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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ディープ・インパクト(1998) 《ネタバレ》 とても真面目な作品でした。天体が大質量のまま落ちてきたら何が起こるのかを教えてくれます。可能性は低くとも、自身の生存中に訪れるかもしれない「終末」をイメージできます。最後のシャトル特攻で全滅は回避できたけど、それをカタルシスとするような内容じゃない。また、この種の危機に対して警鐘を鳴らしている訳でもない。地球規模で生命体が存在している偶然とか運に想いが及びます。シミュレーションという言葉が浮かびました。 ドラマ部分はまじめ過ぎて重くツマラナイです。大津波が来ると分かっている場所に多くの人が残っているあたりは少し手抜きのように思えます。生き残る人、運命として受け入れる人、対応は様々でしょう。それを近しい人との関係性の中で描いていますが、少し「きれいごと」感がありました。個人的には、暴動や略奪に走る人の心理なども見せて欲しかったと思います。宗教の対応にも興味があるところですが、そこまでは手が回らなかったみたいです。[ビデオ(字幕)] 6点(2016-03-31 00:45:03)《改行有》 2. 天使にラブ・ソングを・・・ 《ネタバレ》 公開時に観た時はウーピーの奇天烈キャラが修道院を改革して行くような印象だったけど、改めて観ると彼女はとても常識的な人でした。ウーピーの生き方や言動は修道院の習慣とは相容れないものですが、彼女が殊更に反抗的な態度を取っている訳ではありません。思ったことを正直に言うので誤解を受けやすいタイプではあるけれど、それが良い意味での刺激となって周囲に影響を与え、ポジティブな波動となって拡がって行く。修道女たちが仲間として認め、頑固な院長も認め、街の人達も認め、ローマ法王も認める。自己実現理論では高次に位置付けされる承認欲求が次々に満たされる訳で、この格別の心地良さは学説も支持しております。自身が認められるだけでは無く、周囲が変化して行く環境に身を置くことは楽しく刺激的でもあります。さらに、その多くを歌の力で実現させるところが本作の醍醐味だと思います。[映画館(字幕)] 8点(2013-01-13 00:30:20)(良:1票) 3. デイズ・オブ・サンダー 《ネタバレ》 ニコール・キッドマンのナマ足でスリップ・ストリームの説明をするおバカ映画です。やってみたい。ほとんど「トップガン」と同じ展開で登場人物たちがおバカに見えるところも同じです。不思議と戦闘機よりこちらの方がスピード感がありました。背景の違いなんでしょうね。楽しかったです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-11-29 01:09:56) 4. ディアボロス/悪魔の扉 《ネタバレ》 田舎弁護士の立身出世のお話が想像もしていなかったオカルト方向へ転がり始め、タイトルに悪魔って言葉が入っていたなぁ、などと思っているうちにご本人が登場しました。先が予想できない展開という意味でとても見応えがありました。特に面白いと思ったのは過去に無かった悪魔の設定です。あの悪魔は「20世紀は私の時代だった」と言っていた。有史以来、人の欲望が最も渦巻いた時代ということですね。悪魔にも悪徳を幇助する量の目標があるみたいで、21世紀に備えて身内を増やそうと思ったようです。悪を成す手段が、人に取り憑いて暴れると云うお馴染みのやり方ではなく、弁護士として犯罪者を無罪にするところが奇抜です。社会のルールにのっとっているし、けっこう地道。インテリで真面目な悪魔でした。その変な悪魔を説得力を持って演じられるアル・パチーノはさすが。この人、演説力だけなら大統領候補です。その悪の計画に加担して欲望を解放しろという甘い誘いを、自殺なんかで拒絶するキアヌ・リーブスは実にクソ真面目でつまらない奴に見えました。この頃のシャーリーズ・セロンは素晴らしく可愛いです。ちなみに今も素晴らしく可愛いです。今作では、マイアミからニューヨークに出て来た野暮ったい田舎美人って感じが良く出ていました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-13 00:01:30)(良:1票) 5. デビル(1997) 悪くない映画なんだけど、なにかもうひとつ盛り上がらず入り込めなかった。IRAのことがまったく身近じゃないからだろうか…。[DVD(字幕)] 4点(2008-10-06 01:01:47)
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