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1. ツーフィンガー鷹 -Two Finger Fist-
《ネタバレ》 無難なカンフーコメディではありますが、冒頭に『カンフーハッスル』の女将がさり気無く出ていたり、『008 皇帝ミッション』でユエン・シュンイーが使っていた移形換影が先駆けて描写されていたりと、気になる要素がチラホラ見受けられるあたりはなかなか興味深い。そしてまさかの元祖黄飛鴻登場に拍手・歓喜するも、終盤で彼の一番弟子の梁寛がオニクマによってむざむざと殺されてしまうという前代未聞の展開が待ち構えており、ワンチャイシリーズをはじめとする黄飛鴻作品を知っている者としてはかなりショッキング。アクションの方は袁家班らしいダイナミック且つトリッキーな殺陣が存分に堪能出来ます。年齢を感じさせない關徳興の柔軟な動きもお見事。[ビデオ(字幕)] 7点(2009-12-26 23:45:58)(良:1票)
2. ツインローズ
ヌルいアクション。ヌルい笑い。ヌルい展開。これらが大体は揃い踏みしてしまうこのテの映画は香港映画の多様なジャンルの中でも大いに苦手としている分野であります。本作に限ってはドニーが監督しているから何か変わるもんだと信じて観てみましたが…結局何も変わっていなかったなぁ。ただヌンチャク使いの女の子(?)は流石ドニーの実妹だけあって、良い動き見せてくれますね。[DVD(字幕)] 3点(2009-11-03 23:56:09)
3. ツインズ・エフェクト
《ネタバレ》 Twins主演のヴァンパイアアクションと謳っている割には、吸血鬼相手に死闘を展開するのはイーキンの方で、二人は主にコメディパートに回り、大して活躍していないのが個人的には不満。
それで、プロのヴァンパイアハンター二人でも歯が立たなかったデコテス伯爵にクライマックスであっさり勝ってしまうのはいくらなんでも無理があるんじゃないかなぁ。
アクションは無難な出来ですが、それ以下でも以上でもなく、演出センスもやけに古臭く(特に半分ヴァンパイア化したジプシーのトルネードみたいな技はカッコ悪すぎ)それほどでもありませんでした。
ですが、「この娘たちが出演しているからこの映画はヒットするだろう」というアイドル映画にありがちないい加減な製作スタンスを持たず、ヴァンパイアものに功夫をドッキングさせたり、共同監督&アクション監督にわざわざ本格派アクションスターのドニーを招いたりと、エンターティメントとして手堅く作っているあたりは高く評価できます。
是非とも我が国の映画人には見習っていただきたいものです。
コメディタッチのアクションで軽く作品を引き立てる特別出演のジャッキーもなかなか健闘していたと思います。[DVD(字幕)] 6点(2006-03-31 22:49:50)《改行有》
4. ツイ・ハークの 霊戦英雄伝
一時期、日本で一大ムーブメントを巻き起こしたキョンシー映画久々の新作…ということで、いやがおうにも期待が高まりましたが、残念ながらイマイチでしたね。
キョンシーを新趣向で現代に復活させようとした目の付け所は素晴らしいとは思うけれど、作りようによっては面白くなったであろうプロットやアイディアがあまり良く練られていない。
特にお札もピョンピョン飛び跳ねるキョンシーも登場しないというのは寂しい。
結果としては時代錯誤なキョンシー映画の要素がただ単にアク抜きが成されただけの中途半端なものになってしまっているように感じてしまいました。
寧ろ、この映画で一番楽しんだのは、出演者たちの顔触れかもしれない。
チェン・カンタイや『少林寺』シリーズのコワモテスキンへッド計春華(なんと主役級!)といった”あの人は今?”的な人が出ているのは涙モノで、『少林サッカー』でブルース・リーそっくりのゴールキーパーを演じたのチャン・クォックワンが主役の一人で出演しているのが妙に嬉しかったり。(但し、ブルース・リーの物真似はやりません。)[DVD(字幕)] 5点(2005-10-08 09:36:34)《改行有》
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