みんなのシネマレビュー |
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1. 食べて、祈って、恋をして 《ネタバレ》 アラサーアラフォー世代にとっては、これって憧れなんだろうか。いや私も確実にその一人なんだけど、小金持ってるからっていい歳して自分探しかよ、痛い女だなーとしか(笑)。都会で働くプチ富裕層女性向けのファッション雑誌のトラベル特集のような胡散臭い作りものハイライフ感がなんとも薄ら寒い。唯一感情移入できたのは旅先で出会った彼とのお互い恐る恐るの大人の恋がついに実るシーン。「やっぱいくつになっても女にはこういうフェロモン補給が必要だよねー!」と、心底うらやましく思った寂しい40代は私です。ところでロバーツってホントに美人なの?と見る度に思ってしまう私の目が変なのだろうか?[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-07 10:22:57) 2. タイタンの戦い(2010) 小さい頃映画館で見た旧作では、メデューサのシーンにものすごくハラハラドキドキした覚えがあり期待していたのだが、スピード感がある割にたいして怖くもハラハラもしなかったので残念。妖怪ババア三姉妹も前作の方が気味悪さが際だっていたような。こういうのって映像技術の問題じゃないんだなあというのがよく分かり勉強になりました。[CS・衛星(字幕)] 4点(2011-06-10 17:25:22) 3. TAXI NY オリジナル未視聴。ベッソンはかなり好きな方だがこれはイマイチだった。こういう優男系の白人ダメ男になんら魅力を感じないので寒々しい気がした。大好きなクイーン・ラティファも全然クールじゃなくて、めっちゃ所帯じみたおばちゃんキャラでややがっかり。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-10-20 11:03:05) 4. たそがれ清兵衛 《ネタバレ》 日頃ほとんど時代劇を見ない私からすると、妻に先立たれた中年公務員のシングルファーザー奮闘記・・のように見え、思いがけず心穏やかに鑑賞できた作品だった。上司から行政代執行を任されて現地に赴いたところ、立ち退きを迫った相手に苦労話を聞かされて戸惑いつつも思わず同調して茶飲みに応じてしまう人の良い小役人とか、本当にいそう。あの小屋のシーンは、そこだけで8点あげたいぐらい展開が秀逸だった。その分エンディングがあっけなさすぎて肩すかし感のまま終わってしまうのがやや残念。[CS・衛星(邦画)] 8点(2010-08-21 13:14:38) 5. たみおのしあわせ 最初から最後までイケメン台無しのイケてない役作りのオダジョーが惨め(笑)。大竹しのぶと麻生久美子は女のえげつなさ・怖さの象徴。同性から見てもいやあ~な感じ。登場人物の誰一人にも好感が持てないままズルズルと鑑賞を続けてはみたけれど、何その逃げオチ?かなり残念な作品だった。[CS・衛星(邦画)] 3点(2010-08-15 12:17:54) 6. 誰も知らない(2004) 《ネタバレ》 ホームレス中学生と同じく、リアリティを追求することにはあまり意味がないテーマ。誰も知らないわけないし、実際には確実にもっと悲惨な事態になるはずだろうが、そっちをリアルに描いちゃうと、下世話なグロ動画になりかねないだけに、物語を成立させるに必要なご都合主義というところか。まぁしょせん映画だからねーというお約束はおいといて、子役達のあまりにも自然な演技に驚愕。一方、YOUの演じた身勝手な母親はあまりにもリアルで薄ら寒い。気まぐれに母親らしさを見せたと思えば、翌日にはロクに罪悪感も感じずに平然と子供を捨てる女になる。子ども達はそんな母親に翻弄され、年長の者からだんだんと希望を持つことを諦めていく。それでも全ての子ども達が、最後まで母を慕い、心のどこかで母親の帰りを信じている。終盤、過酷な生活を強いられる明がつかのま味わった普通の子供の幸せな放課後…その直後、恐れていたどん底へと叩き落とされる非情な展開に涙。[CS・衛星(字幕)] 9点(2010-08-10 17:21:41) 7. 題名のない子守唄 《ネタバレ》 まさに女の人生最悪バージョンを体現している主人公。目が離せないままだんだんと心拍数が上がるように物語に引き込まれ、ラストでようやく「あ、そう言えばトルナトーレ作品だった」と思い出された。