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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 大脱出(2013) 《ネタバレ》 なんとなく昔懐かしい雰囲気の作品。 わかりやすい。勧善懲悪。 アーノルド・シュワルツェネッガーの正体が義賊マンハイム。で、CIAの娘の協力者。 シルヴェスター・スタローンは脱獄のプロ。 でも犯罪者ではありません。刑務所の防犯システムの欠陥を指摘するコンサルみたいなお仕事。インテリ~。 だからスタローンにやましいことは何もない。後ろめたいことは何もない。よって全力で応援できます。 シュワちゃんのほうは、良いひとか悪いひとか最初こそわかりません。でもすぐに味方なんだろ~な~って思います。 ・・・そもそもシュワちゃんに裏表あるキャラの演技なんて無理だし・・・。 それでも、何らかの罪を犯したのであれば、そのシュワちゃんの脱獄の手伝いをするのはどうなん?とは思ってしまいましたが、それより自分が脱出することのほうが最優先なので仕方がないですね。 そう、タイトルが脱獄ではなく脱出。 それはもうその通りなわけです。 で、途中まではとても楽しんで見ていたのですが、最後がやはりというかある意味予想通りというか、力技のアクションで押し切っちゃいました。そこはちょっとだけ残念だった気も。 オープニングの脱獄のほうが、よほど『してやったり感』を感じることができました。 カタルシスに欠けるオチ。惜しい。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-06-26 15:15:03)(良:1票) 2. ダブルヘッド・ジョーズ<OV> 《ネタバレ》 超粗いCG。超大根な役者。超どうでもいいストーリー。 全く意味がわからない行動の数々に、パツパツ水着のお姉ちゃんたち。 これぞB級。これぞエンターテイメント。 アラしかないから、アラ探しする気すら失せるクオリティ。 なぜダブルヘッドなのか。そんな説明は一切なし。潔し。 ダブルヘッドジョーズがとにかく人を襲う。 そうです、それで良いんです。これぞお気楽B級映画です。 『島が沈んでしまったー。』と騒いでいる人たちの背後に、陸地や岩場が見えたって気にしない。 B級サメ映画を楽しもう。その気持ちが本物だったら、そんな岩場は見えなくなりますから~。 全体のおよそ9割はしょぼしょぼですが、そんななか時折良いシーンが紛れ込んでたりするから侮れません。 ボートに乗っていた男2人が、海に浮かんでいる何かを見つけて近づいていくときの緊張感はなかなか良いものでしたよ。 よく頑張りました。 終盤のチャペル内での攻防も、ビジュアル的になかなか頑張っていたのではないでしょうか。 『サメ映画を撮るぞ!』という気概が伝わってきます。[DVD(字幕)] 5点(2024-06-07 02:03:52)(良:1票) 《改行有》 3. ダーク・シャドウ(2012) 《ネタバレ》 ジャンル「コメディ」となっていますが、笑えるのはマックのとこくらいしかないなぁ。 ティム・バートンの映画で好きだったのは、「シザーハンズ」「マーズ・アタック」「スリーピー・ホロウ」くらいで、最近のになればなるほど肌に合いません。 今作も、とにかくキャラと話がとっちらかっていて、なかなか気持ちが入っていきません。 役者はかなり豪華なんですけどねぇ。ギャラだけでもすごいお金かかってそうです。 バーナバスと魔女の確執がメインだとは思うのですが・・・。 ビクトリアとの恋愛を描いてみたり。バーナバスと子供たちとのふれあいを描いてみたり。ミシェル・ファイファーと手を組んで、コリンズ家を復興させてみたり。とにかくやりたいことをやってみました、のごった煮感がすごい。 少年の父親は隠し財宝を狙っているし。ホフマン博士はバーナバスの血を使って不老不死になろうと企んでいるし。挙句の果てにはクロエはオオカミ少女で、少年はゴースト使い。まあそれは面白かったけどサ・・・。