32:23) 4. 太陽を盗んだ男 凄い映画でした。9点(2005-03-21 16:56:22) 5. タワーリング・インフェルノ 勘弁してください……。私にとってのパニック映画の金字塔「ポセイドン・アドベンチャー」を原型にしたと謳いながら、こんな駄作映画を撮らないでほしいです。まず、とにかくカメラワークが単調かつ工夫がないのに失望しました(特に、ニューマンが婦人と子供二人を連れて構造材を伝って降りるシーン)。それと、タワー内の位置関係が非常に把握しにくく、どことどこが繋がっているからこうなる、というのが伝わってきません。ラストの「これは人類の思い上がりの象徴だ」というニューマンの台詞にしても、重みに欠けること甚だしいです……。0点(2004-06-03 18:37:09)(良:1票) 6. タクシードライバー(1976) この作品は、まだ映画に対する審美眼をろくろく養っていない頃に観ました。5点というのは、その当時私が抱いた印象からつけたものです。いま観ると多少は違った印象を抱けるかもしれませんが、当時は「つまんね~」の一言で片づけてしまいました。もう少し勉強してから再鑑賞してみたい映画です。5点(2004-02-16 18:39:07) 7. ダーティハリー 今から観れば多少古臭さもある。しかし、そんじょそこらの刑事ものでは足元にも及ばない骨太さがある。私はこの作品でイーストウッドのファンになった。しかしよくよく考えてみると、イーストウッド個人に心酔したのではなく、「ハリー・キャラハン」に男惚れしたのかもしれない。8点(2004-02-04 18:06:42) 8. ダーティハリー2 個人的にはシリーズ最高傑作。犯罪者処刑部隊との対決シーンは、何度観ても震えが来る。自分の信念を貫徹し、強大な敵と戦うハリー・キャラハンは文句なしに格好いい。9点(2004-02-04 17:55:47) 9. ダーティハリー3 《ネタバレ》 前二作とは比較にならないほどの駄作になってしまってガッカリ。このストーリーを通じてのテーマがこれっぽっちも感じ取れない。あの女刑事の登場ならびに殉職の意味なんてあったんだろうか? イーストウッドのファンだけに、これは辛い出来。0点(2004-01-23 02:23:19)
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