最後には観て良かったと思える深い作品なのだが、痛すぎる描写が多くてもう一度観ようと思えない。特に、狂信的な母性愛故の行動とはいえ、いたいけな幼児を後ろ手に縛り上げ執拗に小突き回す愛の鞭シーンは辛かった。あんたは星一徹か?![CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-17 20:45:58)(良:1票) 8. ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 ジョーカーの存在感はさすが!でもアーロン・エッカート演じるハービーが最初から善人に見えず、ダークサイドに堕ちたヒーローというより化けの皮が顔半分はがれたように思えてなんだかな、という感じ。マギー・ギレンホールも何だかそこらのダイナーでウェイトレスでもしてるほうが似合いそうで、ヒーロー二人が命を賭けて取り合うほどの女に思えず、単なる好みの問題だろうが作品世界に入り込めない要素がやや多かった。個人的にはアルフレッドが一番キャラにぶれがなくて渋くて格好いい。彼がメインのスピンアウトが是非観たい。[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-07 12:04:41) 9. ダージリン急行 《ネタバレ》 三バカ兄弟ものと言えばサボテン・ブラザースを思い出すが、単なる類友3人組(?)のあっちとは違って肉親ならではの遠慮のなさが三者三様で可笑しい。インドに行けば人生リセットできると安直に考えるところからしてもうダメダメ感たっぷりなんだけど、なんだかんだ言って兄弟仲良しなのでギスギスしないでグダグダのままやりすごせてしまう。幼い頃の力関係のまま兄も弟も成長していないので、真剣にごっこ遊びをする幼児のように、何があってもとりあえず「心の旅」を全うしようとするのが馬鹿馬鹿しくも憎めない。なんか和みました。 唯一今後がちょっと心配なピーターの彼女だが、あんなバカはとっとと見限ってもらうもんもらって強く生きていって欲しい(笑)[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-31 11:56:49) 10. タクシードライバー(1976) 世界は自分を中心に回ってはくれないことを、大人になっても分からない人間がいる。そんなトラヴィスと同様の心理状態のまま突き進んで本当に犯罪者になってしまう人間が珍しくない時代になってしまった今、この主人公の病み具合が恐ろしくリアルに感じられる。今も昔も極端な俺様男には要注意!特にこの映画に心酔しちゃうような若者にはご用心を。 こんな繊細かつ危険な人物の危うさを一挙手一投足で、或いは表情だけでビンビンに表現してみせるデニーロの役者魂にもホレボレ。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-30 22:01:17)(良:1票) 《改行有》 11. ダーウィン・アワード 馬鹿な人間を笑うというより、主人公を含め、人間のどうしようもない愚かさを笑って許そうという趣旨の映画だと思う。一人で大恥をかいた時、周りの人間に見なかったふりをされるよりいっそ爆笑してもらった方が救われることもある。不幸にも愚かな死に様でこの世を去った人々の存在意義を証明するダーウィン賞の発想は、実は人間愛に満ちているのでは(笑)。「実際のところ、勇気と愚かさはほぼ同義」ってシーンについ爆笑したが、話が進むにつれて、過剰な警戒心も愚かさとほぼ同義ということが分かる仕組み。すごく面白かった。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-07-22 13:48:21)《改行有》 12. ダーウィンの悪夢 ドキュメンタリーとしては演出がかなり偏っているように見える一方、フィクションとしては全くエンターテイメント性が無いので、見たことを後悔するほどではないが何となくスッキリしない。残飯魚の加工処理場のシーンがとにかく強烈。刺激臭が漂ってきそうでなんか目が痛くなってくる。ナイルパーチという魚を食材として認知したことは今まで無かったが、きっと私も一度は口にしているのだろう。これからはのり弁の白身魚フライを見る度にあの映像を思い出して複雑な気持ちになりそうだ。[CS・衛星(字幕)] 5点(2009-05-31 00:54:09)
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