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1. 大日本人
《ネタバレ》 ん~これは賛否両論でしょうね~。
面白くない人は全く面白くないでしょうし。個人的には松っちゃんの特徴的な標準語喋りだけでもう面白いんですけど。
全体を通して館内ではビックリするくらい大爆笑してた人もいたし、クスクス笑ってる人もいたし、???してる人もいました。そういった意味で笑いの基準は十人十色だと思うし、万人が受け入れる笑いというのは実はそんなに面白いもんではないと思います。
かといって本作は松っちゃんが以前テレビやDVDでやっていたビジュアルバムや一人ごっつ程の先鋭的で独創的な、観る側を選ぶ、ある意味敷居を高くした笑いとは思えないですし・・・。全編に漂うあの空気感というか、シチュエーションが面白いと思えなければダメかもしれませんね。
自分としては終始ニヤニヤしながら観てましたが。
残念なのはラスト、急速なテンポで安っぽい特撮実写に切り替えて終わらせたこと。
あれで多くの人が???のまま置いてきぼりを食らう羽目になったかと思うので1作目としてはあの手法はやらない方が良かったかもしれませんね。
なんにしても2作目、3作目と継続して作り続けて欲しいと思います。[映画館(邦画)] 8点(2007-06-10 09:41:36)《改行有》
2. ダブル・ジョパディー
イマイチ。“同一犯罪を犯しても2度は有罪に問われない”という着眼点は悪く無いのに、全体を通して緊張感が希薄。それと意図的なのかもしれないが、開始直後のパーティーの時点で犯人が読めてしまうのがちょっと・・・・。刑務所のシーンもありきたりでグズグズしているし、中盤になってようやくトミー・リー・ジョーンズが出てきたと思ったら大きな見せ場もなく地味な演出。個人的にトミー・リー・ジョーンズの使い方がおかしいと思うが、それでも彼の存在感は救い。もし彼が出演さえもしていなければ間違いなくTVサスペンス劇場レベルの作品だと思う。アシュレイ・ジャッドは美しく、演技力も光る。それにしても“ダブル・ジョパティー”という語呂はなぜか口に出して言いたくなる。5点(2004-05-30 19:48:28)
3. たそがれ清兵衛
不器用で欲や得を求めない侍を淡々とリアルに描いた物語。素晴らしい作品だとは思うが、地味なんだよなぁ・・・・やはり物語に起伏が無いというのは、さして時代劇ファン、邦画ファンではない観客が観るのには集中力が持続しないと思う。無論、そういった意図で製作はしていないとは思うが、十代~二十代にこの映画の良さがどれだけ伝わるのか疑問。莫大な制作費があるからこそ可能な“ラスト・サムライ”や極端な表現を用いた北野武の“座頭市”などとは言わないが、「時代劇っていいよね」「邦画も観ようよ」と若者が思えるぐらいの、観る側の底辺拡大の為にも多くの大衆に受け入れられる作品を作って欲しい。5点(2004-03-13 11:49:27)(良:1票)
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