さすがにいろいろつめこみすぎなんじゃな~い? ビクトリアはビクトリアで思い背景しょってるし。で、ビクトリアが最後ヴァンパイアになって、実はビクトリアはジョゼットで…もうわけわからん。 いっちばんまずいのは、たとえヴァンパイアにされたからといって、罪の無い人をやたらめったら殺しちゃっているとこ。 このストーリーに、律儀に「ヴァンパイアの怖いとこ」設定いる?[ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-11-13 03:22:40)《改行有》 4. 007/スカイフォール 《ネタバレ》 なんか退屈。時間も長い。007ってこんなんでしたっけ? スパイ要素なんて後半ほとんどなくて、アクションばかり。 しかも任務とかじゃなくて、内輪でのごたごた。言ってしまえば復讐劇。 う~ん、これじゃあ007っぽくないなぁ・・・とでも思ったのか、とりつくろうかのように出てくるボンドカー。しかもヘリにハチの巣にされて見るも無残なスクラップ。そしてボンドガールもすぐ退場。 ・・・いや、もしかして今作のボンドガールってあのおばちゃん・・・?いや、まさかね・・・。 なんか007ならではのワクワク感や爽快感ってのが皆無で、エンターテイメント性に欠ける気がするのです。 いえ、この映画、007というつもりで見なければ、それなりに高評価をつけられたかもしれません。 スパイ映画を見たかったのに、なんか全然違うもん見せられた気分。そこがちょっと不満。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-11-02 02:14:29)《改行有》 5. 探偵はBARにいる3 《ネタバレ》 シリーズのなかでは一番好きかなー。 でも8点つけるほどではないので、7点で。順番では3>1>2。 まず、今までで一番探偵らしいのが良い。寄り道もほとんどなく、無駄が少ないです。 キャストも良かった。ヒロインの北川景子は最高です。華があります。演技も良い。 緊張感のあるサスペンスで始まるオープニングも良いですねー。この女の子は何者なのか。なぜただの運転手が銃を持っているのか。そしてその運転手もいきなり撃ち殺されてしまう。いったい何が起きているのか、興味をひく仕掛けとしては100点でしょう。 もうひとつのオープニングがエロ教頭。いきなりゆるい推理から入るゆるいオープニング。このギャップがなかなか楽しい。 それでいていつものアクションもちゃんとある。 前半丁寧にミステリー仕立てにしてくれたのに、後半のネタばらしはやけにあっさり。 大泉洋が観覧車の中でその推理を披露。・・・・で、その推理したとおりでした・・っていうのはいささか拍子抜けです。 それに、これは最後まで見ないとわからないことではありますが、岬マリが赤の他人のためにそこまでリスクをおかす、いや、殺人までしちゃうっていうのは、少々共感しづらいものがあります。そこはストレートに岬マリの子供でよかったのではないかな。 切なさや悲しさを感じるよりも、『え?まじ?』っていう気持ちのほうが勝ってしまいます。 リリー・フランキーにしろ、北川景子にしろ、キャスティングはすごく良かったと思います。[DVD(邦画)] 7点(2023-03-26 01:26:03)《改行有》 6. タイタンの逆襲(2012) 《ネタバレ》 モンスターがいて、仲間がいて。わーわー、きゃーきゃー言いながら戦って。 これで良いと思います。 娯楽ですから。 エンターテイメントですから。 テンポよくいろんな敵が出てくるので、見ていて飽きません。それだけで十分。 ・・・十分のはずなんだけど・・・ 個性あふれるモンスター軍団に対し、ペルセウスパーティの個性の無さはどーにかならんものか? 半神が2人もいるけど、2人とも普通の人間とたいして変わらんのはいかがなものか。 ペルセウスの異常な打たれ強さは確かに人間離れしてはいましたが・・・ 主人公の特技→『めっちゃ打たれ強い』 そんな地味でいいんだろうか。 一番目立っていたのが、終盤のゼウスとハデスの共闘。 