みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 天使のはらわた 赤い教室 以前、漫画家のいしかわじゅんがエッセイで「一昔前、二流、三流のエロ雑誌には、大抵二,三人の元全共闘闘士がいて(つまり、他にいわゆる「まともな就職口」がなかった為)、一種独特の雰囲気を醸し出していた」という意味の事を書いていたのを、この作品の村木を見ていて思い出した。別に彼が学生運動をしていた、などという説明は一切出てこないけれど、仮にそうであってもおかしくないようなやるせなさ、屈折が画面から滲み出ている。そんな、社会の吹き溜まりを這いずるように生きていた彼の前に現れた、ブルーフィルムの女・名美。彼女もまた、暗い過去を背負いながら、這いずって生きている。一度は心を通わせた筈の二人なのに、運命のいたずらによる別離。そしてあまりにも無残な再会。あの、名美のいた場末の店は、世界の果ての風景なのだろうか。切ないという表現では、軽すぎる。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-01 20:28:46) 2. 天国から来たチャンピオン ちょっとキャプラっぽい、可愛い作品でした。ウォーレン・ビーティの作品では「ブルワース」が好きなのですが、この頃とあんまり芸風変わってないんですね。あの、ちょっと唐突なサックスの調べが良いなー。7点(2005-03-12 18:01:30) 3. 天国から落ちた男 んー・・・面白くなくはないのだけれど、スティーヴ・マーティンのトゥーマッチな演技は、ちょっと胃にもたれました。ヒロインは可愛かったけど。6点(2005-03-12 17:24:43) 4. 天国の日々 何と言うか、異色のアメリカンニューシネマって感じでしょうか?アメリカ映画らしからぬ繊細で気品のある映像(いや、アメリカ映画が大味で下品といってるわけではないです)、起承転結を無視したようなストーリー展開、あっけないラスト。サム・シェパードに比べるとR・ギアの影が薄い感じもしましたが、良かったです、割と。8点(2004-05-06 16:41:06)
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