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1. 泥の河
主人公の子供達と同年代のオジサンです。映画と思い出を重ね合わせながら、心の奥の宝物をとり戻した感じ。当時の暮らしが懐かしく蘇り、胸を熱くしました。こうした特別な事情のある家庭は多かった。そしてそれを温かく見守り蔭で支えてくれる親切な人が確かに存在した…。
うちの近所の同級生の家族も、みんな貧しかったけど、とても優しく親切にしてくださった。小さな出来事でも、みんなで共有し喜ぶことができた。映画は昭和31年の風景を、昭和56年の時点で見事に描いているのにも感心。加賀まり子は、はっとするほど妖艶だった。[地上波(字幕)] 9点(2005-06-28 15:52:02)《改行有》
2. ドッジボール
ストレスふっとびました!日常に疲れていたハートをぐいぐいっとマッサージをしてもらった気分。ベルトとボタンを緩めて、スクリーンに入り込みましょう。ストーリーの細部が気になっても、テンポ良い展開で笑いとばせます。とにかく気持ちの良いコメディです。どのキャラクターも愉快ですが、自信満々で嫌がらせばかり仕掛けながら内面はコンプレックスいっぱいの敵役ホワイト(ベン・スティラー)の性格と演技は秀逸。彼に雇われながらも嫌気がさしライバルチームの一員となるヒロイン(クリスティン・テイラー)のスタンスも素敵。でも、実生活では奥さまとは…。
[試写会(字幕)] 9点(2005-05-02 12:30:55)《改行有》
3. 鳥の島の財宝
《ネタバレ》 鑑賞後に知ったのですが、昭和27年制作ということに、まず感動。
まだ戦後復興や新体制への順応に懸命の時代ですね。
アグファカラーの渋めの発色がチェコ社会を映しているようでした。
ゆっくりした展開と素直なストーリー。「はたらく音」という言葉が印象的でした。
ペリカン君の大活躍と、島に大事件があったことなど無関係に、季節と共にまた
歌を届けに来る渡り鳥の対比もすばらしい。
9点(2005-02-07 11:50:18)(良:1票) 《改行有》
4. 遠い空の向こうに
炭鉱しかない町、家族も人生もすべてが炭鉱につながっているという閉ざされた環境で、ロケット自作という主人公の夢が眩しかった。軌道計算をするために苦手だった高等数学も堪能になってしまう若いバイタリティ、そして陰日向にバックアップしてくれる女先生や炭鉱の職人たちも素敵。しかも、実話というのだから、もうラストは感涙ものです。9点(2004-11-11 13:44:03)(良:1票)
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