人類がてこずっていたクロノスが送り込んだ闇の兵士?を、神ならではの力で蹴散らしていく。 ペルセウスたちより明らかに華のある闘いっぷり。 ・・・それってどーなの? 軍神アレスが最後まで悪いやつっていうのもなんだかねぇ。 ポセイドンがすぐにリタイアしちゃうのももったいない。 モンスターたちのあばれっぷりは最高。映像がとても良い。 もう開き直って、モンスターたちの活躍をひたすら楽しむべし、ですね。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-03-22 02:09:10)(良:1票) 《改行有》 7. 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 《ネタバレ》 こんなの犯人わかるわけない。ほとんど何のヒントも脈絡もなく、突然『俺が犯人でした』って、脇役のやつに言われても… 意外性はありました。そりゃ意外ですよ。動機だってあってないようなクソつまんねー動機だし。 『探偵』の2文字を冠しているから、つい騙されちゃいますが、このシリーズは推理ものとして見ないほうがよさそうです。 おかまバーに助けにいくエピソード。今まで散々逃げ回ってきた大泉洋が急に勇敢になる。きっと何かあるんだろうと思ったら、まったくの無策。こんなオシャレなタイトルつけるんだったら、もっと華麗な頭脳バトルであっと驚かせてほしいものです。 北海道でのカーチェイスは蛇足もいいとこ。前回の敵をなんの脈絡もなく出してくる意味がわからない。あの一連のドタバタを省略するだけで20分は省略できるし、作品も引き締まったものになったと思います。 でも一番いらないのは冒頭のサービスシーンでしょう。すぐにマサコちゃんの犯人捜しをしたのであれば、もっと感情移入もしやすかったのに。マサコちゃんが殺されたにも関わらず、自分の欲望最優先。で、女に捨てられてたらススキノにリターン。で、開口一番、『おめーらマサコちゃん殺した犯人捕まえたくないのかよ』って息巻かれても、今更『はぁ?』って感じです。 このオープニングで主人公の好感度が著しくダウン。 前作のほうが良かったです。 まあ、でも、暇つぶしにはもってこいのシリーズなのは間違いない。 あとなんだかんだで続きが気になる。[DVD(邦画)] 6点(2023-03-14 01:22:22)《改行有》 8. 探偵はBARにいる 《ネタバレ》 私は単純なので、最初の乱闘シーンでちょっとこの映画に期待しちゃいました。 ただの情けない主人公かと思いきや意外に強い。そして松田龍平はもっと強い。そう、主人公が腕力でもいい、知力でもいい、とにかく強いと私は映画を楽しめてしまうのです。 でもねぇ。やっぱ探偵なわけですから、腕力は副産物、大事なところは頭脳で勝負してほしいものです。 ・・・・あんまり頭脳戦でしびれるシーンやストーリー展開は、・・・ないかなぁ。 表向きはお調子者でひょうきん。でも実は冷静で頭が切れる。そんな探偵だったらよかったのに。 感情的だし。すぐ罠にはまるし。頭脳プレーで相手の鼻を明かすようなシーンもない。 夫婦が殺された現場に駆け付けたとき、感情のままに暴れるシーンは正直ひきます。 まあその一方で、アクションについては過激なシーンも多く見ている分には飽きないタイプの映画。 そして思い切り好みの問題ですが、大泉洋も松田龍平も小雪も好きな役者さんなので、3人が出ているだけで満足っちゃあ満足。 小雪演じる沙織の壮絶な最期も見ごたえがありますねぇ。 全編通してややコメディ調なテイストが感じられたので、このバッドエンドは意外ではあります。 エンターテイメント作品としては及第点ではないでしょうか。[DVD(邦画)] 7点(2023-02-22 04:16:39)(良:1票) 《改行有》 9. TIME/タイム 《ネタバレ》 設定、アイデアは好き 世界観は…どーかな~? SFはよほどうまく作ってくれないと、世界が狭く感じられてしまいますね。世界に広がりや奥行きを感じられないのが残念。こじんまりとした世界での逃避行。 