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プロフィール |
コメント数 |
109 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
2008 7/22みんなのシネマレビュー登録
ぼちぼち復活。 |
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1. デビルズ・リジェクト~マーダー・ライド・ショー2~
《ネタバレ》 10点にしてもいいくらい、す~ごい作品。前作が吹っ飛んじゃうくらいの素晴らしい出来。
法律、倫理、世のあらゆる規則を無視した、まさに狂人と狂人の対決。
前作から(一応)地続きなので、前半はもう変態一家の不条理な暴力にひたすら怒りが募るばかり。誰かこの鬼畜どもをぶちのめしてくれ~、と心の中で叫んでいた。
ワイデル保安官が遂に一線を越え、一家の母親を刺し殺すシーンには来た来た来たぁ!と燃え始め、一家をとっ捕まえ拷問にかけるシーンでは拍手喝采!保安官のやっていることはもはや一家と同じなのに、強烈なカタルシスを感じた。しかし一転してあのラスト。終始死んでしまえ~、とばかり思っていたあの変態一家に何故か寂しさ、哀れみ、彼らの家族愛すらも感じてしまうあのラスト。そしてアメリカン・ニュー・シネマよろしく警官隊に蜂の巣にされる。またエンドロールの延々と続く道を流れていく空撮も素晴らしく、狂った人間たちが自業自得で破滅していっただけのはずなのに、どこか崇高な風格すらも漂わせ、危うく涙がこぼれそうになった。まさかあんな奴らから‘人間’について考えさせられることになるとは。
あらゆる方面から感情を揺さぶられ、前作は何だったんだ!?(あれも好きだけど)ぐらいに思わせる大傑作。[DVD(字幕)] 9点(2010-03-28 01:04:33)(良:2票) 《改行有》
2. ディファイアンス
《ネタバレ》 悲壮感たっぷりに苦悩しまくるキャラという点ではクレイグ版ジェームズ・ボンドとほとんど同じような性格だが、クレイグはこちらの方が服装、作品の雰囲気等を含めよく似合っている。ジェイミー・ベルもなかなかいい育ち方をしているし、彼の相手役の女優さんもすごくきれいだった。他の俳優陣の熱演はもちろんのこと、この作品は映像の美しさだけでも十分に観ていられる。森の風景はどこを取っても素晴らしいが、特に雪解けの場面は幻想的なまでに美しい。
戦闘シーンは新鮮味には欠けるものの、手堅く演出されいるし、戦争映画というよりビエルスキ兄弟のドラマがメインなのでこの辺りは大して気にならない。
ただ、この作品は同じくエドワード・ズウィック監督作の『ブラッド・ダイヤモンド』ほどの衝撃は得られなかった。監督が真摯に忠実に原作を映像化しているので、感情的な演出は排しているのだけれどもそれが良くも悪くも作用している。落ち着いた美しい映像が撮れた代わりにやや物語が羅列されただけで終わってしまった感がある。事実を語ることに終始して監督が語りたいことが薄まってしまったのかもしれない。
ビエルスキ兄弟はシンドラーと違ってあまり知られていない人物なので、こういう人々がいた、ということを伝えるだけでも十分に映画化する価値は有ると思うが、それ以上でもそれ以下でもない出来になってしまった気がする。[映画館(字幕)] 6点(2009-03-03 00:14:26)《改行有》
3. ディア・ハンター
《ネタバレ》 前半は少々長いと感じていましたが、終わりが近付くにつれ、あの長さが効いてきました。ロシアンルーレットを初め、何度も見るにはきついシーンが多々ありますが、やはりあのラストは忘れられません。デ・ニーロの「It`s to Nick.」、カヴァティーナ、結婚式の回想シーン。あのおかげで前半の長さはふっ飛びました。クリストファー・ウォーケンや、メリル・ストリープらが素晴らしい演技をしてくれたおかげでしょう。デ・ニーロは彼のキャリアの中でもベスト3に入るくらいの名演でした。[DVD(字幕)] 8点(2008-07-26 10:44:54)(良:1票)
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