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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ダンテズ・ピーク パニック大作としての見応えは充分備えている。しかし、プロットのいい加減さが主たる要因だろうが、P・ブロスナンが軽妙すぎるのが気になる。何も考えずに身を任せられる、思考力の低下した深夜に観ることを前提に友人にすすめられる映画。ちなみに劇場で本作を観て、火山パニックものはもういいやと『ボルケーノ』はいまだ未見。5点(2003-12-07 18:12:16) 2. ダンス・ウィズ・ウルブズ 《ネタバレ》 実際には盟友K・レイノルズが大部分を演出したとの噂も流れたが、真偽のほどはともかく的確な演出・編集で4時間にも及ぶ長尺を飽きさせることなく観せきる手腕は立派。とはいえ、俺が本作を好きになれないのは、本作の骨子が動物映画であること。インディアンをゴリラに変えたら『愛は霧のかなたに』とほぼ同じプロットである。インディアンを不必要に美化し、結果人間性を認めていない視点に大いに異論がある。4点(2003-12-07 17:58:44)(良:1票) 3. 弾丸ランナー 《ネタバレ》 SABU監督の原点であり全てではないかと思われる監督デビュー作。世界の北野が「歩き」に目をつけるなら、俺は「走り」でいくという姿勢は心地よい。しかし、全編それでは少々だれるのも正直なところ。事実、追いつ追われつのはずの3者併走が仲良くジョギングしているようにしか見えなかったりする。個人的には、すれ違う女性を見て3者3様のエロ妄想をしているシーンが全くの意味も持っていないことに笑いが止まらなかった。6点(2003-12-07 17:50:25)(良:1票) 4. ダブル・インパクト ヴァン・ダムVSヴァン・ダム。まさにインパクトがダブルになるのでは、と少しだけ期待して観たが・・・ヴァン・ダム特有のリアル感のないアクションが増えただけで暑苦しかった。詳しいことは何も覚えていないが、脚本も彼が担当していたのか。本作でスタローンの才能を再認識。それにしても・・・彼のようなエアロビインストラクターがいたら確かに有閑マダムにはもてもてだろうなぁ。4点(2003-12-07 17:32:47) 5. TAXi 思えば「リュック・ベッソン制作」という肩書きが大きくフューチャーされた第1作だったのではないか? 終始笑いを意識しつつも、カーチェイスをたくさん観せれば客は魅せられると勘違いした演出は見ていられない。名前も覚えていないが、本作の監督は映画というものがわかっているのだろうか? 本年、井筒監督がやりたがっていた(はずはない)車のおまけビデオも低レベルな出来で辟易したものだ。2点(2003-12-07 17:10:53) 6. 大誘拐 RAINBOW KIDS 誘拐されたものが逆に誘拐犯を操る。これまでにもなかったパターンではないが、その老婆の真意がわかると心地よい感動が広がってくる。映画版では北林谷栄の好演が光っている。岡本喜八演出も少々テンポが間延びしている部分があるものの概ね快調。惜しむらくは、犯人グループ3人の演技の拙さ。特に風間トオルは本作で役者として認知されていたが、以前よりはマシという程度でまだまだ観ていられるレベルではないのが残念。7点(2003-12-07 17:02:39) 7. タイムボンバー いわゆるアイデンティティー模索もので、製作当時であればまだまだいくらでも面白く作る余地がのこされていたはずである。しかし、結局プロットは中途半端なアクションに頼って進行してしまう。ビーン、ケンジットらの魅力もあまり発揮されていない。ちなみに、LAのスタジアムでケンジットを見かけたがとってもcuteだった。ついつい後ろをつけていき、VIP席で黒人係員に首根っこつかまれそうになったのも今となってはいい思い出だ。3点(2003-12-07 15:29:58) 8. タイムコップ 職人P・ハイアムズがよくも悪くもその手腕を発揮した作品。破綻はあるものの手堅くまとまった脚本を過不足のない手堅い演出で見せる。その結果楽しめることは間違いないのだが、やはり突き抜けた爆発力はない。ヴァン・ダムもそこそこの輝きを見せるが、観客をぐいぐい引っ張っていく力には欠ける。B級アクション作品のお手本的な作品と言えるのだろうが、制作側はA級を目指していた感もあり、物足りなさも残る。6点(2003-12-07 15:18:07)(良:1票) 9. 大怪獣東京に現わる 《ネタバレ》 予算がないのを逆手にとり、怪獣の出ない怪獣映画を成立させた脚本家NAKA雅MURAの発想が秀逸。宮坂監督の演出は手堅くまとめていて爆発力に欠けるのが残念だが、本作こそが「パニック映画」の冠にふさわしいことは確か。窮地に追い込まれると人間は本性をさらけだしていく。今ひとつ実感のわかぬまま人々がTVを観ている序盤も含め、人間描写は興味深い。それにしても・・・竹内力はへたな怪獣よりも迫力満点!7点(2003-12-06 14:05:29) 10. タイ・カップ 本作は決して出来のいい映画ではない。