みんなのシネマレビュー |
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1. タイムライン なんかあれこれ寄せ集めたつぎはぎ作品に思えます。あちこちで既視感に襲われて・・・それ以前に、あんなしょぼこい一企業が秘密裏にかくも壮大な装置を開発できるとはとても思えん。社長も幹部もなんか片田舎の新興パソコンメーカーみたいだぞ。5点(2005-01-07 21:39:49) 2. ダイ・ハード アクションものの王道をいく作品ですね。つぎからつぎへと、じつにうまい調子に危機が訪れてくれます。いかにもアメリカの娯楽映画ってとこで、知的な役柄が似合わないウィルスにぴったりの作品でしょう。7点(2004-03-01 20:41:06) 3. 達磨はなぜ東へ行ったのか 韓国の禅仏教をテーマにした、地味ぃな作品。十牛図を映像化したといえば、わかる人にはわかるし、わからん人にはさっぱり。仏教理解の精度を云々言うよりも、映像を楽しめばよいのだが、やや図式的すぎるし、映像もきれいすぎて退屈かもしれない。もうすこし俗っぽさと「笑い」を出しても良かった。さもなければ自画自賛の、しかし他方でオリエンタリズム的な毒を免れがたいと思うから。なんとなくベトナム映画『青いパパイヤの香り』に雰囲気が似ている。もっとも、韓国の仏教は日本のそれよりもまだ真摯なところがある点には感心できた。6点(2004-02-12 19:02:39) 4. タクシードライバー(1976) ええっと、、、作品そのものは大好きなのですが、他方、評することは難しいです。うまく統合できないんですよ。愚鈍なわたしのオツムでは。で、むしろ現在のアメリカ人がこの作品をどう捉えているのかが気になりますね。トラビスの狂った行動が彼らの目にどう映るのでしょうか。ベトナム戦争の傷跡って、どこやらの最近ドンパチやった戦争のその後を予想させたりして。「少女」を救い出したことで、感謝のお手紙をもらったりして。最近とみに安全になったというニューヨーク。嗚呼、トラビスは何処へ行かん?!8点(2004-01-19 20:58:07) 5. たそがれ清兵衛 真田広之と宮沢りえといういま最も安定している役者の起用で、安心して観ることができる作品になっている。ことに宮沢の抑えの効いた態度と着物姿の美しさはすばらしい(ほんま宮沢りえは着物姿がよく似合う)。もっとも、死闘の場面では、敵役の言っていることのほうがまとも。死に場所を探しているようなそのニヒリズムを前半から描いていけば、より深みのある内容になったであろう。そうすれば欧米の映画祭でそこそこの賞を取ることができたかもしれない。でもそこまで尻尾を振る必要はないか。最後のクレジットで、監督名の直前に「文部科学省云々」とあり、萎えてしまった。。。7点(2004-01-17 20:50:32) 6. タイタニック(1997) やたら人が転がります。コロコロコロコロ。。。わたしの期待度も満足度も同じようにコロコロと、そしてズズズズーっと落ちていきました。映画館で観終わったあとに「金返せーっ!」って叫び出しそうになった唯一の作品です。巨大な効果音でごまかされるのも不快です。極限状況にしては、人間描写も薄っぺらです。「なんかデカイもん見たあ」というだけの印象です。もっとも、恋愛映画としては平均的な域に達しているので、4点献上いたしましょう。4点(2004-01-17 15:23:48)(笑:1票) (良:1票)
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