|
プロフィール |
コメント数 |
262 |
性別 |
|
自己紹介 |
現在の技術で作られた映画を観る目線で過去の映画を見下すようなことは邪道と思っている。できるだけ製作当時の目線で鑑賞するよう心掛けている。 |
|
1. 手紙は憶えている
《ネタバレ》 社会派ロードムービーサスペンスと言う感じで、邦題は「Remember」をカタカナにしただけでもいい。
アウシュビッツの生き残りがマダラぼけの老人の記憶を操作しナチス兵士への復讐に成功する。だが、認知症患者が方々旅することが現実的に可能か疑問。
加害者の自覚がなければ復讐しても価値が薄いとマックスは思ったか。その執念たるや良し。一般的に、犯罪であれ戦争であれ加害者は忘れても被害者は忘れない。ラストのどんでん返しは面白かった。
世界の現状を見ると、「栄光への脱出」や「アイヒマン追跡作戦」等、ハリウッドのフィルターを通して観た頃の心象風景とはまるっきり違う風景になってしまった。故に、この復讐劇への共感は弱い。[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-01-05 14:35:27)《改行有》
2. テルマエ・ロマエ
“古代ローマ人ミーツ現代人”が織りなすカルチャーショック・コメディ。主人公の大マジメなモノローグは随所でクスッと笑える。“平たい顔族“に対するローマ人役の濃い面々(阿部、市村、宍戸、北村)がいいね。
ユーモラスな序盤~中盤に比べ、終盤はシリアス調でちょっと戸惑う。ラストの現代シーンは蛇足という印象。
終盤は失速感が否めないものの、全編通してお風呂愛溢れる展開は好感が持てる。[CS・衛星(邦画)] 6点(2019-04-18 15:21:52)《改行有》
|