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1. ダスク・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 噂のトゲトゲホラーとしてタイトルだけは知っていましたが、ついに日本でもパチモン「~オブ・ザ・デッド」の一種としてリリースされました。低予算のにおいプンプンながらガソリンスタンドに立て篭り得体の知れないトゲトゲと戦う緊張感はなかなかのもの。登場人物のド定番なキャラ設定や千切れたトゲトゲハンドが襲ってくるなど80年代的な懐かしさもところどころに合って微笑ましかったです。トゲトゲに寄生された強盗のあんちゃんの左腕を刃の小さいカッターナイフで斬り落とすシーンはかなり気合が入っていて、思わずあんちゃんと一緒に絶叫してしまいました。あまりトゲトゲモンスター本体の姿を見せたくないという意図もあるとは思いますが、本体が襲ってくるシーンはカメラブレまくり&寄りすぎで何が起きているのかわからないこともしばしば。トゲトゲに寄生された人間は関節に逆らうようなあり得ない動きになるのが面白かったのでそういうシーンをもっと観たかったかな。[DVD(字幕)] 5点(2010-11-18 22:10:01)(良:1票)
2. 太陽と月に背いて
なにやら文学的な邦題と雰囲気とは裏腹の、小生意気で奔放なガキとハゲのおっさんの馬鹿丸出しのじゃれあいを延々と描いた珍品。ランボーを演じたディカプリオのギラギラとした佇まいはこの作品独特で、他の出演作にはないものを感じる。ちょうど俳優として上がり調子の時期で、その勢いが如実に出てる。ロマーヌ・ボーランジェの巨乳にビックリしつつアブサンがメロンクリームソーダみたいで美味そうなんて思っていたらストーリーが全然頭に入って来なかった。[DVD(吹替)] 5点(2009-08-20 16:13:40)(笑:1票)
3. ダンテ01
《ネタバレ》 キリストをモチーフにした宗教的SFなんですがとりあえず説明不足な部分が多すぎて・・・。あの宇宙ステーションは何故わざわざあんな危険な場所にあるのかとか結局エリザの目的はなんだったのかとか名無しの超能力男は何者なのかとか。そういうのが一切解らないままなし崩し的にクライマックスを迎えるわけですが、ラストのサイケトランスが似合いそうなドラッギーな映像は良かったと思います。ジャン=ピエール・ジュネの元相棒だけあってビジュアルセンスは抜群。ジュネ組のドミニク・ピノンや「デモンズ95」のナギ、エンキ・ビラル作品で見かけるヤン・コレットなど印象的な外見を持つ俳優を集めたキャスティングセンスもさすがです。でも演出はちょっと任せられない気がします。[DVD(吹替)] 3点(2009-03-04 21:40:38)(良:1票)
4. 誰も知らない(2004)
《ネタバレ》 実際にあった事件をもとにしているとはいえ、あくまで基本設定を借りただけで実際の事件の映画化では決してないと思う。事件の再現が目的なら間違ってもこのような映画にはならないでしょう。よって完全なフィクションと解釈。キャストを2、3年くらい共同生活させてそれをそのまま撮ったようなリアリティはすごいの一言。おそらく脚本も細かくは書かれていないのでは。あからさまな結論を出さずに置き去りにされた子供たち(と周りの大人たち)を淡々と描写することで逆説的にこの映画のメッセージが突き刺さってきます。ゆきちゃんを埋めた後、何一つ変わることなく暮らしていくラストシーンに「誰も知らない」というタイトルが辛辣に響きます。[DVD(邦画)] 6点(2008-10-20 00:22:25)(良:1票)
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