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1. 小さな村の小さなダンサー
まさか息子が、厚化粧のうえに上半身裸、パンツ一丁で踊っているとは思わなかったはず。
バレエシーンの作りこみは非常に丁寧でした。
[映画館(字幕)] 7点(2011-08-20 00:08:39)《改行有》
2. 長江哀歌
《ネタバレ》 ダム建設工事が進む長江上流の街をさすらう男女を別々の視点から描いた良作です。高低差のある町並みを静かに追いかけてゆくカメラワーク、ダム建設のために解体されてゆく家屋、汗ばむ男たちの裸体と大河のうねりが絶妙に組み合わさっています。映像の隙間の作り方が素晴らしく、携帯番号を交換するだけのシーンや、扇風機で胸元の汗を飛ばすシーンであっても、思わず見入ってしまう魅力がありました。[DVD(字幕)] 8点(2010-12-22 22:31:37)(良:1票)
3. 地球が静止する日
《ネタバレ》 地球壊滅寸前モノです。地球を生かすために人類を滅ぼすべくやってきた宇宙文明代表のキアヌが、ジェニファー・コネリーたちの親子愛に得心して勝手に帰ってゆくという筋書きです。人類は、キアヌ操る破壊兵器ペプシマン28号(のちにナノ・イナゴに分身)に攻撃を続けますが効果がなく、それと平行してキアヌを説得するジェニファー親子の姿を我々は鑑賞します。印象に残ったのはノーベル賞受賞科学者とキアヌが話す場面。変わろうとする意思が欠けているとキアヌは人類批判するのに対して、種は窮地に立って初めて変わろうとする意思を持つ。その可能性を奪わないでくれと科学者は言い返します。これが進化の法則である、と。ここから一気にキアヌは人類側に傾倒することになり、ジェニファー親子は「We can change!」を合言葉にキアヌを泣き落とすことに成功し人類は滅亡の危機から救われるのですが、まあなんとすっきりしない終わり方! キアヌの見た、変わることのできた人類はジェニファー親子だけであり、ミスター・グレイさんが鋭く指摘されているように、この映画には変わりえた「人々」が一切描写されません。これではジェニファー親子のために地球があるようで、人類が救われたというカタルシスがまったくありません。一体何が起ころうとしているのか予測できない序盤は実にテンポが良いのですが、大風呂敷を広げるならそれ相応の人間が巻き込まれないと、観ているこちらも感情移入できないというものです。[DVD(字幕)] 4点(2010-11-28 22:04:20)
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