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プロフィール |
コメント数 |
48 |
性別 |
男性 |
年齢 |
45歳 |
自己紹介 |
監督はどういった工夫をしているか?そういう視点からも注目して映画を観ようと思っています。したがって、例えばヒッチコックのような独特の手法を持った監督の作品が好きです。 基本的に5点以下の投稿はしないようにしようと思っています。その映画の良さが分からないのは、自分にその作品の素晴らしさを見抜く力がないからであり、また、その作品を理解していない者の書いたレビューなど、それを読まれる方にとって何の参考にもならないと思っているからです。 |
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1. 大脱走
《ネタバレ》 この映画は悲劇なのでしょうが、全然暗くない。音楽は軍隊の行進曲みたいに勇壮だし、例えば、ズボンのすそから土を捨てる有名なシーンは、誰もがニヤリとしてしまうはず。この映画にはアメリカ的なとぼけた可笑しさが満ち溢れています。これは一見ミスマッチのようにも思えます。しかし、ラスト近くで、バートレットが「自分はこんな脱走ばかりしている人生に満足だ」みたいなことを言いますが、つまりはそういうことなのだと思います。この映画に出てくるのは脱走に命を賭けた誇り高い男たちばかり。彼らを描くには、悲劇だからと言って悲しく描くのではなく、この映画のように、勇壮に、楽しげにするのが一番あっていると思います。9点(2004-07-10 20:46:12)
2. 太陽がいっぱい
トムがフィリップを殺害するときに突如ヨットの全景が映ったり、死体検分の時に尼僧のアップが挿入されたり、トムがフィリップの全財産を引き落とすときにトムの顔のドアップになったりと、一瞬ハッとさせられるようなカットがたびたびあった。これらはみなトムの心理の暗示であろうが、他にも、トムが殺人を犯した後は必ず何かを貪り食べるシーンなど、トムの心理を実に巧みに表現していると思った。小説だったら心理面は簡単に表現できるが、映像となると難しい。それを、この監督は見事に表現していると思った。トムの心理を暗示する何かがたびたび映されるので、それを探しながら観るというのも面白いと思う。アラン・ドロンも実にハマリ役だった。9点(2004-07-01 20:32:37)
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