みんなのシネマレビュー |
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1. DRAGONBALL EVOLUTION 《ネタバレ》 鳥山明は「私は絶対に、パチンコに作品を売ったりしませんよ。だってそうでしょう、自分の子どもを賭博屋に売る人間がいますか?」とパチンコには魂を売らなかったのに、ハリウッドには魂を売ってしまったようだ。それだけに、絶対に陳腐になるのに決まっている実写化を許したのは所詮”金”かと残念で仕方ない。要は「ドラゴンボール」という最高の作品に汚点を一つ残してしまったのである(アニメの映画化も大概酷いものであったが)。そもそも、アニメを実写化する理由が分からない、ストーリーが面白くてキャラが良ければそれでよいのである。悟空が金髪の時点で嘗めているといか言いようが無い、絶対に金団雲に乗れそうに無い性格だし。途中から陳腐なのにも慣れ不思議と楽しめた。[DVD(字幕)] 3点(2010-01-10 19:26:37) 2. どろろ 手塚治虫作品は平気で人体を切ったり繋げたりするから苦手だ。生まれの経緯でどう妖怪と関わりがあるのか?そういうのを”こじつけ”と言う。そして相変わらずの糞CG、ゲームやアニメは世界一なのに何故この分野だけ何時まで経ってもアメリカの足元にも及ばないのか不思議でたまらない。セガとかゲーム会社か、押井の所が元になってCG会社を1から作り直せよ。柴咲コウ=性格がきついというワンパターンキャラもいい加減ウンザリである。 [地上波(吹替)] 3点(2009-01-13 01:00:48)《改行有》 3. ドラゴン・キングダム 《ネタバレ》 ジャッキーの“蘇化子”とジェット・リーの少林寺の頃を思い出させる”蟷螂拳”の構えを見れただけで満足。内容は外人以外はすべて面白かった。苦手なワイヤーやCGも「西遊記」という御伽話の中での話という事で気にせず見ることが出来た。もしシリアスな刑事モノとかで若い頃ならまだしも今のジャッキーがジェット・リーと互角に戦っていたらもの凄い違和感があったと思うし。NGシーンが無いのが残念、撮影現場での2人のやり取りが見たかった。[DVD(字幕)] 7点(2008-12-18 02:35:11) 4. トランスフォーマー 《ネタバレ》 この手の映画を観るのに、ごちゃごちゃ考えても仕方が無くただアクション・ストーリーに没頭すればいいと考えている。ガキの頃観たアニメが実写されたということに素直に驚いている。ハリウッドだから単にエイリアン扱いして対米軍のストーリーに創り変えられているのではと心配していたが、ちゃんと善・悪に分かれて周りの迷惑も考えず戦っていた。人間描写がしっかりしており、トランスフォーマーとの遣り取りが微笑ましいのは、スピルバーグの影響だと感じる。コレがブラッカイマー製作だと軽薄で感に障るモノになるのだ。唯一不満と言うと、変身が凄過ぎて元の原型が全く分からないという点。此処まで変わってしまうと変形の概念は失われ親近感も薄くなるというもの。玩具メーカーも玩具の作りようが無いだろう。 [DVD(字幕)] 8点(2007-12-22 00:00:13)(良:1票) 《改行有》 5. TRICK トリック 劇場版2 《ネタバレ》 「1」はボロカスの1点を付けたのだが、今回は不思議と嫌悪感は抱かなかった。ほんの少しの差なのだが、”腹の立つくだらないさ”と”笑って許せるくだらないさ”という違いがある。全然トリックになっていないのは何時もの事だが、土地勘のある住民に”消えた町”のトリックは無いだろう。まあ最近の”出張マジック”のテレビ局側がすべてグルという悪質なものよりかはマシであるが。 [DVD(字幕)] 5点(2007-11-18 16:35:26)《改行有》 6. トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 こんなB級作品を、「まだまだ最新話題作」の欄に置くな! 