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プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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21.  椿三十郎(2007) オリジナル版の話だが、『用心棒』の大成功によって東宝から「三十郎」を主人公にしたものをもう一本作って欲しいと依頼され、すでに出来上がっていたシナリオの主人公を「三十郎」に書き換えたものが『椿三十郎』。つまり三船を念頭に置いて書かれたシナリオである。いや、もちろん、役者というのは他人を演じるわけだから、仮に豪傑な三船を念頭に作られたキャラであってもそのキャラを演じるのが役者の仕事。なのだがその役者が個人的に受け付けない織田裕二ときた。まあ好みは置いといて、はたして織田がそのシナリオにあるキャラを演じることが出来たのかというと甚だ疑わしい。というと戦犯は織田と言い切りたいがそうとも言い切れない。そもそも織田を選んだのは森田。それに捕えられた若侍たちを助けるための無駄な殺生シーンの悪鬼のごとき非道ぶりを全くもって消し去ってしまい、そのうえ格好だけはいいというあり得ないオブラートの包み方はなんなのだ。あそこにこそ武士道を変に勘違いした若侍たちの強烈な戒めが描かれると同時に「抜き身」と評された主人公の怖さが描かれたシーンなのに。そっくりそのままリメイクするならちゃんと細部までそっくりそのままでいかんかい。[DVD(邦画)] 3点(2009-11-02 15:58:09)(良:1票)

22.  釣りキチ三平 『おくりびと』で絶賛されたのもつかの間、すぐにボロが出た。これが滝田洋二郎の映画だ。大袈裟にキャラクター化された登場人物たちが気色の悪い家族ドラマを繰り広げる。序盤の釣り対決の説明じみた展開にひたすら呆れた。釣りがうまい。それだけでいいじゃん。原作漫画にはたしかにそういった解説があるが釣り漫画だから当然。これは釣り映画じゃないじゃん。家族ドラマじゃん。一時のホイチョイくらい徹底してハウツーを見せるならともかく。で、滝田監督の武器かもしれないと思ってたユーモアもから回り。ユーモアがユーモアとして活きるのは役者次第のようだ。つまりこの人の映画は役者次第ってことになる。今回の面子では監督をフォローしきれなかったようだ。[DVD(字幕)] 2点(2011-10-21 16:10:24)

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