そもそも富裕層と貧困層しかいないような世界の描きかたは発想が貧困じゃないでしょうかねー。中流階級が多くいて、富裕層と貧困層はマイノリティー。そのあたりは現実と同じくらいの配分にしたほうが世界を広く感じるし見ごたえもあると思いますけどね。 アマンダ・セイフライドはかわいいし、主人公も悪くはなかったのですが、感情移入するまでには至らず。 貧富の差が激しい世界を根底から覆すのかと思いきや、やっているのは強盗…。どーにもカタルシスを得づらい…。 序盤から中盤にかけては結構わくわくしながら見ていたんですけどねー。 大金(時間)をつかんだ直後に訪れる母親の理不尽な死。体制そのものに怒りを感じ、現体制を根底からひっくり返す、そんな壮大な物語を期待しちゃったのが悪かったのかなぁ‥‥[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-08-31 03:07:45)(良:1票) 《改行有》 10. ダンガル きっと、つよくなる 《ネタバレ》 野暮とは思いつつも、どこまでが実話なんだろうってついつい考えながら見ちゃいますね。 エンドロールでギータとバビータのその後+現在が出てきたので、大筋はほぼ実話なのかな? 実話ものにしては起承転結がしっかりしていて、大変メリハリのある作品。父親が自分の夢を娘たちに託しトレーニングを始める『起』。大会で快進撃を始める『承』。ギータがインドのNSAに在籍し、少しずつ道を踏み外していく『転』。そんなギータに父親が手を差し伸べ再び父娘で栄光に突き進む『結』。 『起』ではインドという社会を垣間見ながら父娘の攻防を楽しむ。コメディタッチな演出、やりとりが面白い。 『承』では少年漫画さながらの高揚感を感じる。 『転』では暗雲がたちこめシリアスなドラマに。 『結』ではレスリングという熱いスポーツドラマを堪能できる。 父娘のドラマとしてもスポーツものとしても非常に完成度の高い1本。 長い映画ではありますが、それぞれのパートのテンポ、展開が早くその長さを感じさせません。 無駄な描写があれば80分でも長く感じちゃうのが映画。そういった意味では、無駄な描写はほとんど無かったと言えるでしょう。 気になる点は、バビータの出番が後半ほとんどなくなること。少女時代は二人とも均等に描かれていたのに、中盤以降はギータオンリーの物語になってしまったのがもったいない。 もうひとつはクソ監督放置問題。こんだけ無能なうえに性格クズな監督が本当にいたのか、という疑問もありますが、こいつが最後までおとがめなしっていうのがどーにも気に入りません。それ相応のざまぁな末路を用意してくれないと溜飲が下がらないです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-05-10 02:32:13)《改行有》 11. ダーク・フェアリー 《ネタバレ》 思っていたよりだいぶ怖い。特に序盤から前半。雰囲気づくりがとっても上手です。プロローグからして真っ当なホラー。 ゆるめのゴシックホラーを想像していたので、ちょっと油断していたというかなめていました。序盤はずっとドキドキしながらの鑑賞です。 で、こーゆー作品の宿命ですが、ダーク・フェアリーの姿が出ちゃうと怖さが半減しちゃうんですよねー。 つまり後半になるほどホラーとしての怖さは勢いがなくなります。 女の子が一人でお風呂に入っているとき、電気を消されちゃうのが怖さのピークでしょう。 そっから先はホラーというよりモンスターパニック。それはそれで面白いのですが、ファイナルバトルではどいつもこいつも簡単に気を失っちゃううえにいつまでも目覚めないのがイライラします。ダーク・フェアリーたちに都合の良いように物語が進んでいきます。まさにダーク・フェアリー視点からのご都合主義と言えるでしょう。 そして後味が悪い。キムが犠牲になる必要があるのでしょうか。それに人が一人消えたんですよ?どこに引きずり込まれたのかもわかっているんですよ?行政や公的な力であの地下を掘り起こすなりなんなりして探し出すでしょう、普通。