全く紛らわしい。大そうな 名前とそれらしいパッケージに騙された人は多いのではないだろうか。イギリスが舞台 の世界規模のパニックというと「28日後...」「サラマンダー」を思い出す。はっきり言うが、イギリスが世界滅亡を語るなど100年早い。ハリウッドと比べて、兎に角地味で感覚がずれている。今回も、テーマは世界滅亡の筈なのにちょこまかしたレジスタンスが出てきて人間同士がもめていたり、たった1人の赤ちゃんを救うことだけが結局目標になってしまっている。本当にこのような事態となれば、先ずアメリカを中心に”遺伝子”に関わる様々な研究、それに伴う倫理的な問題が出てくるだろう。それに関わり、宗教色が強いイギリスならではの切り口もあったのではないかと思う。[DVD(字幕)] 1点(2007-09-12 18:08:29)(良:1票) 《改行有》 7. 時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 近年のリメイク・焼直し作品の中で、やっと評価出来る作品に出会えた。あのくだらない原田版をよく此処まで洗礼された、また現代風に生まれ変わらせたものである。どんな映画でも先ず主人公の性格によって好きか嫌いかに分かれる。彼女の場合、カラッとした性格で、予想出来ない行動ばかりで実に活き活きして見える。ストーリーは、軽い割りには生死が関係したりで若干アンバランスな感がするが、それも謎解きに繋がるので良しとしする。3人組は昔からの幼馴染みに普通見えるし、例の男は自分の置かれた立場を考えた場合、告白するか?という疑問はあるが。そして近年のアニメにしては珍しく”声”が完全に合っている、聞いたことの無い声優ばかりなので調べてみると、ちゃんとオーディションで選んだとか。何処かの調子に乗ったジ●リは爪の垢でも飲んだ方がいい。[DVD(字幕)] 8点(2007-06-30 21:35:51) 8. トランスポーター2 アクション映画の中では近年で一番面白かった。とにかくテンポが良い、アクションは ジャッキーの一番油に乗った頃を彷彿とさせる出来で、それにカーアクションが加わるのだから美味しさ二倍といった感じ。そして良作に光る脇役キャラ有り、イカレねーちゃんに一気に惹かれた。乱射は今の時期ちょっと微妙だが、まあ真似する低確率の異常者を気にしても仕方ないので。主役は何度も銃を向けられているのに、何故撃たれないのだろうか?主役のその能力の方が気になる。[DVD(字幕)] 8点(2007-05-04 16:44:05)《改行有》 9. 道頓堀川 《ネタバレ》 深作欣二監督作品の中で最もつまらないと感じた本作。同時期の「蒲田行進曲」と比べると明らかで、盛り上がりに欠け趣旨が散漫になっており今一つ何が言いたいのかが伝わって来ない。先ず、主役の若かりし真田広之と松坂慶子のエピソードであるが、あれだけ少ないと感情移入しようが無い。真田広之はアクション以外では初の主役だったと思うが、どうも頼りない印象ばかりで、単なるお飾り扱い。周りが、山崎努・カルーセル麻紀など一癖も二癖もある役者ばかりで、途中から完全に食われてしまっているのだ。ラストの結末も如何なものか、他に盛り上げる方法が無かっただけだと思われても仕方が無い。あとどうも松坂慶子に関西弁は合わない。大阪に住んでいる者としては、なんか暗いイメージばかりで悲しい。[DVD(字幕)] 3点(2007-01-18 23:05:13) 10. トレーニング デイ 《ネタバレ》 成功したスターは、最後悪役に憧れるんだなと。デンゼル・ワシントンは最初、親心で厳しく教育しようとしていたのだと思っていたが、本当に単なる悪い奴だった。しかも殆どテンパっている状態、こんな時に配属されたイーサン・ホークは運が無いとしか言い様が無い。