売りのはずのトミー・リー・ジョーンズも強烈なカッブの個性を表現しようとしすぎ、いつも以上の演技過剰。眠くて仕方がないのに心地よい睡魔に身を任せることすら許してくれない。勘弁してくれ。とはいえ、本作では「取材」という形態を取ることで、伝記ものが陥りがちな主人公の美化に説得力をもたせようと努めている点は評価できる。4点(2003-12-06 13:18:14) 11. ダークマン やっぱりこれぐらいのバジェットで好き放題やらせると、サム・ライミはやってくれるなぁ。当時はまだあまり有名ではなかったリーアム・ニーソンもヒーローは似合わぬ風貌にも関わらず、設定ゆえか輝いていた。悪役(名前わからず)も、いかにもといった感じだがノリがよくていい。アメコミものは大物俳優が悪役をやることが多いが、実は彼のような役者が暴れた方がくどくなりすぎず、作品のバランスはとれるのかもしれない。8点(2003-12-03 23:01:26) 12. ダーク・ハーフ キング×ロメロという夢の組み合わせに期待感が高まったが、残念ながら、今ひとつ盛り上がりに欠けた。特にクライマックスに至るまで、緊張感が持続しないのが難点で、「眠ってはビデオを巻戻す」の繰り返しで何とか最後まで鑑賞した次第。まぁ、俺のコンディションの問題もあったのかもしれないが、見返したい気が起きないのが正直なところ。T・ハットンに存在感がないのも痛い。3点(2003-12-03 22:55:53) 13. ダークシティ 監督が描きたかった世界観はしっかりと伝わってくる。T・バートンの構築力に慣れてしまった身としては物足りなく感じるのは事実だが、それは致し方がないところだろう。人間の記憶の曖昧さを題材としているのも興味深いが、プロットが破綻してしまっているのが気になる。後半に説得力をもたせられるよう、序盤からもう少しうまくプロットを組み立ててほしかった。役者では、キーファー・サザーランドの使い方がもったいなかったように感じた。5点(2003-12-03 22:50:23) 14. 代打教師 秋葉、真剣です! A作「俺様の主演作気合い入ってるぜ! 格闘にラグビーだぜ。おまけに監督は今度『デビルマン』撮るんだぜ。うぉぉぉぉぉぉっ~~~!」 おすぎ「A作くんがかわいいの。食べちゃいたいくらい。でも、こんなのにお金は払えないわね。」 A作「ノーマネーでフィニッシュです」 おすぎ「体ならいいのよ~」 ※ちなみに現在の吉田さんはとても謙虚で仕事熱心だそうです・・・と意味なしフォロー。 0点(2003-11-23 22:16:51)(笑:1票) 15. ターミネーター2 キャメロンの当初の想定を思い起こさせるR・パトリックの悪役。T1000の魅力でこの作品は成立している。シュワのイメージアップのためのキャラ変更やメジャー作品ということを強く意識した子供との心の交流など、前作に比べると随分甘くなってしまったなぁというのが本音だが、『シェーン』を彷彿とさせる(柏田道夫氏の指摘)プロットもそれなりには味がある。6点(2003-11-23 08:47:43) 16. ダイヤルM どうして無意味に複雑にしてしまうのだろう。ならばはじめからリメイクなんてしなければいいのに、という愚痴はさておき、ヴィゴ・モーテンセンって絵が上手いんだなぁ。彼の才能に3点献上。デイリーさん・・・きっとmuteではなくmurderではないかと思われ・・・などと勇気を持ってまじめに反応。 3点(2003-11-22 07:00:39) 17. ダイ・ハード3 限定空間で孤独に戦いを挑む世界一運の悪い男、マクレーン。これこそが『ダイ・ハード』シリーズの肝なのだから、「3回も事件に偶然巻き込まれるのはおかしいのでは?」などという迷いを製作陣が持つのは愚かではないか。また、せっかく名優J・アイアンズを悪役に招聘しながら、あのラストでいいのか? 逃げおおせた犯人をマクレーンがわざわざ海外のバーまで殺しに行くという当初のラストも不満だが・・・。3点(2003-11-21 15:01:37) 18. ダイ・ハード2 緻密な脚本が際だっていた前作にどう対抗するのか? ハーリンはパワープレイでこれを乗り切ろうとした。1のテイストが好きだった俺には違和感もあったが、この選択は間違ってはいなかったのだろう。不満点も多く残るが、高いテンションのままラストまで観られるという意味では成功作と言える。7点(2003-11-21 14:56:18) 19. タイタニック(1997) 現状に不満を抱えたヒロインが危機を迎え、近くにいた男性を鑑として強くなっていく。『ターミネーター』以降続くキャメロンらしいプロット。適役だったヒロインに比べ、ディカプリオは線が細すぎ、やはりキャメロンが希望していたS・ドーフに出演してもらいたかった。また、現代のパートは蛇足にすぎず、ヒロインの今後を暗示する程度に留めてほしかった。 4点(2003-11-20 03:46:44)
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