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プロフィール |
コメント数 |
1907 |
性別 |
男性 |
年齢 |
62歳 |
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1. 鉄道員(1956)
鉄道員をしている父親と、その一家の日常生活を描いた作品。
古いイタリア映画というのは、昔の日本に相通ずるものがあるようで違和感を感じさせない。
監督兼主演のピエトロ・ジェルミの頑固親父はまさにハマリ役。純粋でかわいい末っ子が、
家族間の橋渡し的な役割になっているのがリアル。個々の人物描写がしっかりと描かれている。
ストーリー自体は粗がない代わりに、ドラマチックな展開も見受けられない。
一家の描写を中心に物語は淡々と進み、徹底的なリアリズムを追求した仕上がり。
ベタな演出はいっさいないので、頑固親父の家族に対する思いが如何に伝わるかが、
この映画を鑑賞するうえでのポイントとなる。こんな不器用な親父、昔はたくさんいたんだけど。
近頃頑固親父が少なくなったとお嘆きの貴兄に。[DVD(字幕)] 6点(2011-10-26 11:54:13)(良:1票) 《改行有》
2. 手錠のまゝの脱獄
ちょっとあらすじを読んだだけで、ある程度の展開やラストも予想できてしまうのだが、
その分感情移入がし易く、安心して鑑賞できる。テレビ映画のような雰囲気でお話は進み、
人種問題というテーマがしっかり織り込まれていて、それがストーリーに厚みを持たせてます。
役者さんたちも良かったんじゃないかと。後半の展開には一瞬「おや?」と思ったんだけど、
うまくラストに繋げてあり、「これが男同士。やっぱいいわな」と実感させれくれる作品だった。
「ミッドナイト・ラン」系の映画が好きな人には、特にお薦め。[DVD(字幕)] 6点(2011-10-15 07:54:46)《改行有》
3. 点と線
松本清張原作、同名小説の映画化作品。
上映時間85分じゃいくら何でも短過ぎるでしょ、と思ったのだが、
ポイントはちゃんと押さえていて、非常に判り易いミステリーに仕上がっている。
但し、清張独特の事件の背後にある人間描写は、しっかり掘り込んでいるとは言えない。
85分では誰が監督をしてもこれ以上の出来は望めないだろうとはいえ、
やはり物足りなさは否めなかった。主役の俳優さんは演技が下手。[DVD(邦画)] 5点(2011-08-13 08:42:16)《改行有》
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