そんなことを言ったらだめなんでしょうかね。 バッドエンドは嫌いなんですが、最後にキムがどうやらダーク・フェアリーの仲間入りをしたかのような終わり方そのものはおとぎ話っぽくて嫌いではありません。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-17 02:11:38)《改行有》 12. ターゲット(2010) 《ネタバレ》 一流の殺し屋がターゲットと仲良くなっちゃうよくある話。 結構人が死んじゃうサスペンスコメディ。どちらかと言えばコメディ寄り。それもブラックユーモア満載のコメディといったところ。 ヒロインのローズはビジュアルは良いけれど、登場シーンからして軽犯罪やりまくりのとんでもない女。 ビクターは紳士的だけど、試着室に入っていた無関係な一般人を誤って殺しちゃったりしています。 とても共感できない2人ではありますが、なんか憎めない魅力もあります。 完全に無関係なトニーも良い味出しています。 ローズを殺すために殺し屋を雇ったファーガソン。その部下。ファーガソンに雇われたディクソン。それぞれ個性的な悪役。と言いたいところですが、実際は悪役ではない。ファーガソンはローズに大金を騙し取られた被害者。なのにディクソンたちは殺され、ファーガソンとその部下は重傷を負って入院。騙し取られた大金も戻ってこない。冷静に考えればとんでもない話。 ビクターとローズはその後結婚して子供ができたようでして。トニーも仲良く一緒に暮らしています。トニーはともかく、とんでもない犯罪を犯してきた主人公2人が幸せそうに過ごすハッピーエンドで終わるような映画。これを割り切って楽しめるかどうかで評価が変わりそうですね。 ちなみにビクターの母親が最高に良いアクセントになっています。[DVD(字幕)] 6点(2020-12-11 14:32:26)《改行有》 13. ダメ男に復讐する方法 《ネタバレ》 ストーリーは極めて単純。似たようなプロットの映画はきっと他にもある。ですがそれはそれで全然構わないのです。大事なのは、同じ料理を作るにしても、どう味付けをしていくか。まずいカレーもあれば、うまいカレーもある。同じカレーでも千差万別。この作品は間違いなく安心して楽しめる『上手いカレー』になるでしょう。 女性が主役です。女性向けの映画であることは否めません。ですが男性が見てもきっと楽しめる内容です。 3人の主演女性はそれぞれ違う魅力がある。 ケイトは典型的な夫依存型奥さん。そんなケイトが自立した女性へと少しずつ成長していく姿がかっこいい。前半のケイトは嫌いですが、後半のケイトは次第にかっこよく見えてきます。 カーリーはキャメロン・ディアスの本領発揮というキャラクター。さすがにお年を召したキャメロン・ディアスですが、彼女の魅力を存分に堪能できる人物です。劇中では一流のつっこみ役として、終始笑わせてくれます。 そしてアンバー。とにかくかわいい。ケイトとカーリーだけだとどうしても平均年齢が高すぎるのですが、アンバーが加わることでとても華やかな3人になります。相乗効果で3人の魅力がぐっと上がるし、3人で力を合わせて陥れてやろーぜってのがわくわくさせてくれます。 好き放題やっていたダメ男マークは最後にコテンパンにやられて、これ以上ないカタルシスを感じられます。3人のその後もクドくない程度に紹介され、すっきりとした余韻を残して物語は幕を閉じます。 明るい気持ちになれる良質なコメディムービー。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-11-07 10:53:07)《改行有》 14. ダラス・バイヤーズクラブ 《ネタバレ》 実話とは知らずに鑑賞。 エイズが判明。余命30日。エイズ治療薬AZT。まだ臨床実験の段階で処方されず。違法に手に入れるも、薬は効かず病状は悪化。ワラにもすがる思いでメキシコの医師を訪問。免疫機能を向上させる毒性の低い薬。ただし未承認。ウイルス除去はできずとも、病状は緩和。病気を治すのではなく、病気と共に生きていくことを決意。