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1. 天使の分け前
《ネタバレ》 若いころにレイプなどの犯罪を犯した人間が後に立ち直った話を見て、誰が感動するのでしょう? 僕はこの映画の設定に同じものを感じます。この主人公は、理不尽な言いがかりをつけて罪のない男性に暴行を働き、一生残る後遺症を負わせました。被害者はデート中に彼女の前で執拗に殴られ続けたのです。この罪はこのタイプの映画の主人公の設定として度を越していると思います。被害者に対する贖罪を描く以外、この主人公を許せる要素はないですね。主人公が何かの才能を持ち、変わっていく姿を描きたいなら、前提条件となる過去の失敗には許せる要素があっても良かったはず。映画的にという観点で言えば、善良な一般人に対する暴力でなく悪い者同士の暴力事件でも良かったし、窃盗の常習犯でも良かった。もっと言えば被害者が後遺症を負ったという描写はなくても良かったのです。作品に重みを持たそうとしたのか知りませんが、安易な選択です。被害者と対面するシーンも取ってつけたようでチープ。「反省の涙を流すシーンを入れたんでよろしくね」って感じなのでしょうが、そんな安っぽくてあざとい演出には騙されません。被害者の前で女々しく泣いてないで、とっとと働いて賠償しろよとしか言いようがない。何の罪もない人間に一生残る怪我を負わせた犯人が、その後しあわせになっていくような話に共感のしようもない。このチンピラはどこかでまたキレて事件を起こすんだろうな…と、途中からはそればかり考えてました。[地上波(字幕)] 0点(2021-02-10 18:06:48)(良:1票)
2. デスティニー 未来を知ってしまった男
出張帰りの主人公が車の故障でやむなく小さな町に立ち寄る。暇つぶしにみてもらった占いで自分の未来を知ってしまう…。あとは本編を観てください。
僕はこういう映画好きです。理由は…、B級色の強いストーリーながら映像のムードが良い。脇役も含め割と力のある俳優を使っているので安定感がある。1時間半程度などで軽い気分で観られる。間延びせずあっというまに観終わる、等々。ストーリーがストーリーだけに落とし所は限られるし、結末を考えながら観るような大作でもありません。仕事終わりの週末に、一人ソファに腰掛けて、グラス片手に観るにはもってこいの作品かな。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-31 11:28:12)《改行有》
3. 天空の城ラピュタ
アニメ映画としての出来はやはり素晴らしいものがある。そしてキャラとしては初井言栄のドーラが非常にいい味を出している。しかし得点はあえて6点とした。理由は比較。「未来少年コナン」という名作アニメがあるが、各所に似た雰囲気を感じてしまった上、自分にとってシータとパズーのキャラ設定はあまりに薄く、個性がなく、コナンとラナの魅力の足元にも及ばない。他のキャラクターも個性があるのかもしれないが、ダイスやジムシー、モンスリーには勝てないのだ。コナンがなかったらこの映画は存在していないのではないか?とすら思ってしまう。もし先にこちらを観て、次にコナンを観ていたら自分はどう感じたのだろう。一度記憶を消して観てみたいものである。[ビデオ(邦画)] 6点(2012-05-14 02:14:22)
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