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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 泥の河 《ネタバレ》 あまりにも素晴らしい作品だったので宮本輝さんの原作本も後から読みましたが、じつに原作に忠実なんですね。カニ燃やすシーンもあのまんま(苦笑)当時の貧しさの中にも明るく生きるそれぞれの姿がとても印象的。特に田村高廣さんが素晴らしかった。子役の子も皆好演で、お姉ちゃんが米びつに手を入れて温かいというセリフは衝撃的に感じました。 あとは何と言ってもラスト。「きっちゃん!きっちゃん!」と叫び、去っていく廓船を走り追いかけたシーンは忘れがたいシーンです。監督さんとの愛情出演で撮影僅か6時間にも関わらずその美貌で視線を釘付けにした加賀まり子さんもとても良かった。何度も観返したいような作品ではないけど、観始めたら最後まで一気に観たくなるような不思議な魅力に包まれた作品だと思います。[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-12-19 17:04:12)《改行有》 2. トム・ホーン 《ネタバレ》 トム・ホーンがバリバリ活躍していた頃のエピソードが全く無く「彼がかの伝説の・・・」と説明だけで見せられても、何だかピンときませんでした。少しでも活躍してた頃の回想があれば良かったかなと思いました。それと下の方も仰ってますが、法というものに全く無縁の所にいた男が、濡れ衣で罰せられそうになった所のトム・ホーンの心理描写はもう少し丁寧に描いて欲しかったです。尺も短いし、これだと単に「やりすぎた殺し屋が逆らわずに命を落としただけ」って感じで心に残るものが薄いです。 マックイーンも確かにくたびれた感じは否めませんが、トム・ホーンという、バリバリやってた人間がその腕を見込まれて雇われるキャラクター設定と違和感が無かったので、むしろ平坦な展開(脚本)と演出面に問題があったのかな?と思いました。[地上波(字幕)] 5点(2007-09-16 16:12:07)《改行有》 3. トワイライトゾーン/超次元の体験 後輩に薦められて観ましたが、オムニバスにも関わらず、戸惑う事なく楽しめました。大物監督4人が、それぞれの個性を生かした作品だったと思うし、個人的には第4話がとても楽しかったですが、ハートフルな気持になれるスピルバーグの2話目も好きでした。「シャイニング」が大好きなので、スキャットマン・クロザースが主役を張っているので嬉しかったですね。期待しないで借りるとひょっとするとは「4点」の評価ですが、お金もかかってる分スケール感もあり、プラス1点ですw[ビデオ(字幕)] 5点(2006-07-13 16:43:04) 4. トム・ハンクスの 大迷宮(TVM) 《ネタバレ》 近所のビデオ屋にあったので借りてみました。トム・ハンクスが大好きな私でも結構面食らうような作品でした。むしろ若かりし「スプラッシュ」前のハンクスの演技を拝む事が出来るという部分だけに意味を感じる作品です。ゲームの世界から抜け出せなくなってしまう学生の役を淡々と演じているのですが、シナリオも弱く、最後が救われないので「なんだよー!?」と何ともガッカリしてしまいます。大ファンならコレクションの意味で持っていてもいいかと思いますが、何度も見返したりする作品ではないかもしれません。むしろコリン・ハンクスにオヤジの映画のリメイクをお願いしたいのは「スプラッシュ」から後です。[ビデオ(字幕)] 3点(2006-07-11 12:06:52) 5. となりのトトロ まず説教臭くないから好きです。子供は子供の目線で無理なく楽しめるし、大人は童心に返って楽しめる。トトロなんて生物いるわけないと思ってるのに、いたらいいなと思わせる。利便性を求め進化した世の中なのに、昭和の臭いを残した田舎に懐かしさを感じる。ネコバスなんて本当にいたら怖くて乗れないけど、乗って冒険に出たらきっとハラハラドキドキで楽しいだろうなと思わせる。他のジブリ作品より遥かにストーリーは薄い。でも、だからこそシンプルに楽しめる。おだやかな夏の晴れた日にふと観返したくなる傑作だと思います。[地上波(字幕)] 8点(2006-06-19 18:23:21)
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