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プロフィール
コメント数 731
性別
自己紹介 奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。

好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。

どうぞよろしくお願いします。


…………………………………………………


人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。


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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ドリラー・キラー 《ネタバレ》 アベル・フェラーラの映画は、常に「憎悪」がモチーフとなっている。何ものに対してか、彼の映画は徹底的に憎み、嫌悪し、やがてそれは狂気となって主人公を衝き(=憑き)動かして、決定的なカタストロフィを迎えるのだ。 実質的な監督デビュー作であるこの作品は、そういった“アベル・フェラーラ映画”のまさにプロトタイプにして最も鮮烈なものと言って良い。ここで主人公の画家(変名でフェラーラ自身が演じている!)が憎悪しているのは、ニューヨークという街であり、その街の真の住人ともいえるアルコールやドラッグにおぼれたホームレスたちだ。そして彼は、そのホームレスにはっきりと「自己」を投影している。それゆえ、小型ドリルで次々とホームレスたちを殺害することは、自分自身を“処刑”することに他ならない。 ・・・路上にたむろし、ゲロを吐いたりケンカに明け暮れるホームレスたちの、生々しい生態。そして、同居する2人のガールフレンドやゲイの画商、同じアパートに越してきたロックグループとその取り巻きたちによる練習風景(そのダウナーで投げやりな演奏ぶりが、妙なユーモアを醸し出すのも良い感じ)の描写に、“街(N.Y)=私(MY)”への嫌悪と憎しみに取り憑かれていく主人公の姿が、きわめて感覚的に、だが説得力をもって浮き彫りとなってくる。それがこの低予算ホラーを、特異な「アート」作品たらしめている理由だろう。 (とはいえ、映画のラストだけはメチャクチャ怖ろしい。そこで主人公は、元ガールフレンドが恋人の男と暮らす部屋に侵入し、男を殺害する。と、突然画面は真っ赤となるのだ。その後は、主人公がベッドにいるとは知らぬ彼女の、「もう寝たの?」「ねえ、もっとこっちへ来て」などという声だけが聞こえる。そして、沈黙・・・。いつドリルの音と、彼女の断末魔の悲鳴がとどろくのかと、心底震えあがってしまった。) これでもう少し、ぼくが見たDVDの画質・音質が良ければ・・・と思わされたものの、全編にわたっての禍々しい“不穏さ”はそんな劣悪画面からもじゅうぶん伝わってくる。やはりフェラーラ、恐るべし。[DVD(字幕)] 9点(2010-09-22 10:20:08)《改行有》

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