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1. ドアをノックするのは誰?
二人の男女や数人の仲間が繰り広げるストーリーやレイプや結婚云々のオチはさておいて、なかなか面白い会話のやり取りやミュージックビデオのような美しく、斬新な映像など、なかなか見応えがあった。
ラヴシーンのねっとりした感じも見事だったし、特に会話も何もないけど仲間同士で銃でふさげ合うシーンは素直に凄いなと感心した。
「言葉」よりも「映像」で語る術は、なかなかのものではなかったか。
山登りはどういう意味があったのか分からないけど印象的なシーン。
仲間とクルマで地方に繰り出して、ああいう無謀かつ訳の分からない馬鹿げた行動をしたことがある人なら少しは気持ちが理解できるのではないか。
この映画に本格的なストーリーを付けるべきかどうかは議論があるだろう。
本格的なストーリーを押し出せば、映像で語るということが曖昧になってくるし、ストーリーをなくせば、映画とはいえず、90分をもたせることは困難になるのかもしれない。
この映画に限れば、ストーリーと映像の調和は取れている気がするが、個人的にはあと数パーセント、微妙にストーリーの方にチカラをいれても良かったかなという気がする。7点(2005-03-06 16:26:27)《改行有》
2. 泥棒野郎
30年以上も前の作品なのに笑いはまだまだ新しくかつ斬新ですね。
とにかく小技が冴えまくっていて、笑いのバランスが良い。
特にビデオ版はちゃんと字幕が「gun」と「gub」になっていてこのシーンは大いに笑わせてもらった。
奥さんとのやり取りにも引き続き活かされている点も良いね。
さらに独房に保険セールスマンは素晴らしい発想だった。
ラビはアレンがよく使う手だけどこれはさすがにイマイチ笑えない。
映画初監督で既にインタヴュー形式を取り入れていたのも驚きだった。
6点(2005-01-03 22:44:02)《改行有》
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