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1. 沈黙のテロリスト
最早「沈黙」シリーズに期待する者は誰もいないと思われるが、本作もその期待を裏切らない駄作である。とにかく脚本に問題あり。別に爆発物処理班のセガールは何故あんなに強いの?とか野暮なことを言うつもりはないが、過去のことにチラッと触れていたので、元IRAだったとかCIAだったとか、そういう設定が出てこないのは問題だ。セガールはどう見てもただの隊員には見えない。最初に爆破されたバーの情報は一体どこから出てきたのか?クライマックスはさらに崩壊しており、せっかく女がデニス・ホッパーを裏切るあたりから面白くなってきたというのに、ラスボスである女を捕まえて「気絶してる」ってどうなの?やはりラスボスはセガールが首ひん曲げるとか、鉄骨に突き刺すとか、爆弾でぶん殴るとかしないといけない。相手が女であっても容赦なし。そもそもセガール拳が炸裂しないではどうしようもない。「爆弾ではなく装置(device)だ」と、妙なところで無駄にマニアックなのはさすがである。爆弾犯のデニス・ホッパーは「スピード」と被るが、何故出演を承諾したのか。アイスTは果たして必要だったのか。無駄に豪華なキャストはプロデューサーの手腕か、セガール主演で大作にするつもりだったのかよくわからないが、一体どこでどう間違えたのであろうか。ちなみにクラブで歌っているのは、ブルースギタリストの故クラレンス“ゲイトマウス”ブラウンである。
[地上波(字幕)] 4点(2006-01-29 18:43:08)《改行有》
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