自分を助けてくれた薬の販売を企画。『ダラス・バイヤーズ・クラブ』設立。ロン・ウッドリーフが仕入れてくる未承認の薬を求めて集まる人々。黙っていない国家権力と製薬会社。捜査のメスが入り、摘発・・・。 という膨大なストーリーを2時間に凝縮した本作。更には医師との恋愛、患者仲間でもありビジネスパートナーでもある友人との友情、死別までも盛り込んだ内容。 当然後半になるにつれストーリー展開は駆け足になり、説明不足な部分は出てきます。 実話だから仕方ないのですが、本当に人の命を助けてくれる薬が、FDAと製薬会社の癒着により、臨床実験すらされず、人の命が軽んじられる現実が腹立たしい。しかもその事実を隠し、自分たちは正義だと謳っている病院と製薬会社はタチの悪さを通り越して存在そのものが非人道的。もちろん、この映画で述べられていることを鵜呑みにしたらの話ですが。 勉強になる映画ではありますが、個人的には鑑賞後の後味があまりよろしくないので、好きなタイプの映画ではありません。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-05-21 14:39:15)(良:1票) 《改行有》 15. ただ君だけ 《ネタバレ》 ベタな恋愛ドラマで、前半は退屈極まりない。チョルミンの過去、ジョンファの過去、無関係と思われた二つの過去が交錯するとき、ちょっとだけドラマが面白くなります。決して真新しさはありません。ですが、そこに定番ならではの趣が確かにあります。 ジョンファの吹替えがいまいちだったのと、感情移入できるほどのストーリーではなかったため、評価は厳しめ。ただソ・ジソブはかっこいいし、ハン・ヒョジュは正統派美人女優で魅力的。ラストもなんだかんだいってハッピーエンドでめでたしめでたし。のめりこめるタイプの作品ではありませんが、定期的に世に出回って欲しいタイプの恋愛ドラマです。[DVD(吹替)] 5点(2019-08-15 23:35:17)《改行有》 16. ダイ・ハード/ラスト・デイ 《ネタバレ》 マクレーンの個性がほぼ死んじゃっている今作。粗野でがさつな一方、知的でクールな両面を併せ持つのがマクレーン。でも序盤で、やたらと息子を邪魔するKYなマクレーンにちょっと失望。ダイ・ハードシリーズのファンからすると、いまいちと言わざるを得ないでしょう。 カーアクションは派手。爆弾の仕掛け方が好き。軍用ヘリ大活躍。などなど、アクション映画としてはおそらく及第点。撃ち合いは緊迫感に欠けるかな・・・。臨場感も足りません。『1』、というか、昔のアクション映画の銃の撃ち合いって、『痛さ』が感じられた気がします。それが臨場感を生み、緊張感を作り出し、カタルシスへとつながっていくと思うのです。最近のアクションは映像の迫力にしろ、そのスピード感にしろ、昔のアクション映画とは比べるべくもありません。でも、『痛さ』を感じないんですよね。もしかすると自分の感受性が鈍っただけかもしれませんが。 ただ、正直今作のブルース・ウィリスのマクレーンにはいつもほどの真剣さを感じないです。やっつけ仕事とまでは言いませんが、もはや惰性でマクレーンを演っているようにさえ感じちゃうのです。 アクションだけで見れば『4』のほうが凄い。ストーリーや人間味で言えば『1』や『3』のほうが面白い。ダイ・ハードシリーズとしては、最も低評価とされても仕方ないです。 普通のアクション映画としては、悪くないと思います。お金かかっているし。 私個人の感想としては、アクション映画としてもピンときませんでした。ですがそれは『ダイ・ハード』フィルターがかかっていたせいだと思います。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-05-20 14:41:04)《改行有》 17. ダークナイト ライジング 《ネタバレ》 映像に迫力があります。音楽も良い。見応えがあります。 アン・ハサウェイ演じるキャットウーマンやベインのビジュアルが好きです。また、新しく登場する戦闘機がしびれます。