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1. 東京マリーゴールド
《ネタバレ》 平均点数、低いなあ。市川準監督って、好き嫌い分かれるんだねえ。
わしは、ハマりました。よかったです。田中麗奈がどの場面をとってもしっかりと絵の中にはまっていて、つくづくいい表情をする女優さんだなあと感心しました。
しかし、あのCM、笑いました。あったなあ、あんなCM。しかも結構好きだった。野球小町って(笑)。[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-05-09 23:08:33)《改行有》
2. どろろ
《ネタバレ》 いきなりかなりネタばれで申し訳ないのですが、百鬼丸のあそこって復活していたんだ、って、ラストのどろろの金的蹴りを見て、思ってしまった人はかなりいたはず。▼結論から言うと、私以前のレビュワーの皆さんほどつまらなくは感じなかったです。子供の付き添いで(何せPG12なもので)見に行かされたのですが、正直、ここでのレビューの評判の悪さと上映時間を見てそれだけでなえていました。しかし、意外にも最後まで飽きることなく見ることができました。正直ほっとしています。▼もちろん、原作は好きですし、思いいれもありますが、マイベスト手塚治虫ではなかったので、かえって客観的に見られたのかもしれません。▼その上で文句を言うならば、技術的にはすごいのかもしれませんが、細部があまりにも雑で、映像にセンスを感じません。かつては黒澤明にしても溝口健二にしても、あるいはプログラムピクチャーの時代の使い捨ての時代劇を撮っていた諸監督にしても、一枚の絵として、画面にこだわりを持っていました。この映画は、技術に流されてそういうこだわりを、最初から放棄しているように思えます。映画館ならではの迫力で勝負したいというのなら、テクニックで目をごまかすべきではないでしょう。▼脚本も確かに他の人が言うように粗雑ですが、映像に説得力があればカバーできる範囲かとは思います。ただ、琵琶法師という格好の役どころを設定していながら、それが狂言回しにも語り部にもなっていないのは、これはまったく解せません。その枠組みができるだけで一つの様式が生まれたはずなのに。
[映画館(字幕)] 6点(2007-01-28 22:11:17)《改行有》
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