しかし、こんな銃社会で自己中の奴らばかり相手にするのは命が幾つあっても足りないな。社会が根本から狂っている。デンゼルは説得力の全く無い”言い訳”をする役を完璧に演じていた。賞はどちらかというと、イーサン・ホークにあげたい。[ビデオ(字幕)] 5点(2007-01-14 02:07:34) 11. 東京タワー 根本が間違っている、東京タワーを不倫のシンボルにしてどうする。ジャニタレ2人か知らないが、ちゃんとした絡みも出来ないのであれば選ぶなと、中途半端もいいところ。寺島しのぶの所だけ、別の空気になっている。どうしてあんなに生々しいのだろうか、女優としては凄いと思うがますます苦手になった。 しかし現在は、テレビ出身が多いからか脱がない女優が殆どで、寺島しのぶばかりでウンザリだ。[地上波(邦画)] 3点(2007-01-06 01:56:38) 12. 東京ゴッドファーザーズ 《ネタバレ》 超ご都合主義アニメ。そうなると、強引な偶然は大目に見てひたすらストーリーを楽しめればいいのだが、電車のシーンで呆気なく脱落してしまった。私は無神経・他人に迷惑を掛ける行動を絶対に許さない。実際1度だけ酷い匂いのホームレスに会ったことがあり、思い出して吐き気がした。人前に出るのであれば、最低限の礼儀がある筈。作画・脚本は流石に良く出来ている、ただクライマックスの暴走は少しやりすぎのような。一番関心したことは江守徹以下、本職の声優を使っていないにも関わらず全く違和感が無いどころか、見事に合っているという点。ただ有名俳優を使えばいいと勘違いしているスタジオジブリは爪の垢でも飲んだ方が良い。 [地上波(吹替)] 7点(2006-12-17 04:16:29)《改行有》 13. トム・ヤム・クン! 《ネタバレ》 「マッハ!」から映画として格段進歩している。昔のゴールデンハーベストとジェット・リーのハリウッド版が混ざったようなアクション映画になってしまっているが。多分不評であった、アクション時のリプレイ・スローモーションの多様がしっかり改善されている。トニー・ジャーのアクションは相変わらず凄いの一言、ジャンピングニー気味のヒザ特攻が一番のお気に入り。ストーリーは相変わらず意味不明、親ゾウはアレを捕る為ということで分かるが、子ゾウは食料として連れて来られたと言う事か?そんなアホなである。アクションに関しては見せ方といい文句は無いのであるが、強いて挙げると多すぎる。どんなに上手い食い物も、食べ過ぎたら美味しく無くなるというもの。今回であれば敵が中国系ということでカンフーの達人との勝負をもっと観たかった。ドニー・イェンぐらいの本格派を呼べば良かったと思うが。プロレスラーとか異種格闘技は次回作に廻せば良かったのである。次の題名は「ナンプラー」ぐらいか?[DVD(字幕)] 7点(2006-11-16 04:12:40)(良:1票) 14. 東京原発 《ネタバレ》 最初は単なるブラックコメディーと思い観始めたのだが、実は真剣に日本の未来を考えた実に為になる作品であった。私は政府を信用していないので、既に知っていることや想像していた通りの事が多かったが、それでも根本の耐震基準のデタラメさには愕然とさせられた。人間はやはり、何か事故が起こってからで無いと過ちを認めないし、利害関係が絡んでいる限り個人レベルではどうしようも無く本当に空しく思う。後半、子供が出て安易にオチを付けてしまったのはやはりマイナスである。もう少しマスコミ発表から世論と難しいとは思うがシミュレーションを観せて欲しかった。最後に、これだけの作品にも係わらず、知名度が低く残念に思う。私は公開当時CMを見た覚えすらなく、圧力が掛かっているのではと勘ぐってしまった程である。邦画はこういう筋の通った力作には冷たく、毒にも薬にもならない糞映画には湯水の如く宣伝費を使うやり方は、いい加減改めるべきである。 