バットマンシリーズは『メカ』や『武器』、とりわけ『乗り物』で楽しませてくれますね。 バットマンだってヒーローものにはちがいありません。圧倒的なパワーを見せてくれるパフォーマンスは、やはり興奮するものです。 ストーリーはどうでしょう。個人的には、はっきり言って面白くありません。なにしろ防戦一方。状況は悪くなるばかり。バットマンに頼れる味方が少ない。前作のような『チーム感』に欠ける。キャットウーマンには騙されるし。ベインにぼこぼこにされるし。アルフレッドは出て行くし。破産するし。この作品を見ると、前作までのバットマンをとりまく環境の暖かさがいかに大切だったかがよくわかります。 それに、この内容で160分というのはあまりにも長い。 前作では、そのエンターテイメント性の高さから、長さを全く感じませんでした。それは、面白かったのと同時に、映画を完成させるのに必要な尺の長さだったからだと思うのです。 今作の脚本で、本当にこの尺の長さは必要だったのでしょうか。 描きたいものを詰め込むだけなら、誰でもできると思うんですよね。無駄をけずり、必要なものを残し、限られた時間の中で見せようと試行錯誤された映画が好きですね。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-09-30 14:54:16)(良:3票) 《改行有》 18. ターミネーター:新起動/ジェニシス 《ネタバレ》 アクションは最高。スピード感あり、テンポも良い。ストーリーがよくわからなくても、映像だけで楽しめることは間違いありません。 そう、途中からストーリーがよくわからなくなります。 作っている人たちも、実は途中からわからなくなってるんじゃないの。 シュワちゃんなんか怪しい・・・。『とりあえずよくわからんが、俺はここでI'll be backと言えばいいんだな?』とか言ってそう。 私はもともとパラレルワールド、タイムパラドックス反対派なんです。 じゃないと、『過去に戻る意味がねー』と思うんですよね。 それにターミネーターシリーズにおけるタイムトラベルは、あくまで舞台装置のひとつであって、ストーリーそのものは非常にシンプルかつわかりやすく作ってくれていた印象があります。 それがこの作品は、完全にタイムトラベルとその謎解きがメインになっているような気がするのですよ。 後半はなにせ状況がよく理解できていないまま、どんどん話が展開するものですから、凄い映像見せられても何となく蚊帳の外・・。こーゆーサスペンスアクション系は、主人公達のゴールが見えないと、こちらもハラハラドキドキできないものです。 劇中ジョン・コナーが、『私達だけ時の流れの中置き去りにされているのだ』みたいなことを言うシーンがあるのですが、そうそう、まさにそんな気持ちで見ていましたよ。むしろあんたのせいだと言ってやりたい。 『1』の『T-800』にしろ、『2』の『T-1000』にしろ、『3』の『TーX』にしろ、外見は人間でも中身はロボットのあの無機質感が生み出す『怖さ』やある種の『かっこよさ』が好きだったのに、この作品ではよーしゃべりますねー。べらべらべらべら。 言葉のやりとりなんかできないのがターミネータの良さだと思うんですけどね。 映画そのものは最高級の技術で作られているであろう映像が満載ですから、そりゃあもうアトラクションとしては最高に面白いんですが、・・・もったいないなー。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-05-09 03:57:24)(良:1票) 《改行有》 19. タイタンの戦い(2010) SFやアドベンチャーが大好きなので、期待しすぎてしまいました。サソリと戦うシーンが好きです。メドゥーサが何故メドゥーサになってしまったのかのエピソードが一番胸に響きました。キャラクターでは魔女3人組が良かったです。[DVD(字幕)] 5点(2011-07-04 15:58:31)
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