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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 誰も知らない(2004) 重そうなトランクを開けてびっくり、これはただならぬ映画だと感じた。映画の元になった事件はもっと悲惨なものだったろうし、親の身勝手さで起こる家庭崩壊問題は私が現役の頃も多々あった。10年ほど前この映画を見たときは、唯ださいたたまれなかったというのが正直な感想、現役を退いた今は比較的冷静に見ることができたが、何度見ても考えさせられる映画ということには変わりはない。コンビニ店の店員や不登校の子などの接点がある以上、もっと何とかならなかっただろうかという気持ちは残るが・・・。[DVD(邦画)] 8点(2015-06-14 09:56:06) 2. 箪笥 何度見てもほとんどが姉の幻想とわかっていても細部がよくわからないし、いろいろな解釈や憶測ができる映画だ。また美しい映像があるかと思えば怖いシーンもあり、不思議な魅力を持っている。[DVD(字幕)] 6点(2013-09-07 22:47:25) 3. タイムマシン(2002) 前半は非常に良く、昔見た1960年の「タイムマシン」以上かと思ったのだけど、モーロックが出てきたあたりからつまらなった。その上、ストーリーもなんだかよくわからなくなってしまった。[DVD(字幕)] 3点(2013-03-08 11:41:31) 4. 誰にでも秘密がある 中盤あたりまでチェ・ジウのコメディアンがおもしろおかしく、次女と三女のビョンホンをめぐるバトルかと思っていたら、弟と長女が出てきてあれあれ・・・になってしまった。誰にも秘密はあるものかもしれないが、ビョンホンの秘密はこれで良いのかなっていう感じだし・・・。[DVD(字幕)] 6点(2012-09-17 22:05:50) 5. たとえ明日が来なくても 「スラムドッグ$ミリオネア」がインドムンバイを舞台にした米国映画ならば、この「たとえ明日が来なくても」はニューヨークを舞台にしたインド映画。こちらの方が製作は早いのだが、見たのはもちろん「スラムドッグ$ミリオネア」に感化されたためである。インド映画の特徴である歌とダンスはこの映画でもふんだんに使われ、見ているだけでも大変楽しい。前半はラブコメミュージカルの雰囲気大だが、途中からもつれた展開になり終盤はぐっと泣かせる映画になる。そうどちらかといえば韓国ドラマ「冬のソナタ」に雰囲気が似てくる。韓流ファンであればこの映画も好きになりそうだが、さすがに私も最後の方はくたびれてくる。ところでインドの女優さんは美人が多く、誰が誰だか区別が付きにくいほど、この辺も韓流ドラマ似かも・・・。[DVD(字幕)] 7点(2012-08-29 18:42:20) 6. ダンサー・イン・ザ・ダーク 二度と見たくないという人には酷かもしれないが、何年か経って再度見て冷静にレビューが書ける映画かもしれない。私も最初見たときの衝撃は大きく、とても言葉にできなかったことを覚えている。 確かにセルマの考え方や行動は異常だ。しかしそれは遺伝による先天的な目の病気ということを考えれば理解できることかもしれない。それなのに敢えて子どもを産んだという事実、それをどう考えればよいのだろう。不幸はここから始まっていたのかも。そして死刑執行という運命、死刑制度がなくならない限り、解消できない不幸かもしれない。 ラース・フォン・トリアーという監督は、つくづくすごい人だと思う。ミュージカルで綴る空想の世界が見事。[DVD(字幕)] 8点(2012-07-14 22:45:12)《改行有》 7. ターミナル 空港から出るに出られなくなったというのは、「パリ空港の人々」の二番煎じでその分はマイナスだけど、そこを除くと悪くないと思う。むしろパリ空港の人々より明るく、ロマンスあり笑いありで良いと思うし、何より空港で生活するバイタリティーがある。 トム・ハンクスはやはりうまい。 [DVD(字幕)] 7点(2012-06-25 20:00:23)《改行有》 8. 大統領の理髪師 《ネタバレ》 単なるコメディと思いきやなかなかのヒューマンドラマである。1960年代から1970年代の韓国の歴史を背景に繰り広げられる物語は、おもしろおかしくそして感動的だ。 ここには3人の大統領が登場する。憲法を四捨五入論を使って改正(悪)し、不正選挙で失脚した大統領李承晩。軍事クーデターから大統領となり、北のスパイ摘発を徹底的に行い暗殺された朴正煕。そして民政移管後大統領となる全斗煥(髪がない)。 主人公のハンモは朴正煕の理髪師となり、韓国政府内の対立に巻き込まれたりするが、それがちょっとフォレストガンプみたいだったり、家政婦は見た風だったり、・・・ 息子が下痢から拷問を受け歩けなくなるが、その解決法が大統領の理髪師という重課の解放だったとは・・・。韓国の近代史の勉強にもなる。 そういえば、朴正煕が日本語で「今日も最高の気分」と言うが、日本の学校で学んだことを示す一端[DVD(字幕)] 8点(2012-06-25 16:30:44)《改行有》 9. 大変な結婚 ラブコメは好きだが、やくざの娘というのがどうもひっかかってしまった。しかしこの娘の兄3人も何となく憎めないし・・・。馬鹿馬鹿しいといえばそれまでだが、乱闘シーンを除けばまずまずか。ラストエンディングにスタートの種明かしあり。ジンギョンの歌う歌も良い。[DVD(字幕)] 5点(2012-04-27 23:39:13) 10. ターン/TURN 原作未読だが、おそらくベストセラーにふさわしい小説ではないかと思う。そう思わせる映画だ。平凡な一日を描いている映画かと思うと、一転して繰り返しの日々となる。同じ時間に同じ場所に戻るという設定と誰もいない静寂な世界がすばらしいし、主役の牧瀬里穂も好演だと思う。これは平山監督のなせる技か。 難しい理屈はさておき、思い出してはまた見たくなる映画だ。[DVD(字幕)] 7点(2011-10-27 00:05:50)《改行有》
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