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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 天国の口、終りの楽園。 《ネタバレ》 理性よりも本能が勝ってしまう下半身中心の青春時代。偶然出会った美女との出会いにより二人は一歩大人の階段を上っていく。まとめるとありがちなプロットだが、下半身が人格を持つ様を徹底して描くことにより、甘さ・ほろ苦さよりも嫌悪感を強調させる手法はある程度成功している。しかし、それゆえ、観ていて彼らに感情移入ができないのが欠陥ともなっている。終盤のガンも定石だが、結果、着地点が後味悪いものとなってしまった。人間の愚かさを描くことに成功はしたが、そこから生の悦びを浮かび上がらせることには残念ながら失敗しているように思える。4点(2004-01-05 14:03:59) 2. DEAD OR ALIVE FINAL 《ネタバレ》 シリーズ3作の中ではもっとも出来の悪いプロット。『ブレードランナー』的な世界を狙ったアンドロイドという設定もあまりしっくりこない。しかし、開き直ってシリーズ前作を強引に結びつけるオチや、エンドクレジットで流れる人をくったようなおじさんの唄。やっぱり三池崇史は狂っている。本作は三池のアウトロー描写の巧みさは観られなかったが、これだけ弾けていれば本シリーズの締めくくりとしては上出来だろう。7点(2003-12-13 23:01:26) 3. テイラー・オブ・パナマ ジョン・ル・カレの原作は未読ながら、カレ作品の映画化にP・ブロスナンという組み合わせにひかれ鑑賞。ただのでまかせがどんどん膨らんでいってしまう様に今ひとつカタルシスが感じられないのは、J・ラッシュの重い芝居ゆえか。J・プアマンはもう少し軽妙な演出を心がけていくべきだったかもしれない。とはいえ、ブロスナンのボンドとはひと味違うスパイぶりはユーモアと哀愁が入り交じっていて秀逸。5点(2003-12-11 20:14:30) 4. D-TOX 《ネタバレ》 序盤の自殺をはかるスタローン。あの姿に俺はショックを受け、しばらく熟睡することができなかった。なのに・・・D-TOXへ舞台を移すと、奇人変人大集合。それもキャラが今ひとつたっていない。また、空間も把握できず、サスペンスが盛り上がらない。そして、犯人の狙いもよくわからない。本当に警官を全滅させたいなら、せめても爆弾作れよ。あのペースじゃがんばって殺していっても、新卒採用であっというまに穴が埋められちゃうぞ!4点(2003-12-11 18:54:42) 5. DEAD OR ALIVE2 逃亡者 《ネタバレ》 破天荒さの目立った1と比べると、一転して地味な続編。そして、この作品全体に漂うムードはとても切ない。子供向けとは思えないはちゃめちゃなエロ芝居をする翔・力と緊張感いっぱいのアクションシーンをカットバックで見せるなどというとんでもないことを平気でやってのける部分はシリーズらしいところか。それにしても・・・ホントきつねうどん食べる時は油揚げを最後まで丸々残しましょう、みんな! 5点(2003-11-23 17:40:05)
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