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1. チェンジ・オブ・ハート/天使が舞い降りた街
学生時代「聖エレモス…」などで青春アイドルだったアンドリュー・マッカーシーにつられて見た。演出はかなりかっこ悪い。しかし、「養子縁組斡旋」という題材は、実に考えさせられるテーマだった。アメリカじゃ養子縁組って盛んに行われているらしい。それも、中国人などの東洋人の子を現地まで行って人買いのように連れてくるらしい。実際、映画の中で出てくる赤ちゃんも東洋人だった。そんな赤ちゃんにブリタニーとか名前付けるあたりが奇妙で笑えた。実際もこんな感じなんだろうな。アメリカ人はいったいこの子の本当の親は誰?とか気にしない人々なのかな?人の親としては、その辺考えさせられました。映画の結末は、いかにもアメリカ的でガッカリした。ってここまで言うとネタばれかしら…。[地上波(字幕)] 5点(2006-03-07 00:26:11)
2. チアーズ!
基本的に暗い人間なので、チアの明るいノリはちょっと恥ずかしかったですが、ラストはとても誠意のある終わり方で、好感が持てました。しかしこの手のアメリカの青春映画は、男女がくっついたり離れたりするのが簡単で、軽すぎて少しついていけません。
まあ正直、こういう映画を見るには私が歳とってしまいました。[地上波(字幕)] 6点(2005-08-22 20:39:53)《改行有》
3. 小さな中国のお針子
この映画はフランス映画の姿を借りた厳然とした中国映画です。なぜなら、下放政策を経験した中国人がその時代を描いているからです。フランス人が撮ったらこうは撮れない。全体的にロマンチックな雰囲気が漂い、下放の厳しい現実が描かれていないという点ではリアル感はないのかもしれませんが、青年二人の知識に対する渇望感や田舎者に対するある種の蔑視は、リアルなこの当時の下放青年たちの心理を描いていると思います。同じように下放政策を題材にした「シュウシュウの季節」の少女も田舎や田舎者に対する蔑視が見られます。現に中国人の地方出身者に対する差別感は現在でもあるし、地方出身者の都会人に対する卑屈な嫉妬心は日本人のそれとは想像もつかないほど強いものです。その意味で、この映画は文革という時代を生きた中国人に限らず、中国人全般の考え方をはっきりと表しているのではないでしょうか。
この映画の見所は、なんと言っても中国では作ることがいまだ出来ない「下放政策の時代」を舞台とした映画であること。多少綺麗すぎるきらいはあるが、能天気な恋愛映画が多い中で、このあまりにも特殊な中国の現代史を伝えるラブストーリーは必見です。 9点(2004-01-08 12:59:50)《改行有》
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