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プロフィール |
コメント数 |
491 |
性別 |
男性 |
年齢 |
60歳 |
自己紹介 |
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1. ドグマ
コレ、かなりの傑作だと思います。バカで下品で、それでいてシニカルで……。ストレートな笑いから、ちょっと捻った笑いまで、ごった煮的に散りばめられてます。冒頭の人を喰ったお断りや、いろんな映画を引き合いに出しておちょくりまくる辺りも楽しい。しかし、その根底には結構真面目な“信仰”に対する想いや、キリスト教への愛情も感じられる。尤もそういう芯があるからこそ、評価すべきコメディ映画として成り立っているワケだけれども。そしてその上で、キリスト教の矛盾点等をさらっと突いてみせる。よく出来た映画です。終盤はちょっと笑いの要素が減ってそれなりに真面目な展開になるんだけれど、バートルビーの持った不満は割とよく映画の題材として使われるテーマで、これをホラーに仕立てると『ゴッドアーミー』(コレも名作!)のような映画になるんだろうな。[ビデオ(字幕)] 8点(2008-03-02 19:40:52)
2. ドラゴン/ブルース・リー物語
久しぶりにテレビで観たのでレヴューしておきます。w まあ、伝記モノとしては『空手バカ一代』(事実は2割程度)なみの嘘八百で、これ以上無いほどに美化されておりますが、娯楽映画としてはこんなものかと。もし子供の頃にこの映画があれば、それこそ大喜びしてたでしょう。自分が実際に武術をやるまでは、ブルース・リーは僕にとって神に等しい人でしたから。まあ、それなりに物が判るようになってからは、その幻想はガラガラと崩れていきましたが……。今になってこの映画を観て思うのは、ブルース然り、宮本武蔵然り、知らない方が良い事はたくさんある、と。w ああ、大人になるというのは残酷なことです。www[ビデオ(字幕)] 5点(2007-09-21 14:16:07)
3. ドラキュラ(1992)
ドラキュラに不死の悲哀だとかセクシーさなんぞを求める人って、その元にあるのはベラ・ルゴシやクリストファー・リーが作り上げたドラキュラ像なんだろうな。でも、原作ファンから言わせてもらうと、アレは全くの亜流。原作のドラキュラは醜く矮小な小男。つまり忌むべきモンスターなんだよ。過去の映画化作品なら『ノスフェラトゥ』が一番近いだろう。
はっきり言う。コッポラ、アンタ、ホラーの才能無いよ。コレと言い、フランケンシュタインと言い、モンスターの何たるかが分かって無い。味噌汁で顔洗って出直しやがれ! モンスターは恐れられ、忌み嫌われてなんぼだろ。
この映画は原作に忠実に作った、との触れ込み……。おいおい、なぁにが原作に忠実なもんか。ラストでミナがドラキュラの元に駆け戻るなんて、改悪もいい所。男達は何の為に遠路遥々トランシルヴァニアまで化け物退治に出かけたんだ? それを「ドラキュラ様ぁ~」みたいに駆け戻られちゃ立場無ぇだろが。原作ファンとしては断じて許し難い。『ドラキュラ』というと、みんなドラキュラを主人公にしたがるんだな。でも、原作では本当の主人公は、ヴァン・ヘルシンクであり、ミナを救出に向かった男達なんだよ。原作の『ドラキュラ』は、ミナ・ハーカー奪還&モンスター退治の物語なのだから。
モンスターってのは、恐怖の象徴。恐れられ、忌み嫌われるから魅力的なのだよ。攫ってきた女に同情されて腕の中で死んでいくドラキュラなど魅力の欠片も無い。ハマー映画見て勉強し直せよ、コッポラ。[ビデオ(字幕)] 0点(2004-04-19 04:54:06)《改行有》
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