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1. デトロイト・メタル・シティ
小学生の子供といっしょに見ても違和感ない優等生ぶり。もっと突き抜けたバカさが見たかったんだが、無理な相談か。
松雪泰子は予想通りよかったが、宮崎美子のおとぼけ母ちゃんがなかなか。[DVD(邦画)] 5点(2009-09-26 11:37:53)《改行有》
2. デュエリスト
韓国サイトの VOD で。字幕無し。
劇画が動いたら、こんな感じかなぁ。スタイリッシュな映像はいいのだが、最初から最後まで狙いすぎなので、見ていて疲れた。朝鮮時代の市場の雑踏の描写はよかったけど。
しかし、ハ・ジウォンが左捕庁(警察)の刑事で、贋金作りの捜査って、ドラマ『茶母』の冒頭部分と設定がいっしょなんですけど。まさか最後にカン・ドンウォンが「わたしはお前の兄」とか言い出して「オラボニ!(お兄様)」ってオチじゃないだろうなぁ、と疑っていたが、さすがにそこまでマンガじゃなかった。
と思ったら、ドラマとはまったく別の話だが、この映画もマンガの『茶母』が原作だそうだ。そりゃ、似てるはずだ。
アン・ソンギが妙なセリフ回しで、実に楽しそうに演じていた。[インターネット(字幕)] 4点(2007-08-21 07:41:26)《改行有》
3. ティム・バートンのコープスブライド
《ネタバレ》 ティム・バートン、そして、ジョニー・デップとくれば、そりゃあ見るしかない。だが、残念ながら劇場では見逃してしまった。こういう映画は色が重要だから、劇場で見たかったんだけど。
声の出演は、ほかにもバートン作品でおなじみの面々が担当している。どの人もよかったが、クリストファー・リーがやはり貫録勝ちだろうか。
生者の世界は、人形はもちろん、建物などのセットの色合いも、モノクロかと見まがうような、彩度を押さえた色調で統一されている。あざやかな色は死者の世界にこそある。夜の夢こそ真、というところだろうか。
バーキス卿の正体とか、物語の結末とかは、途中ですぐわかるのだが、バートン印全開の映像に集中するためには、安心して見られる古典的なラブストーリーのほうがよかったのだと思う。
死体の花嫁の造形もすばらしいが、単なる怨念に凝り固まった妖怪でもなく、生者の世界への執着を失った聖女でもなく、その間を揺れ動く彼女の心情がくっきりと描かれていたのがよかった。
ヴィクトリア・ヴィクターのカップルが、絵的にはいちばん地味でさみしいのだが、フリークスが主役のバートンの世界では、まともなキャラの影が薄いのはいたしかたあるまい。[DVD(字幕)] 8点(2007-07-25 15:28:31)《改行有》
4. ディパーテッド
ディカプリオにもマット・デイモンにもあまり興味がなくて、ジャック・ニコルソンを見に行ったのだが、えらい迫力の悪魔面は健在で、その点では満足できた。しかし、けっこう長いので、その間ずっと神経がちりちりするようなディカプリオのテンパリぶりにつきあうのは疲れる。もっとも、これはそれだけ彼の演技がよかったということでもあるのだが。
ふたりの間にはさまれる女性医師が、なぜディカプリオにひかれたのか、そのへんの描写がないので、「話の都合でそうなった方がおもしろいから」という風に見えてしまう。
『インファナル・アフェア』は見ていないので、比較はできないが、アメリカに舞台を移したことで、民族的な対立などの要素が、うまく話にからんでいたと思う。[映画館(字幕)] 6点(2007-07-22 17:26:07)《改行有》
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