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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 天使の入江 《ネタバレ》 私はオープニングシーンにヤラレタ派。女が映されたかと思ったらあっという間に猛スピードでカメラが引いゆく。そこにミシェル・ルグランの感動的なピアノが乗っかる。確実に脳内に何か出ました。ただ、この音楽がこの後何度も何度も出てくるのにはちょっと辟易。音楽が大袈裟すぎて画が負けてる。 ルーレットは運が占める割合が大きいとはいえディーラーがどの位置で玉を離すかとかどこを狙っているかを読んでいくゲームなわけだが、この作品はそんなルーレットの魅力を見せようなどとはこれっぽっちも思ってない。もちろんそれが正解。病的なギャンブル狂の女がいるということを見せればそれでいいのだ。女と主人公の青年とはギャンブルに対する概念が違う。女にとってギャンブルはお金じゃない。「生」そのもの。ギャンブルをしているときだけ生きているのだ。だからそこから逃れることは出来るわけがない。その象徴がオープニングシーンなのだろう。それでもラスト、女は新たに生まれ変わるのだ。すでに聞き飽きた感動的な音楽と共に。もったいない。音楽は最初と最後だけでよかったのに。[映画館(字幕)] 6点(2008-12-04 14:59:28) 2. 庭園 《ネタバレ》 いつもの「モノ」を擬人化するのとは反対に「ヒト」を「モノ」として描く。そこにはチェコ全体主義が揶揄されているわけですが、チェコの人たちにとっては揶揄というには解かりやすすぎるくらいの描写らしく、だからこそ長きに亘っての上映禁止処分となったのでしょう。家(国家)を守る人垣。人垣となる人の面々にはおじいさんもいれば妊婦さんもいる。服装も様々でそれぞれの人垣に至る経緯に興味を抱いてしまいます。この世界に存在する音の強調と共にシュールレアリズム全開!(ネタバレもなにもあったもんじゃないと思うけど一応ネタバレに)[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-04-03 16:09:58) 3. 電撃フリントGO!GO作戦 どこまで真面目に作っててどこまでふざけて作ってるのかわからんところが素晴らしい。スパイツールに関しては「007シリーズ」や「M:Iシリーズ」に引けをとっていない。ただものすごくちゃちいだけで。仮死状態でピンチを脱するところなんて馬鹿馬鹿しいんだけどスパイ活動前の精神統一シーンでちゃんと伏線をはってたりして作りそのものはけっこう丁寧だし、敵の理想郷は漫画チックだけど共産主義の理想を彷彿させ、拉致、洗脳、奉仕係なんてまるで某国を彷彿させ、細部はありえないことだらけなんだけど本筋はけっこうリアルでシリアスだったりしてあなどれません。「オースティン・パワーズ」のようなギャグに転化したパロディではなく、まじめにB級路線に転化したパロディ。観たのはずいぶん前だけど大統領直通電話の着信音が忘れられません。[DVD(字幕)] 6点(2006-07-05 16:49:15) 4. テキサスの五人の仲間 ポーカー大好きです。ギャンブル大好きです。今でも友人達とギャンブル三昧。さて、ヘンリー・フォンダはこの大勝負をどう制するのか!?読めた!!読めちゃいました!負けに負けに負けて最後に「絶対勝てるカード」と妻に託したカード。絶対ブタだ。絶対役ナシだ。それでも絶対騙せる。そのために負けつづけたんだから!....ん?....あれ? .................................だ..ま..さ..れ..た...。8点(2004-09-15 11:40:34)(笑:1票) 《改行有》 5. 天国と地獄 確か、ほとんど前振りもなく始まったようなイメージを持ってます。テンポがいいというか無駄が無いというか、どんどん引き込まれ最後まで一気に見せる。権藤、戸倉警部、犯人の心理描写にほとんど時間を取らず、それでいてきっちりとそれぞれの心理をストーリー上で描いているところが秀逸。残念なのは、権藤以外の役員連中の、まるで本宮ひろしの漫画に出てきそうなあからさまに情け容赦ない人間描写と警察がやたら権藤氏のためにと強調するところ。8点(2003-10-23 18:27:55)(良:1票)
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