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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. タイム・アフター・タイム 《ネタバレ》 娯楽映画としては破格の面白さです。コメディ、ラブストーリー、アドベンチャー、サスペンス、すべての要素をバランスよく満たしています。ハワードと銀行員エイミーとのやりとりも良いですし、現代に来てからのハワードのとまどいっぷりも楽しめます。後半は、切り裂きジャックの本領発揮で、特にハワードが警察で尋問を受けているときはかなりハラハラさせられます。 それに、30年以上の前の映画ですが、映像がかなりきれいです。 それほど期待していなかったので、思わぬ掘り出し物を見つけられて良かったです。あらためてこのレビューサイトを見ていて良かったなと思いました。映画初心者には本当に助かります。[DVD(字幕)] 9点(2012-03-09 16:06:07)《改行有》 2. タワーリング・インフェルノ 《ネタバレ》 なぜか「海猿」を思い出しました。 最初はまだ、気持ちにも状況にも余裕がある。 でも少しずつ事態が深刻になっていき、そのことに気付き始める人が増えてくる。 それもすごいスピードで。 そこが「海猿」の2作目と似ている気がします。 火事の恐ろしさ、というか災害の恐ろしさを体験できる素晴らしい映画でした。 善人にも悪人にも死が平等に訪れるところにもリアリズムを感じます。 特にエレベーターから落下した女性。 他のシーンでもっと危ないときがあり、そこではもっと時間を使っていました。 結局何事もなく、助かりました。 ですが終盤のエレベーター落下寸前のシーンでは一瞬です。一瞬で女性の命は失われます。 この女性の一連のエピソードが、個人的に一番衝撃でした。 (あくまで順位をつけたらの話でして、パニック+群像劇として、他にも見所はたくさんあると思います。) [DVD(字幕)] 8点(2012-10-27 04:09:12)《改行有》 3. ダーティハリー2 《ネタバレ》 1作目よりかなり面白くなっていたと思います。 こーゆー『毒を以って毒を制す』みたいなの好きです。 オープニングからつかみはばっちり。法で裁けない悪党を有無を言わさず成敗する。いいじゃないですか。スカッとします。 でもその場に居合わせた人間や目撃者も、バンバンバンって見境なし。この辺から『あれ?あれれ?』ってなってきて、そこへハリー・キャラハン登場。う~ん、いいですね。 最近の映画のほうがミスリードは上手。だからチャーリー・マッコイのいかにもってキャラは、出た瞬間にミスリード要員とまるわかり。チャーリーは惜しいキャラでした。もっと共感できる人物だったら・・・。あるいはチャーリーに関するエピソードをもっと丁寧に描けていたら・・・。復讐に燃えるキャラハンという構図もできていたかもしれません。 もちろん、それを言うなら相棒の死だって同じこと。キャラハンが相棒を救えなかった後悔と悲しみをもっと表現するようなシーンはほしかった気がします。 で、そーいったものを全く描かなかったので、一番盛り上がるべきラストの決戦が、何とも無味乾燥なものとなってしまいました。 序盤~中盤くらいまではすごく良かったのになぁ。 残念。でも1作目よりかは面白いですよ。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-08-31 01:56:57)(良:1票) 《改行有》 4. ダーティハリー3 《ネタバレ》 最初のほうは面白いんですけどねぇ。 ガス会社のワゴンを手に入れるとことか。 酒屋の強盗退治するとことか。 でも話が佳境に入るにつれて、逆に面白味がなくなっていくのが不思議。 ラストのアルカトラズでの攻防戦なんてその最たるもの。なんでしょう、このダラダラとした締まりのない戦いは。 また、今作では女性刑事が初登場。キャラハンの相棒になるのですが、相棒として上手く機能しきれていない感じが・・・。バディものならではの面白さが皆無なんです。登場シーンこそ頭の良さを見せるのですが、それ以降彼女の頭のキレを感じさせるシーンが出てきません。いったいなんのための伏線なのか。彼女が彼女にしかできない活躍を見せることで、ハリーに相棒として認めさせるのが痛快で面白いはずなのに。それにこーゆーノリなら、女性刑事は死なせないほうが良かったんじゃないかなぁ。ムダに後味が悪いです。 警察組織から理不尽な待遇を受けるキャラハン。もはやアウトローの宿命ですから、この際それは目を瞑りましょう。ただ溜飲を下げるシーンは必須です!クソ上司が自らの非を認め謝罪するシーンとかさぁ。で、キャラハンが『お前たちが俺の言うことを聞いて入れば、ケイトは死ななくて済んだ』とか言ってさ。なんかそーゆー胸のつかえがとれるシーンを最後にください。なんかスッキリしないまま終わっちゃってます。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-09-03 09:56:14)《改行有》 5. ダーティハリー 《ネタバレ》 最初のほうこそ面白かったのですが、終盤になるにつれ、だんだんつまらなく・・・。 理由は2つ。まず、夜のシーンが多くなり、画面が真っ暗で何やってるか全然見えない。 理由のふたつめは、あれだけ武装して、警官に発砲して暴行までして、少女の遺体まで出てきて不起訴なのは無理がありすぎるってとこ。こんな出鱈目がまかりとおるのであれば、完全犯罪やり放題である。 これは凶悪犯を再度野放しにして、主人公と対決させたいってだけじゃん、っていう安直なプロットに醒めます。 更にはキャラハンをストーリー上孤立させたいってのはわかるんですが、上司も検事も市長もキャラハンを責めまくるのでイライラします。 今作初鑑賞なんですが、勝手にアウトローなヒーローが型破りに暴れまくる、そんな爽快なアクションをイメージしちゃってたんです。そりゃ勝手にイメージした自分が悪いんですが、このタイトルにクリント・イーストウッドだったら期待しちゃうじゃないですか。良そうに反して優等生なキャラハンに物足りなさを感じてしまった次第です。 ただ、若き日のクリント・イーストウッドを見られて、そこだけは大いに満足です。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-08-23 02:28:19)《改行有》
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