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1. 大怪獣ガメラ
核でガメラを目覚めさせて一応反核のメッセージは入れときましたよ、的なオープニング。と思いきや、ガメラを迎撃する際には軽いノリで「核撃っちゃおう」と提案しちゃう安易さ。それに唐突で無意味なロマンスや、行き当たりばったりなZ計画のあれこれなど、おいおいとうなだれそうになるポイントが多数あるシナリオです。しかしまあ、セリフというセリフから、頭の悪さというか、推敲の足りなさがボロボロこぼれまくっているので、いちいちとやかくツッコむのもバカらしくなるというものでございましょう。むしろ「笑ってあげられるおバカなシナリオ」としてこれはこれでアリだな、と。それよりも、この意外に良質な特撮の仕上がり。合成技術は、ヒトの子供とガメラを対比させることでガメラのスケール感を具体的に表現できていますし、ガメラのスーツは、皮膚のシワや甲羅のトゲトゲしさの質感が伝わってきます。なにより街で暴れ大海を突き進む巨体の迫力はなかなか侮れないものです。[DVD(邦画)] 6点(2015-05-18 21:32:56)
2. 脱走特急
前半はややダレるし、キャラの相関図も弱冠分かりにくいとこもあるが、開始40分の列車を乗っ取って脱走する場面から面白くなり、ラストで一番盛り上がる隠れ良作。しかし最後のあの一文を引き立たせるためにも、コミカルなB級感は抑えて終始シリアスで緊張感のある演出の方がよかった気がする。映像的には年代らしさも感じられるが結構頑張ってる印象。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-06-25 22:05:35)
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