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1. 妻の心
三船や千秋実が出てくる珍しい成瀬映画。加東大介を含めて七人の侍の三人が出ているのだなあと感慨深い。高峰秀子・小林桂樹主演で東宝オールスター映画的楽しさもある。内容も成瀬映画としても水準以上のデキ。三船と高峰の雨宿りをするお茶屋さんでのシーンは特に素晴らしく、邦画史に残る名シーンと思う。いるいるこういう人という兄夫婦や母親の人間的な弱さとずるさ、それとは対照的に主人公があこがれる杉葉子と三船兄妹のさわやかな暮らしぶり等、成瀬映画ではよくあるシチュエーションが今回もばっちり決まっている。派手さは全くないが、いつまでも心に残る傑作だと思う。何年かしたら又観てみよう。[映画館(邦画)] 8点(2007-12-25 16:05:53)
2. 憑神
《ネタバレ》 前半、貧乏神から厄病神まではなかなか面白かったのですが。。。死神の女の子のエピソードで何が言いたかったのか?江口洋介、坂本竜馬のときと同じ演技だなあ、とか。3人の神様が順番に出てくるのではなく、一緒に出てきて、主人公共々大活躍して幕末の不安定な世にさっとさわやかな世直しの風を吹かせる、みたいな、人情喜劇に徹した方が良かったような。きっと原作は良いのでしょうね。監督も撮影も役者も悪くはないので、悪いのは企画からクランクインまで充分に脚本を練る時間を取らなかった制作サイドのビジネス優先の姿勢でしょう。「役者を抑えた、原作権も取った、夏公開だから2週間で脚本あげろ」みたいな。残念です。[映画館(邦画)] 4点(2007-07-23 17:32:24)
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4 | 6 | 13.04% |
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5 | 4 | 8.70% |
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6 | 5 | 10.87% |
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8 | 10 | 21.74% |
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10 | 3 | 6.52% |
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