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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ドゥ・ザ・ライト・シング この監督は、自分の作品は20年後も30年後も見られるという意識がないのか、意識して(当時すでに)古臭くしていたのか、単に古くなったのかがわからない微妙な選曲と演出をいつも感じるのだが、この作品は特に違和感を感じる。とにかく古いしダサいしうるさいしついて行けない。ただ価値があるのはLA暴動よりも前の作品ということだ。偏らずリアリティのある群像劇。なぜ今やセンスの無いプロパガンダしか生み出さないようなしょうもない監督と化してしまったのか謎である。[インターネット(字幕)] 7点(2020-08-10 02:07:32) 2. ドラえもん のび太と竜の騎士 冒険活劇に振れているおかげで若干子供向きのキャラクターが多いが、純粋にSFとして書かれていたらどこまで傑作だったのだろうという進化論をモチーフにした作品。純粋な悪役がおらずさまざまなエゴが絡み合う展開も現実世界への皮肉が利いていて良い。若干ミステリー色もあり、細かい謎が最後に1つの線としてつながる瞬間は見物。子供の頃に見るより大人になってから見たほうが脚本の出来の良さに関心する一本。藤本先生天才です[DVD(邦画)] 9点(2012-09-14 09:33:24) 3. ドラえもん のび太の日本誕生 《ネタバレ》 太古の日本で面白い秘密道具を使いながら夢のある自給自足生活をおくるのび太たちに胸を躍らされ、冒頭から衝撃的な時空乱流、神隠し、しゃべる土魂などといった不気味な要素に肝を冷やされる。実際の人類の歴史などを取り入れた要素も上手く絡まり、ギガゾンビの正体などらしいSF設定も発揮された10周年の名に相応しい大冒険活劇。客観的に見れば海底鬼岩城や魔界大冒険などのほうが傑作だとは思うが、個人的に一番好きなのはこれ。特に序盤の秘密基地を作って生活してる辺りの楽しさは何度見ても心惹かれる。主題歌の時の旅人もいいんだよなあこれが・・・[地上波(邦画)] 10点(2012-09-08 07:04:49)(良:1票) 4. ドラえもん のび太と鉄人兵団 ストーリーの完成度にはケチのつけようがないが、個人的にサイエンスフィクションではなくファンタジーの方へ大きく振れているのは少しマイナスで、更にこれまでは隠されていた「メッセージ」が前面に打ち出されすぎ「蛇足」の多い左傾映画であること、出来は良い映画なのだが年端も行かない子供に見せるのは悪となりかねないのが残念だ。あと一歩でプロパガンダというテレビ朝日の意図が見えすぎる部分がありとても最高傑作などとは評価できない部分があるが、押し付けがましさものが多いメッセージの中ではなく、ある程度隠れた部分、キリスト教に対する強烈な皮肉が痛快で原作者の本来の意図はそちらにあったのではないかと思う。[DVD(邦画)] 6点(2009-04-01 10:31:05) 5. ドラえもん のび太の大魔境 風刺的な内容はなりを潜めているが実に教訓じみた内容。今ならジェンダーがどうのこうのとPTAから説教を食らいそうな描写だが、このジャイアンの男気としずちゃんのお淑やかさこそ我々の世代には理想とされたものであった。事実、大抵ドラえもんは映画しか見ないような我々の世代の母親はみんなジャイアンが好きである(漫画での悪党ぶりを見れば考えを変えるだろうが)。衛星からも観察できない雲に覆われた神秘の魔境「ヘビースモーカーズフォレスト」で独自の進化やらという、らしいSF設定。特にラストのオチなど見事な独創性である。海外での試写会では観客が理解するまで反応が遅かったというバックトゥザフューチャーが無条件で日本人に受け入れられたのはアトムやこのアニメによる下地があったからではないかとさえ思わせられる。子供向けアニメがインディジョーンズをやってくれるんだから日本の子供は幸せだ。[ビデオ(邦画)] 7点(2006-08-18 20:54:19)(良:1票) 6. ドラえもん のび太の海底鬼岩城 何に惹かれたのかは覚えてないがごく幼少の頃一番好きだったドラえもんの映画。実に良くできた脚本で、バミューダトライアングルと海底都市などの一般的な伝説を盛り込み、普段触れることは到底出来ない海底を分かりやすくナビゲートしてくれるそこらのハリウッド映画など軽く超越する神秘に満ちた一大アドベンチャー。本筋など自動報復システムなどという冷戦への風刺であり、ウケ狙いのしょうもない子供だましギャグの連発のみがかろうじて子供向けアニメであることを思い出させてくれる。遺骸の崩壊やジャイアンとスネオの「死」など子供なら本気で泣き出すに違いないシーンが多々あり、今でも評価は高く実際見た子供も面白いと言っているにも関わらず興行的にシリーズワーストクラスであったのは子供には見せたくない映画と捉えられたのが原因であるのではと思うほど本気で大人までハラハラさせようという話の組み方。バギーの漢っぷりなど母親をマジに泣かせにかかっており何故ターゲットを大人にまで向けるほど真剣なのか。「あなたのためなら壊れてもいい」「バギーであることが悲しい」なんてセリフに感銘を受ける子供が居たらそれは早く目覚めすぎだろう(笑)。子供向けアニメということを忘れた大暴走、そして大長編屈指の名作。[DVD(邦画)] 9点(2006-08-15 12:30:39)(良:2票) 7. トップガン It's the 80'sというテクノポップな音楽がクールな青春映画。軍の宣伝としても青春映画としてもミュージックビデオとしても完成度は高く、若者にアピールする「映画の一つの完成系」として思想的差異やいくつかの欠点には目をつぶり満点。さわやか~[DVD(字幕)] 10点(2006-05-04 18:33:55) 8. トッツィー 単発ネタモノのコメディなので特に掘り下げてレビューすることはない。ここでも短いレビュー多いですね。イメージで生きる役者の世界を皮肉った作品ではあるがそれも上っ面。よく出来たコメディなのでとにかく単発で見て軽く笑って終わるのが良し。あんまり深く考えすぎて自らも女装に走るなんてことは無いように…[DVD(字幕)] 7点(2005-11-15 02:19:26) 9. となりのトトロ 誰しも子供の頃、確かにそこで遊んだ記憶がある「洋館」だったり「空地」が翌日また行こうとしてもどうしても辿りつけないという経験があるものである。あるいは一度も来た事の無い場所で懐かしさを感じるデジャビュ。それをそのまま世界観として作りあげたような素晴らしいファンタジー。子供が見てもノスタルジックさを感じるという心底に触れてくる映画。久石の音楽も素晴らしい。私の中ではジブリの最高傑作[地上波(邦画)] 10点(2005-08-28 07:53:55) 10. ドラえもん のび太のパラレル西遊記 子供の頃何度も見た記憶あり。ドラえもん映画でも海底鬼岩城と並び1,2を争うほどはまった映画でした。今見ると内容は薄くアニマル惑星や日本誕生、魔界大冒険などのほうがいい話のような気もするが、子供が喜ぶエンターテイメントとしては良作の西遊記パロディ。ゲーム風の世界観が子供の心を惹きつけるのだろう。子供の頃惹かれたこともあり高得点にしておきます。アニメ点と普通映画点は別枠で[ビデオ(邦画)] 8点(2005-07-31 13:36:17)
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