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1. ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り
《ネタバレ》 まず最初からあまり説明しないのが良い。冒頭の恩赦請願シーンは説明用だな、とはわかるが基本的に用語の説明はせず見てりゃ分かるよという感じでサクサク進めるのは小気味良い。かと言って最近多い観客置いてけぼりで雰囲気重視な映画ではまったくなく、ファンタジーに関してはごく軽くしか通っていない自分でも十分楽しめた。
とはいえ元がテーブルトークRPGであることは知っておく必要はあるかもしれない。キャラクターには能力値が割り振られているので基本的に平等でパーティを組んで力を合わせる必要がある。途中に出てくる無敵のお助けマンはNPC(ノンプレイヤーキャラクター)なので仲間にできない。
全編ギャグ満載なのでそういう設定上のメタ発言が飛び出すかと思ったらそうでもなかった。全体としてこの映画はとても丁寧。雑なのは鳥人間の造形くらい。(あれも笑うとこなのだろうか?)
そんな丁寧な中で気になったのはクリス・パインの髪型が一切乱れないところ。汚し表現は最初の牢獄シーンくらいで後はずっとぴっかぴかだ。やりすぎると雰囲気が重苦しくなるだろうが暴れまわった直後でも髪一つ乱れないとかこの映画にかぎらずなんとかしてほしい。
しかしとにかくよくできた映画で評判も良いのでこれは一大シリーズになるのだろう。コメディにしたのも良かった。今更この伝統的設定でシリアスな話してもね。ただしコメディにしたことで続編のシナリオはより難しくなったと思う。きっとどこかで大コケする。それを見て笑う準備もしとこう。[映画館(字幕)] 7点(2023-04-20 18:15:12)《改行有》
2. タイ・カップ
《ネタバレ》 イチローが記録に迫った頃日本でも名前が出た往年の名選手。「球聖」とまで称される殿堂入り大スターでありながら葬儀に参列したのはたった3人というメジャーの黒歴史。そのへんに興味を引かれない人はおそらくレンタルショップで手にすることはない映画だ。実際のタイ・カッブが拳銃ぶっ放してゲハゲハ笑うトミー・リー・ジョーンズだったかというとおそらく違うだろう。記者役のロバート・ウールは印象的深い好演技。バットマン(1989)で見かけてずいぶんご活躍で、と思ったらそうでもなさげ。いい主演作品に恵まれていないようでもったいない。この映画にはヤマもオチも一応あるが、タイ・カッブに元から興味がなければイミがないというのが問題だ。人にはすすめにくい。[ビデオ(字幕)] 5点(2010-05-04 19:51:02)
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