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1. チャイニーズ・ゴースト・バスターズ
昇進祝いに社長から別荘を貰った建築家の家族が別荘に巣食う悪霊と対峙するという内容のホラーコメディですが、このテの香港映画にありがちな“恐怖すら笑いに昇華”といった傾向は見られず、恐怖描写に関しては意外と真面目に演出していることに好感が持てます。…とは言ってもあまり怖くないし、やはり香港映画特有のドタバタ感が介在している点には変わりないんですが…。ジャッキー映画などで御馴染みの名脇役トン・ピョウが本作では珍しく主演を張って家族思いの良き父親を好演していますが、それよりも私は「その家に住んでは駄目だぁ~」などと殆ど変質者のような風貌と言動で寄ってくる隣人を演じたブルース・リャンの存在の方が終始気になりました(笑)“香港映画最強の男”“ブルース・リーを凌ぐ武打星”とまで呼ばれた彼にしてはあんまりな役のように思いますが、彼のその後の変わりようを考慮すると案外適役だったといえるかもしれません(苦笑)[ビデオ(字幕)] 6点(2009-11-03 23:50:01)
2. チャイニーズ・ウォリアーズ
女性パイロットに扮したミシェル・ヨーが活躍する戦争アクション映画なのですが、ハッキリ言ってあまり出来は良くありません。戦争モノということで、陰惨になりがちな作風をコミカルタッチで和らげようとした試みは良いと思うのですが、そのせいか映画全体の緊迫感は薄れてしまっていますし、クンフーアクションも全編同じトーンで構成されているので、クライマックスの見せ場も全く盛り上がらずに終わってしまっています。悪役に魅力ある俳優を据えているのに、彼らとの絡みも全て消化不良に終わっているのも残念至極。ミシェル・ヨーのインディ・ジョーンズ顔負けのロープ捌きだけが見ものでしょうか。[ビデオ(字幕)] 4点(2005-04-07 01:06:37)
3. チャンピオン鷹
「彼はサッカーというものを全く分かっていないよ。」
『少林サッカー』を特集していた某映画雑誌のコラムでユン・ピョウはこのようにコメントしていたので。「なにーっ!!それでは、ユン・ピョウ!お前はどうなんだ!!」と思いつつそのコラムに「これぞ本物のサッカークンフーだ!」と言わんばかりに紹介されていたこの作品を見た。
うむ、確かにシンチーよりは彼の方がサッカーのことをよく理解していたと思われる。ただ生憎、私はサッカーなるスポーツに全く興味を持っていないのであまり高い評価はあげられませんが・・。
クライマックスのサッカーシーンも少々退屈だったかな。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-01-05 21:53:47)《改行有》
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