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プロフィール |
コメント数 |
2162 |
性別 |
男性 |
年齢 |
57歳 |
自己紹介 |
実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます
評価:8点以上は特別な映画で 全て10点付けてもいいくらい 映画を観て損をしたと思ったことはないので 酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです
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●今週のレビュー 「」
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1. 翼のない天使
シャマラン監督の初監督作品はこれより以前に本人主演であるらしいので、当然原点はそちらにあるのでしょうが、見ていないので私の都合でシャマランの原点をこの『翼のない天使』に決定します。そう言いたくなるほどにその後の彼の映画に繋がる要素が詰まっています。「神様を探し出す」というミッションインポッシブルに挑む少年が描かれた、いたってオーソドックスなヒューマンドラマですが、その行為自体がすでにシャマランですし、現実に見ることの出来ないものと少年という図式は『シックス・センス』に繋がってゆきます。さらに偶然を「サイン」と捉えたシーンはそのまま『サイン』へと継承されてゆく。最後のアレはあってもなくてもいい。いらないという意味じゃなく、無くても素敵な作品という意味で。あってもなくてもいいどんでん返しと言えばやっぱりシャマラン。出てくる人がみんないい人なので終始ほのぼのとした雰囲気があります。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-10-24 16:20:02)
2. 次に私が殺される
アメナバールは『オープン・ユア・アイズ』にしても『アザーズ』にしても、そして長編第一作のこの作品にしても、お話を謎めかして引っ張るのがお得意のようである。たしかにストーリーテリングは巧い。でもそれだけである。とくにこの作品はストーリーだけで観客を目くらまそうとしている。せっかく冒頭で「人間の残酷なものへの好奇心」を見せているのに、そこはさらっと通り過ぎ、映画のほとんどは犯人当てに従事する。「恋心」も犯人当てを観客に難しくさせるためだけに用意される。べつにいいんだけど。ただ、よく言われがちなハリウッドにはない味ってのは、たぶんスペインのスタッフで作っているからというだけで、あるいは低予算ゆえに出ているものでしかなく、中身はどこにでもある作品だと思う。[DVD(字幕)] 5点(2007-09-03 16:06:37)(良:1票)
3. 追跡者(1998)
『逃亡者(1993)』で、魅力的なキャラクターとして主役を食うほどの存在感を示した捜査官を主役に置いたスピンオフ作品。とは言うものの「追跡者」というよりも「逃亡者2」である。逃亡する者よりも追跡する者に焦点を集めているとは言いがたい。そのうえ、逃亡者側のエピソードが複雑で謎を多くはらんでいるため、けっきょくその謎に満ちたストーリーにスポットが当てられる。ただ悪い奴を追うだけでもじゅうぶん面白い作品は出来ると思うのだが、ストーリーでひきつけることに躍起になりキャラクターの魅力を出せていない。追う者と追われる者の緊張感もほとんど無い。テンポよく見せるアクションシーンだけが救い。[DVD(字幕)] 4点(2007-07-17 13:20:56)(良:1票)
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