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プロフィール |
コメント数 |
496 |
性別 |
男性 |
年齢 |
42歳 |
自己紹介 |
皆様のレビュー、いつも参考にさせていただいております。私のレビューも参考になれば幸いです。
2012年以降忙しくなったので、レビューを一言にしています(上半期分は6月末にまとめて投稿)。参考にしにくいかもしれませんが、あしからずご了承ください。採点基準は以前と同様です。
私の連絡先はこちら⇒えむいーあーる75jp[あっとまーく]yahoo.co.jp |
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21. トラフィック(2000)
《ネタバレ》 練りこまれた脚本。トップクラスの演技。人々の交錯を淡々と映し出す独特のカメラワーク。アンビエントな音楽も効果的だ。ほぼ完璧に近い映画だ。しかし、なぜ?この平均点はなぜ?
答えはそのパッケージにある。アクション映画感丸出し。何度もビデオ屋でアクション映画のコーナーに置いてあるのを見た。非常に惜しい。アクション映画を期待して、この映画を観た人ならば、ほぼ100%失望するだろうから。東宝さんがどういう意図でこのパッケージを作成したのか、理解に苦しむ。
はっきり言って爽快なアクションシーンは全く無い。適度な緊張感とユーモアを孕んでストーリーは進行する。メキシコとアメリカで、麻薬をめぐって、作る者、流通させる者、取り締まる者、見逃す者の思惑が複雑に絡み合う。国家レベルから家庭レベルまで多様な視点で麻薬問題を的確に抉り出し、淡々とそれを提示する。しかし、その視点には一つ重要な共通点がある。それは「暖かさ」だ。刑事たちは巨大シンジケートを相手に絶望的で終わりの無い戦いを展開し、麻薬中毒者の家族は地獄を見る。しかし、一抹の希望を残し、映画は終わる。ドン・チードルは最後、軽快に走り始めるのだ。
デル・トロが少年野球を見つめるラストシーンは私の中で確実に五指に入る。この映画がもっと多くの映画好きの目に触れることを心から願う。[DVD(字幕)] 10点(2008-06-01 22:56:53)(良:1票) 《改行有》
22. トゥモロー・ワールド
《ネタバレ》 この映画は長回しがすごいということを観た後に知ったが、時既に遅し。DVDは返してしまい、確かめる術も無い。それが自然に見えるほど、終始緊迫感に溢れた映像だったということか。話の設定は強烈で、かなり期待を持たされたが、ストーリー展開自体には面白みが少ないと感じた。映画の中の様々な「謎」は最後まで明かされない(ことが多い)。イギリスだけがきちんと「統治」されているという設定自体が必要なのかが疑問だった。正直、イギリス人であることの認証の厳しさやあの不法移民の虐待ぶりを見ると、他の地域から密入国を図る意味がよく分からなかった。不法移民問題がこの作品のかなり中心に近い位置にクローズアップされているだけに、そこにリアリティが感じられないのは残念だった。メシアを見るように子供に道を空けるシーンは感動的といえば感動的だが、そこのバックグラウンド情報が足りなすぎる。撮り方は好きなので、この点数だが、けっこう甘め。[DVD(字幕)] 6点(2008-03-09 20:32:28)(良:1票)
23. 時をかける少女(2006)
《ネタバレ》 ここでの評価の高さから、鑑賞後の清涼感に期待して観ました。確かに、よくできた青春映画で、とっても良かったと思います。けなげで一生懸命な真琴のキャラは、誰も否定できないでしょう。あと、何よりも日常描写がうまくて感心しました。高校生の頃、確かにこうだったなあとノスタルジックな気分に浸れました。が、最後の千昭の台詞「未来で待ってる」の一言の意味がよく分からない。野球ができないほど荒廃した未来(おそらく相当先かと。逆に近未来ならそれも怖いが。。。)から来た彼とは真琴は結局会えないんですよね?真琴が「未来で待ってて」と言って千昭を送り出す展開なら、切なくて意味も分かるんですが、千昭が「待ってる」って言ってもなあとか思っちゃいました。「あんた、会われへんのに約束していいの?」みたいな。そこの解釈で悶々としてて清涼感3割減です。何か見落としてるんかなあ?[DVD(邦画)] 7点(2007-06-09 18:26:22)
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1 | 3 | 0.60% |
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2 | 3 | 0.60% |
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3 | 10 | 2.02% |
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4 | 22 | 4.44% |
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5 | 52 | 10.48% |
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6 | 119 | 23.99% |
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7 | 139 | 28.02% |
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8 | 94 | 18.95% |
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9 | 40 | 8.06% |
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10 | 13 | 2.62% |
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