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1. デビルズ・バックボーン
《ネタバレ》 全く怖くはないものの、しみじみとさせられるような作品でした。
物語の緩急には欠けていますが、色々と、物悲しい部分があり、
スペイン映画らしい味でしょうか、私は結構好みです。
院長先生があのバカ男と寝ていたり、老人の男性教師が院長に片思いだったり、
年をとっても、色恋に熱があるのが、ヨーロッパっぽくていいですね。
少年達の団結するまでについてはもう少し描写が欲しいところですが、
とにかく全体的に、丁寧な作りだという感想です。
[DVD(吹替)] 7点(2007-08-20 14:52:13)《改行有》
2. テキサス・チェーンソー ビギニング
《ネタバレ》 後味悪い!!私にとっては、とにかく、そういう映画でした。
でもね、正直、面白かった・・・です。見たいか、見たくないか、で言ったら
やっぱり見たいわ。え~~っと、食べ物でいったら、、オーストラリアあたりで採れると言うとんでもなく美味らしい毛虫(食べたことないけど)あたりなのかしら・・。気持ち悪いけど、おいしゅうございます。みたいな。
とりあえず、最初から結末はわかっちゃいるんだけど(ビギニングっちゅうことは
あの家族、大量殺戮を今から始めます、ってことですもんね。)
それでも、なんだか、若者4人(特にお兄さん達カップル)のうち、誰か
は助かりそうな気配が、中盤まであるっぽく感じました。
というかね、無駄に、主人公達が「それなりに、物を考えそうな
若者っぽく」描かれている
んですよね。ベトナムに一度出兵してまた戻ろうとしている陽気で強い兄。その兄
に引きずられてついてきちゃった気弱な弟。一見バカそうなセクシー彼女も、尽くす一途なタイプだったりして・・・。お兄さんはなんで、悲惨な経験をしたベトナムに戻る気なのか??その辺が最後まで、イマイチはっきりとはしない。。結構主人公達も、通りいっぺんのバカ者とは言い切れない、どことなく哀愁漂う若者なんです。
そりゃないでしょ??。
っていうかそこがこの映画のなかなか賢い所?「スプラッター映画に出てきて、殺されちゃう若者は能天気なオバカさん&生き残るのは、頭は悪くても、ガッツがあるやつ」というセオリーをいやあ、裏切ってくれるよね。一番生き残りそうなお兄さんが
一番、ひっどい殺され方されちゃうんだよね。
グロさで言えば、この映画よりグロイ映画なんてたくさんあるだろうと思う。
だけど、この映画は基本的にスプラッターお約束の「恐怖と笑いのスレスレ感」
もあんまりない。
(主人公達の「なぜそこで完全に殺しておかない?」っていうボケっぷりのお約束は守られていましたけど。)
だから、ますます、悲惨っていうか、なんかイヤ~な感じ。
そういう、ちょっと今までのスプラッターとは違う、あまりにも不条理&笑いのない
絶望感みたいなのが、面白かったかなぁ。いい気分の映画ではないけど、なんかさ~~、「生きてやる!!」っていう気にはなります、「殺人鬼にでくわしたら、とにかく完全に殺すんだ!」という教訓は得ますね。殺さないとホント殺される。当たり前か(笑)[DVD(字幕)] 8点(2007-03-26 10:30:43)(笑:1票) (良:2票) 《改行有》
3. デイジー
《ネタバレ》 最近、年のせいなのか、どんなに綺麗な背景でどんな純愛を描いた映画でも、
ロマンチックな気分より、すぐ眠くなります。(もうすぐ死ぬのかな・・・?)
この映画も、眠さ満載。
っていうか~、なぜに外国を舞台にせねば行けないのか、なぜに
あの主人公は刑事を「お花の人!」と思い込むのか。なぜに、「殺しの
依頼」が黒いチューリップ(笑)なのか。なぜに、あの男は腕利き
スナイパーという設定なのに、あんなどうでもいいような警察からの偽依頼を
やらせるのか。
突っ込みどころ満載だけど、別にどうでもいいや、と思う、謎が
満載。
でも主人公の3人は結構頑張ってたと思います。ハンサムさんはかっこよく、
ハンサムじゃない人はいい人っぽく、女の子は素顔が綺麗な人、という
印象で・・。
でもさ、話が、あまりにも地味だ・・・。もう少し、恋愛部分もドキドキを
入れられないのかしら?ベッドシーンは無理でも、良いキスシーンとかさぁ!(怒)
誰も脱ぎやしない。
女ながらに、最近ロマンチックよりはエロスの方が目が覚めるので、まだマシって
思ってるんですよ。眠いな。
[DVD(字幕)] 5点(2007-03-15 20:55:37)(良:1票) 《改行有》
4. ディセント
《ネタバレ》 最初の夫と子供が死んでしまうシーンが意味も無くショッキングで印象が強く、
そこからこの映画にグンと引き付けられ、入り込めた。
地底に入ってからは、いろんな意味で画面もストーリーもイライラする。画面は暗くてよく見えないし、登場人物たちの要領の悪さがすごすぎるので。
まあ、これはホラー映画なんだから、そりゃ~、そんな簡単にシガニーウィーバーみたいなスーパーウーマンを出したらこの話、終わっちゃうし
(地底人はとってもヨワ・・・なのでシガニーだったら秒殺出来るとミタ)おバカさんたちが次々一人ずつ殺されていくのがこういうホラーの醍醐味なんだとは思うんだけど・・・この映画、珍しく登場人物が、全員女性なんですよ。
なので、どうしても同じ女性としては「もっと、冷静にしっかりせい」と
イライラは募る。まあ、要するに普通の人たちなんですけどね。
でも、映画を見終わっての感想としては、「あれ?この映画の狙いってもしかして、
地底人にやられる怖さじゃなくて、、女性だけで閉鎖的・絶望的状況に追い込まれた
時の怖さを描きたかったのかね?」と気が付いた。普通に考えて地底人に関しては
スペックが弱すぎる・・・というか、何で目が見えないのに地上にでて?など突込み所が多い。だいたいヤツラ、素手でも倒せる程度の運動能力(笑)
要するに、この状況って、「全員どうしても助からない」と言い切れる程でもなかった。みんなで協力し合って、地底人と戦いながら上手く出口さえ見つけられれば、生き残れそうな状況。でも、それが出来ない女達。「地底人」は単なる道具であって、
この映画で本当に描きたかったのはやはり女性の「建前と本音が全然違う」「ヒステリー」「嫉妬」「見栄っ張り」みたいなことの怖さなのかも。ま、男性だってそういう
性質をもった人はたくさんいるけど、やっぱりこういう極限状況だと女性のそういう特質があらわになりやすく、最後まで結局本音で話し合うことなく死んでいく主人公達が
、、、ね。やっぱ、女だな、って思いました。友達の夫と寝といてその夫が死んだあとに、その友達と一緒に地底冒険に出ようとする、これって、地底人がいなくても既に
ホラーだよ。
[DVD(吹替)] 6点(2007-01-02 14:05:45)(良:2票) 《改行有》
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