|
1. 天井桟敷の人々
ジャン・ルイ・バローのパントマイムに呆然としました。鬼気迫るとはこのことでしょうか。ある意味「開いた口がふさがりません」でした。
[ビデオ(字幕)] 8点(2009-08-07 06:10:18)《改行有》
2. デリカテッセン
近未来の話ですが、全体的に容赦なく暗い雰囲気は、現在のパリ(そして世界中)に暮らす人間そのものがもつ根源的な暗さでもあります。そこを突き抜けて心の底から笑うことができる人なら、この世はなかなかにおもしろい、生きるに値する場所であるに違いありません。
[DVD(字幕)] 7点(2009-04-28 05:42:28)《改行有》
3. 天上草原
主人公が三船俊郎に見えてしかたありませんが、監督自身、頭の中に三船俊郎が強烈に跋扈していたのでしょう。モンゴルのような広大な風景を持つ国ですといつの時代の映画を撮るにせよさほど苦労はないような気もします。日本では中世の風景の背後にスギの植林地などが入ることがありますが、そういう心配は皆無ですね。
[DVD(字幕)] 7点(2009-04-26 05:43:17)《改行有》
4. デルス・ウザーラ
デルスを「自然と共生する心の美しい人」と簡単にまとめあげて賛美することはたやすいことです。けれどもいま都会に暮らす人々でさえ、あの森の中で育てば誰もがデルスのようになれるに違いありません。この映画の主題はあくまでも友情ではないでしょうか。人口密度の低さはかえって人々の間に強い結びつきを生みだし、相互の価値観の違いをも尊敬させ、そこに強い友情が生まれることができたのかもしれません。デルスの「カピタン(隊長)!」という声がいまも遠くから聞こえてくるようです。ラストのアルセーニエフの悄然とした姿に、彼の失ったもののいかに大きかったかを思わずにはいられません。
[DVD(字幕)] 10点(2008-12-30 15:15:09)《改行有》
0 | 2 | 2.04% |
|
1 | 3 | 3.06% |
|
2 | 7 | 7.14% |
|
3 | 4 | 4.08% |
|
4 | 3 | 3.06% |
|
5 | 8 | 8.16% |
|
6 | 7 | 7.14% |
|
7 | 28 | 28.57% |
|
8 | 19 | 19.39% |
|
9 | 8 | 8.16% |
|
10 | 9 | 9.18% |
|
|
|