8点(2005-02-07 00:17:58)《改行有》 15. トロイ(2004) 余りにも有名な「トロイの木馬」「アキレス腱」の起源については”これでいいの?”という感じで、それがそのままクライマックスの不燃焼に繋がった。ブラッド・ピットの役作りは見事で、特に格闘シーンは凄まじい限りであったが、逆に言えば1人孤立してしまって全体的にはアンバランスな印象を受ける。戦記もの大スペクタル映画の醍醐味である、壮大な世界観、衣装、合戦については十分堪能出来た。悔しいが、白人はあの当時の衣装が良く似合う。6点(2004-11-26 20:18:59) 16. ドーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 冒頭から原因はあえて無視し、大量のゾンビに襲われ絶体絶命の危機をどう乗り越えるかがこの映画の売りだった筈。場面場面にそれなりに見所はあるが、期待していた緊張感、激しさでは無かった。ラスト、群衆に猛スピードで突っ込んでいかなかったのも単に撮る力量が無かっただけと思えたし。難はやはり安全なショッピングセンターの存在だろう、ゲームしている暇があれば武器ぐらい作れと。銃器店があるのにアサルトライフルすら出てこない、根本から言うとあの程度のゾンビに最強装備の軍隊が負けるとは到底思えないなど、とにかく全体的に設定が甘い。6点(2004-11-23 23:48:19) 17. ドラえもん のび太の日本誕生 原始時代でカツ丼を食うな! 子供が観るのだから、少しは”努力して創った喜び”を描けよ。2点(2004-06-07 04:46:00) 18. 閉ざされた森 《ネタバレ》 ドンデンすることばかりに捕らわれすぎた、観客無視も甚だしい極めてお粗末な作品。こんな綿密な伏線も無い乱暴なやり方で、”心地よく騙された”と感じる視聴者がどれだけいるだろうか。以下に問題点をいくつか書く。・名前の交換トリックであるが、このような組織に属している場合は使うものでは無い。事前に写真付きの名簿で確認もしないのか。・嘘の映像が諄すぎて、真相がアレだと相当の脱力感がする。・罪を被った筈の隊員はそのまま逃げて良かったのか。アメリカとはそんなに甘いものか。・主役が撃たれそうになるが、この手の偶然によるものは白けるだけ。・”8”の謎が看板ではやはり釈然としない。私は勝手に8人目で主役が犯人と推理してしまった。ボロカスに書いたが勿論良い所もあり、冒頭の掴みは抜群だったし、役者もそれぞれ魅力的だった。それだけに残念。3点(2004-05-21 06:59:27) 19. 時計じかけのオレンジ 女性には辛いだろうと思われるのが一番問題に感じる。小道具など性を過剰に面白がって表現しているとしか思えず、それが一番不快に感じた。因果応報という点においてのみ評価出来るし、この様な”問題提起”の映画が一つぐらいあっても良いとは思う。”更正プログラム”という仮想の話であるが、これを観ると実際の事件でいつも聞く”責任能力の有無””少年法の問題”を連想する。被害者の救済はそっちのけで、加害者の人権ばかり尊重し無駄な税金を使うことが近代的な裁判(法律)だとは思わない。7点(2004-05-01 04:59:07) 20. T.R.Y. 冒頭のつかみでネタをばらすなど、とにかく下手な脚本である。ましてや「スティング」を知っていれば、最後のオチは簡単に想像付く。日本人が「パール・ハーバー」を観て不愉快と感じるのと同じで、中国人がこれを観たらどう思うだろうか。上海など日本軍はまず空爆し占領していったのである。それを、恥ずかしげも無く日本人を英雄とする発想が出ること自体、神経を疑う。ただ、織田の恥ずかしい演技といい、レベルが低すぎて怒る気にもならないのは幸いと言えよう。1点(2004-04-12 04:51:43)(良:1票)
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